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異種界  作者: とも行
電子体決戦
12/28

12話 復興と別れ 死者に洗礼を

三ヶ月後、フランス支部は支援部隊が到着。

アジア大陸の真ん中まで来てもらえた。

道中に静かすぎるとか、呪われてるじゃないかとこぼす、フランス兵士。


100台の医療ポットの設置で、怪我人と病人は解決。


インフラ整備はアジア残存兵士と志願者を募りフランス支援部隊と合同で行われた。


居住区の再建をすすめる。


気さくにフランス人は話しかけてきて好印象だ。

日本人と知るとよってくるかたもいる。


ジャパニメーションとか、サムライの生き残りとか武士とか言われたりな。


やっぱり黒人も多いのよ。

もともと難民受け入れ問題とかうるさかったが、幅広くいろんな国の人がいた。


もちろんフランス部隊に日本人がいっぱいいた。

なんか、変な感じがする。


今の日本人は、ほとんど島の外に大陸渡ってしまってるから。

核使用で日本の4割水の中に沈んだから。

アメリカと中国に餌にされたんだけどね。



それもいて、サムライの生き残りとか言われてんだろうけど……まぁ、悪い意味でも使われるから素直には喜べない。


今日は医療ポットに入れる日がきた。


目が悪いから手を握ってくれとあかねさんに頼んでしまった。

駄々をこねてない、駄々をこねてない。


「完治したら手は握るのやめます?」

「ん……やめる?………あー………どうしようね?」

挙動不審になってしまったじゃないか、察してくれませんかあかねさん。

「とりあえず、医療ポットに入ってください」

「はいな」

奥行きのコクーン型にはいり、ポット事横になった。


ミストが噴射し充満していた。

これは、右腕を医療アームでスキャンする。

「右腕ソンショウホネにヒビガアリマス。シンケイにキズガアリマス リョウメにキズカクニン マスイシマス」

「ん?」

バシュ

「ウグッ」

背中から刺された。

「感覚がマヒさせます。シマスカ?」

「ハイ」

「医療完了予定時間2時カン、ネムリマスカ?」

「麻酔で眠らせてください」

「ハイワカリマシタ」

「セナカイタクシマス」

バシュシュシュ

「ひぎぃ、何故一ヶ所じないの」

「麻酔ヲハヤクキカセル為です」

確かに眠くなってきたが……。


体に抵抗を感じた。

重力が足裏に変わる感覚。おもわず、跳ね起きたが。

医療ポットが、横向きにから縦向きになっていくところだった。

「オメザメハイイデスカ」

「はい、いいえ」

「リョウカイシマシタ、シンケイシゲキシーケンスにハイリマス」

バチバチバチバチバチ

背中の肉が震える。

「やめてやめていたいよいたいよいたいよ」

「リョウカイシマシタ医療ハブジシュウリョウデス、キズグチハヒラカナイヨウニシテクダサイオダイジニ」


「ふぅ……この医療ポット壊れてるんじゃないか?」

「医療経過データの期待値は完治に近いみたいだけど……かなめさんどうですか手と腕の感触」

「痛いけど、感覚はまぁまぁかな」

手が震えてるが前よりは動く。

「リハビリに握りますか?」

彼女の頬は赤く染まっていた、目も見えることでまじまじ見えるとちょっと恥ずかしいよね。


でも、可愛いから握る前に頭を撫でてやった。


ーーー


戦死者に別れの挨拶が行われる。


まず、デジタル脳のデータを展開する。

累計、1万と5684名を擬似投影する。


始まったのは断末魔だ。

記憶が死ぬときまである。

「ぐっ……」

式典用の軍服を来ながらダリルは立ち尽くす。

「俺がみえるか………?!」

ダリルの前のカメラが迫ったり離れたりしている。

カメラがデジタル脳の目になっていた。

デジタル脳のデジタル音声からダリルの声をよぶ声もする。


状況をつかめないままのやつもいる。


「諸君、立派に支部を守り。そして、無念に終わったやつもいるだろう……だが、見てくれ俺や廻りや支部を……守れたんだ守りとおした。お前らが繋げたこの支部を誇りだと思う。お前らに見せれて俺はうれしい……無念なのはお前らは俺より上の階級になったやつや女も男もしらねぇ……恋とかもしねぇで死んじまった奴がいたりするわけだ。だから余計に頭があがらねぇ、だからよ。責めて、俺からお前らにありがとう言わせてくれ。」


言葉が詰まる、擬似投影のやつらの顔がみれねぇ……


「ダリル中佐、ヘッドレックスは生きてるか?」

ああ、生きてるよ

「ダリル中佐、やっぱり守護神だったよな」

今回は俺のアイディアじゃない

「ダリル中佐、泣くなよ。俺まで泣けるだろ」

泣いてやる、お前らに泣いてやる。

「ダリル中佐、支部は俺の故郷だ。故郷を守れて嬉しいよな」

擬似投影どうし分かち合いやがって、ちくしょう。

「ヘッドレックスの顔見れないのは、寂しい」

ヘッドレックス!!裏に隠れてないで出てこい!!

「中佐、顔あげろよ」

ああ、無様にみせれねぇんだよ。

ヘッドレックス出てきやがれ

「中佐、なんだ。ヘッドレックスいるじゃねぇか」

ハッ

「うしろ、後だよ、中佐」

「見ろよ、あのヘッドレックスが泣いてやがるぜ。鼻水を垂らしてやがる。」

「ははっ、確かにざまぁーねな、俺達が泣かしたんだぜ?!なんて良い日なんだろうな」

「たしかに。良い日だな」

「ああ、一番良い日だ……、ヘッドレックス!!中佐の後から出てこいよ」

出てこいよ、ヘッドレックスみせてやれ。

腰に手を前に押し出す。

「………はは、腕がとれてやがる。好きなトカゲみたいに生やすんだろうよ」

「生えてくるに決まってるだろ、ヘッドレックスだからな」

「ヘッドレックス、軍人やめたら承知しねぇからな……俺らの思い無駄にするんじゃねぇからな……ちくしょうお前の傲慢な所が嫌いだったけどよ……好きになっちまったじゃねか」

「大嫌いだったよな皆ー」

「嫌いだ」

「だからよ、これからも嫌いなまま終わろうぜ」

「李少佐、最後に傲慢に気張らしてくれ」

ヘッドレックスやってくれ


「ちくしょう、ちくしょう……お前ら大好きだよバカヤロウ。いいかお前ら天国でまってやがれどんなに上官なろうが基礎教えてやる、徹底的に鍛えやてやる。天国でヘタレやがったら徹底的に教えてやるだから待ってろ天国」


「聞いたか……相変わらず恐いよな……」

「だから、天国にはやくくるなよ。長生きしろよ後、俺には成人で女できなかったからはやく結婚しろよ。中佐もな」

「ばかやろう、中佐はしたくてもできないだよ。手を出したのは総括だからな」

「ハハッやばいだろそれ。でもヘッドレックスおまえは奥さんみつけろよ、絶対な」

「ばかやろう、お前らこそ天国で結婚しろよ」

「ハハッ確かに」

「そろそろ、お別れしようぜダリル中佐、李少佐。」

ああわかったよ、バカなやつらなんてこれっきりだ。

「上官へ敬礼」

ダリルとヘッドレックスは敬礼をする。

擬似投影がすべて終わる。


ダリルとヘッドレックスは、二人とも力尽きるように膝をつき。

枯れるまで泣いていた。

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