11話 バラバラな戦場 後半
分厚いドアを空け。
壁にかかるとって次から次へ引く。
数少ないパルス銃をマガジンをかき集める。
バフルバックに押し込む。
ダリルは、少年にバックをたくす。
「かなめ、こいつはお前に頼む!!」
「わかった!!」
「中佐!!やつらが来ました」
「はやいじゃねーか」
つぶらなカメラアイを五つがドアから覗きこむ。
「人間ども……小賢しいめ、俺には通用しないぜパルス対策はしているからな」
肉声音がこだまする。
ダリルは、手をキカイに向けた。
小さな爆発音を五回鳴り響かせた、同時に鼻をツーンとなる。
カメラアイがくもるようにひび割れていた。
「ははっ、古い銃だぜキカイやろう、かなめ走れ」
奴の下を滑りとおる。
背中を捕まれそうなったが、振りほどく。
支部外れに向かう、倒れてるバイク拾って駆け出す。
すぐに追い付かれてはバイクが倒れる。
「グッ……」
体がまわる腕が曲がらない方向に曲がってやがる。
電子体は、目の前にいた!!
ちくしょう!
電子体を頭部に掴み、パルス銃を連射する。
たおれてくれたおれてくれたおれてくれ
排気音が鳴り響く、ジープが突然電子体を跳ねた。
頭がフラフラになる、脚がおぼつかない。
「……大丈夫か?」
スキンヘッドが血に染まったヤツが腕を捕まれ担がれ、ジープに乗せられる。
「かなめ……大丈夫か……?」
「ああ、大丈夫だ……」
「爆弾準備しろ……」
地面にマガジンをばらまく。
パルス銃で打ち込む。
その衝撃が、マガジンどうし反応し一気にパルスを撒き散らす。
小さなキノコ雲が見える。
ジープが縦にまわる、シェイクされる感覚だ。
意識は限界だ……これで電子体は無効できたはずだ。
ーーー
「かなめさん……かなめさん!!かなめさん!!」
ガンガン鳴り響く、ぼやけて見える。
はっきりみえない……、赤い髪のショートヘアーとこの声は……。
「あかねか……」
「良かった……意識は戻ったみたいで」
顔にポタポタ涙が落ちてきてる、指で涙をはらってあげ。
頭を撫でてやる。
「ここは?」
ベットに寝かせられているし、まわりも俺と同じに横たわってるやつがいた。
「医療センターです、どこかもちこたえました。ありがとうございます」
「あかねも無事でなによりだけど……ダリルは?スキンヘッドは?」
「無事です……あっとそれから……あれから二週間たちました」
「二週間?まさか……そんなに?って痛……」
折れた右腕を見ると、ギブスがしてあった。
「落ち着いて聞いてくださいね……あまり言いたくないんですが……」
眉を下げ、腕を見ながら、言うのを明らかに躊躇した。
ああ、なるほど……。
「完治しても腕が動くかわかりません、麻痺がのこります」
「ああ……」
やっぱりそうだよね……、良いんだいんだ。
これはいいんだ。
「支部が守られたんだろ……?」
「……………はい!!」
きっと彼女は涙してるだろう、泣かなくて良いんだ。
目がぼやける。
ーーー
腕を見ながらボッーしていたら奴の声がする。
「かなめ……起きたか元気そうだな」
「ダリル……」
声が震えてるぞ、嬉しいのか
「かなめ……ありがとうな……助かった」
「いや、良いんだ。ダリルも胸はってくれ。ダリルは怪我は大丈夫なのか……」
「俺は、なんとか大丈夫だった。ヘッドレックスがな……」
「スキンヘッド刺青の人………?無事だって聞いたが」
「いや、無事だったんだが……俺をかばう的に腕を潰しちまってな……」
「………ダリル……生きてる。ヘッドレックスも攻めたりはしないと思う」
「中佐、そいつの言い通りだ。中佐を助けられて良かったとおもう」
ぬっと、スキンヘッドが現れる。
「ヘッドレックス………すまない」
「やめてくださいよ、上官を守れてたのは本望ですから」
軍人じゃないですけどねっと豪快に笑う。
「レックス……不便があれば力に乗るし、これからの生活面は俺が見てやるだからいつでも、わがままいってくれ……」
「………なら、死んだ兵に別れの言葉をきいてやってください」
器用にバックを口で開かれて、中身を首で掴み置かれた。
兵隊のヘルメットだ。
「中佐、死んだ兵のデジタル脳のコピーがはいてます。私は軍人じゃなく威厳がないです……中佐頼みます……代わりに言葉を聞いてください」
ヘッドレックスは、男泣きした。
大粒の涙を滝流しして、腕は顔に届かない。
ダリルは、頭に抱き締めていた。
ダリルも嗚咽を噛みしめ、噛みしめ。
肩を震えさせていた。
ーーーー
久しぶりに外に出る。
半壊した建物は、ぶっ壊れ道を塞いでいた。
遺体を見つけるなり、端末の地図を表示しながらチェックする。
電子機器は九割は壊滅した。
手探りで探すしかない。
無線をとり一言いれる。
「あかね……またみつけた。収容員よこしくれ」
「了解………無理してない?」
「大丈夫……もうちょっと付き合ってくれ……」
「はい……」
遺体を見つけては無線であかねに報告する。
気がすむまで続ける、朝から朝まで不休で続ける。
それでも、あかねは無線ごしにいてくれる。
寝落ちしているときはあるがいてくれた。
一週間続けたら朝、珍しくあかねが無線ごしじゃなく。
目の前にあらわれた。
「かなめさん……打ち切られました」
「もうか……」
「はい……」
俺は重く、座り込み。
もう何もできない。
あかねはしばらく見ていたが、隣にきて一緒に座り始めた。
「落ち着くまで……待ちますね……」
戻ったら、終わってしまう気がした。
まだ、行方不明なやつもいるのに
「あなたのせいじゃないから……」
「うん……」
「かなめさん……家に帰りましょう」
両手をあかねは、優しく俺の目を見ながら包んでくれた。
弱音を全部吐いてしまいたい。
ダリルとヘッドレックスを思い出したら弱音なんて吐いてられない。
まだ俺の、弱音なんてちっぽけだ。
「あかね、帰ろう……」
「はい……!!」
でも、ちっぽけな弱音ならいいよな
「あかね、手を握ってくれないか……」
「………はい、喜んで」
ーーーーー
1ヶ月後、電機ロックを重機でシェルターが無理やり開かれた。
シェルターは200人収容できる、寝るスペースに食事や医療品や雑貨などそなえつけている。
シェルター13、開けたら異臭がひどかった。
若い兵士が、女をレ○プした。
男どもは力まかせに支配し、次々と女性を襲った。
シェルター54、あけたら電子体が紛れていた。
機能停止はしていた、生存者なし。
肉片だけが山となってかき集められた。
シェルター103、怪我人の感染症蔓延。
シェルター326、電子体がたてこもる。死者、20名弱。電子体は排除できず、取り逃がす。
シェルター452、全員死亡、原因不明。自殺や殺人の可能性あり、詳細は兵士のデジタル脳化されたドックタックから尋問予定。
なお、デジタル脳展開装置は起動不能により見送り。
リストは、続く。
「インフラ整備にモラルの整理か……お手上げだよ」
「インフラ整備を進めたらみんな落ち着けるはずだ、他の支部とは連絡は?」
「三日後、フランス支部から応援くる。ロシア支部は沈黙したまま」
「ロシア支部が近いのに相変わらずといった所だな……」
「問題おかしたやつらは収容所に止めるのもなんかな……」
いっそ、自殺しないか……
支部はもう維持できない。
「ダリル助けてくれよ」
「女々しいじゃないか……気張れよ」




