2話 ドキドキ新生活
移住区につくなり、色々説明された。
移住区エリアと電子体対策本部は隣接し、いつでもテロに備えてられるように配置されている。
普通のコンクリートの建物だが、移住区ってもあり周りは公園などある。
「指定の部屋割りされていると思うけど」
「ああ、これかな?」
手のひらのデジタル媒体を出す。
トランシーバーみたいなタブレットなのだが、宇宙から地球に落としても割りと丈夫に出来ているハズだった……画面が見事に割れてくもってやがる。
申し訳なさそうに彼女が頭を下げてきた。
荒野で野宿になるよりは、マシだろうな話を彼女とフォローした。
でも、どうしたものだろうな……。
「あの、私の部屋にくる?」
ドキドキですよね、言われてみたかったわけですが……。
聞き違いかな?
顔を青ざめて、足をもじもじさせる所を見ると咎められるのを気にしてなんだろうが……。
「はて……」
「だから、部屋にくる?」
「いいのかな?」
「バレなければ…しょうがないじゃない私が悪いわけだし……」
彼女は、かなり心肺停止させた事が気にしてる……。
あの荒野、検問スタッフさんいわく時々見捨てられてるらしいのだから別に見捨てて良かったもの……。
荒野に飯なし野宿とたどり着けない移住区の状況だったらどっちみて死んでたわけだから別によいのにな。
彼女の情につけこんで夜な夜な襲っても良いのかな?
「引き殺したのばらさないでください……」
「ばらしたりはしないから……」
そんなに眉を下げで上目遣いに上目遣いされたら。
「だから、端末修理と落ち着くまで部屋にいていいから」
「はい」
泣きそうな、彼女にはイエスとしか、言えません。
ーーー
移住区はマンションのようになっている。裏口の非常階段から入り。
こそこそと、足音たてず入り込む。
「静かにね」
「あぁ、なんでまた?」
そう言うと彼女は、三階角部屋をガードキーで鍵を開き押し込められた。
「ドキドキした…」
「俺もドキドキしてきた…」
「ドキドキだよね、女子寮だものバレたら管理人に移住どころか支部に入れなくなりますしね」
「…………………え?!女子寮」
「そう………女子寮」
「あ……ぁああ!!」
「ごめん、こうするしかなくて…」
手を揉みながらもじもじさせて怒られた犬みたいな表情やめてください。
オコじゃないよ、オコじゃないからお願いだから、叱られたやめて……感じ可愛いから。
「あの、ごめんなさい。でもお互い様だから…特別にだから」
「あの……誘ってます?」
きょとんなる彼女が、みるみる赤くなっていく。
まじ可愛いですよ。
「とりあえず、座ってください」
ササッと言わんばかりに椅子に座らせられた。
彼女の部屋は、椅子に机とベットがあり飾り気ない言ってしまえば質素だ。
彼女も椅子をひっぱりだし、前に座る。
「あの自己紹介しましょう」
「確かに…橘 要です たちばなでもかなめでもお好きなほうで」
「じゃ要さんで、七瀬 あかねです。髪が赤いからつけられました」
「ハハッ……わかりやすいですね」
「はい……、よく言われます」
笑顔のキャッチボールが始まる。
流石に女の子部屋は落ち着きません。
「あの……お腹すきませんか?」
「まぁ確かに空腹ですが……食欲はないですよね……死にかけたから調子わるいみたいでして……」
しまったと、車で引き殺したんだったと彼女は青ざめていく。
「空腹は良くないですね、おかゆでも作りますか?気分まだよくないですか?」
「気分的には、まぁまぁですが、胃がなんかね……」
体調は大丈夫ですか?痛いとこあります?骨折あるかもしれませんなど心配されているが
「とりあえず、今は安静にしてれば大丈夫です」
「死にかけたのに身体心配ですよ……それと、あのですね、今日の事は内密にですね……していただけませんか?」
「引き殺した件は誰にも言いません……」
「ありがとうございます……バレたら支部に追いやられてしまいます。あっと……端末修理ですが、修理より、えっと……あ……明日の朝に至急申請を出せば直ぐできますので……」
費用を立て替えますからと涙目に
なんかいじめてるみたいで嫌なのですが。
「今日はとりあえずおやすみになってください」
「ええ、はい……?」
彼女はガタンと立ち上がりる、おもわず体がビクンッなってしまった。
「ベットにおやすみになってください。ささっ」
「嫌流石に……女の子ベットに寝る変態じゃないので」
「でもぉ……死にかけたわけですし……安静に寝てください」
無理矢理、ベットに押し込まれた。
そのまま電気を消灯されて、彼女の香りがするベットに包まれたらなぜかうとうとしてしまった。
なんだかんだ、今日は死にそうになるくらい疲れた……文字どおりに。
闇に包まれる……。
何時間たってから、ふと目覚めたら彼女は腕を組んでテーブルに寝ている。
「殺人未遂はしてないよぉ……やめて支部追放しないで……」
トラウマになるくらいうなされている。
様子、流石に可愛いそうなので、シーツをかけてあげた。