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異世界で作る生きる意味  作者: とある作者
第零章 プロローグ
2/13

おれの平凡な、日常

 桜崎高校二年生 堺井 真 17歳 スポーツはそこそこ、シャトルランが90回ぐらい、勉強は、そこそこ悪いぐらいである、数学40点 理科70点、そんな感じである。

 

 家族構成は、母、父、姉、祖父、と一緒に暮らしている。ちなみに、姉は超美女であり、主人公とは似ても似つかない、その姉がいつも真に、「やったー、五股に成功した」と、報告するのが日課である、真の苦しさやストレスを、上昇させる原因ともいえる。 

 そして、この家族は引っ越しもよくする。小学生の時に3回、中学の時に2回である、堺井に友達ができにくいのもそのためである。性格としては、昔からの冒険心からくる好奇心旺盛な性格がある、それと、最近の生きる意味を作るために無理やり作った、ちょっとした正義感もある。

 特技は、現実逃避と逃走、悲しい奴である。

 しかし、そんな堺井にも、彼女を作りたいという思惑もあるため、昨日のようにとても、悲しいことをしてしまうのであった。

 

  そんな境井の悩みは、一週間前に見た番組でやっていた、「生きる意味、あなたにはそれはありますか?」を見てしまい、そのことをうけ、境井は、なんていうか、自分て生きている意味なくね?と、思ってしまいネガティブになってしまったことである。

 しかし、しかしである、そんな堺井にも、転機?が訪れたかもしれないような日が始まったのである。




 


 










 「チュン、チュン」

 「・・・・・・・・・・・・・・・」

朝からのんきに、雀の声が聞こえてくる。


 昨日は真に散々だった。


不良に追われるなんて、いったいどこの主人公だよ、まあ所詮、俺みたいな平凡で、生きる意味のない奴が女の子助けたって、神様からのご利益があるわけでもない。


 むしろ、不利益が来た、家に帰ったら、姉が俺を玄関に迎えに来たのである、こいつが俺を玄関までわざわざ迎えに来ることはただ一つ、それは、「わたし、また五つ又に成功したのー」という、もはや、イジメともとれる自慢の嵐がやってきた、不良から逃げ切ったという大仕事をした後に、もうマジで勘弁、姉の自慢の嵐は、夕食が終わるまで続いたのであった、姉が自分部屋帰った後、姉と付き合うことになってしまった、不運なイケメンどもに合掌し、いつも通りにテレビを見ることにした、そしたらまたやっていやがった、例の番組が、マジで不運、結局テレビを見るのも嫌になり、そのまま寝た俺であった。


 そして現在に至る、まあとりあえず、こんなことをいつまでも考えていては、通勤電車に遅れてしまうので、さっさと着替える、俺であった、


 着替えた後、朝食を食べようとしたら、台所に姉がいた。



 「ふっふっふっ、今日は私が朝食を作ったのどうしてか、わかる?」


 実に機嫌のいい姉、スクラップにしてやろうか?


二十歳のくせに、そんな事を言う姉に対して、一瞬本気でそう思った、俺であった、


 しかし、そんなこと実行できるわけなく、また、姉のほうが立場的に強いので、文句も言えなかった俺は、結局、昨日姉の自慢していたことを言うことにした。


 「久しぶりに五つ叉に成功したこと?」


ぶっきらぼうに俺はそういった。


 「何よその言い方、もしかして・・・うらやましいの?なんならわたしが付き合ってあげようか?」

おもしろげにそういう姉、正直言って、たとえこいつが姉じゃなかったとしても、性格の関係上、NOである。これは、我ながら、断言できると思う。


 「全身全霊、総力を掛けて、拒否する」


 「なによ、詰まんないやつ」

 そんな事を言っているが、実は、そんなおれの反応を見て笑っている奴である、ほんと性格悪いな、お前は某独裁者の嫁にでもなれ、そして、金でも巻き上げていろ、世のため人のためにのなる。


 「なんかいい番組、やってないかしら」

そんな事を言いながら、リモコンを操作する姉、今だ!この隙に、この、実にむかつく姉の作った朝食をたえらげるべし、

 

 猛スピードで、朝食を食い終わった後、さっさと、玄関へと向かう俺、どうだ、早いだろう。


 「じゃあ行ってきます」

 「って、いつの間に!もうすこし、私の話を・・・「バタン」・・・・・詰まんないやつ」


 そう言いながら、自慢の美しい笑みで、笑う、境井姉であった、


 



 境井姉の変えた、チャンネルには、例の番組が、やっていた・・・・・・



 「そう、ほんの一つの、何度も何度も諦めない精神と、冒険心、そして、ほんのちょっとの勇気があれば、生きる意味は、作れるのです。」


 



 


 



 


   


 


 


  


 



 


 とりあえず、脱出に成功した俺は、いつも同じの道を歩き、いつもと同じ時間の電車に乗り通学をいた。


 「はぁ~、こんなことを言うのもなんだが、なんというかあの番組を見てから・・・いつも、まったく同じ行為をしていて、生きている意味がない、そんな気持ちになっちまう・・・・」


 


 


 


 

 電車を降りて、徒歩で学校に着いたらからって、べつに、友人と親しく話すわけでもないのである、悲しいかな、俺、友達が少ないのである、部活も、運動部なんて入る気にもならなし、文化部もなんというか、めんどくさいのである。なので俺は、絶賛、帰宅部である。まあ、これがおれの生きている感じがしない原因でもあるのだが・・・・・まあ、これでいいのではないのかという考えも、俺にはある。

 「うん・・・・・」

 おれはうつぶせながら、黒板の前に立っている。女の子をぼーと、見つめた。


 まあ、一様俺にも、健全な思春期まっさかりな男子高校生なのだから片思いの相手ぐらいはいる。

あそこの、黒板の前で、女子と話している、茶髪の腰にまで届く長い髪に、黒い瞳の子が、そうである。

名前は、黒野ひとみ、まあぶっちゃけ、彼女、この学校でも上位を争うほどの美しさである、俺が彼女と付き合うなんて、天地がひっくり返っても起こり得ないと俺はしみじみ思うのである。


 だから別に、付き合うのが彼女でなくてもいい、とりあえず、俺は彼女を作りたいのであった。

 姉に対抗したいという気持ちを別にしても・・・・

 

 「はぁーーーーー」と俺は、彼女を見て現実に打ちのめされたあと、トイレに行こうと思い、立ち上がった、



 

 当然おれはその時、足元なんかをよーく注意してみているはずがなく、次の瞬間に訪れる悲劇に対処できなかった。


 


  


     「ぐちゃっ」


 





 「・・・・・・・・・・・・・・・・・なんか踏んだな・・・・」

おそるおそる足の裏を見ると。


 


     






        ガムであった。


 「はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

 と俺は、大きなため息をついた。

















 夕日がいつの間にか照り、俺は普通に学校が終わった後、帰りの電車に乗るために、A駅に向かっていた。


余談だが俺は、小学生の頃は、大の鉄道ファンだったので、結構電車通学にあこがれていたのでもあった


 ちなみにその黒歴史として、おしいれの中にある一個三万円もする電車模型がいっぱいあったりもする

そういえば昔俺がお化けのごとく大量の鉄道模型を買おうとした時、姉に止められて銀行に預けられたときもあったよな…


 昔のおれは、かなりいじけていたが、今となっては感謝したいほどである。



 しかし、なんというか、あのころは毎日が充実していたような気がする。なぜだろう。


 まあとりあえず、俺は特に理由はないが、早めに帰るため、小走りで駅まで行った。


 


 駅で電車に乗った俺は、窓の景色を、見ていた、夕焼けがきれいだなーと、ぼけーとみていると。


 「おら!そこどきな!そこは、俺が座るんだよ!」


 ん?どこかで聞き覚えがあるような声が・・・・・・

と俺が、その声をしたほうを見てみると、


 「ってやべ、昨日の不良じゃねーか」


 そう、昨日の不良がまたもや、人様に迷惑をかけながらいたのであった。

 「かかわらないようにそっと逃げるか」


 と俺は、逃げようとしていた、しかし


 「ひ!」

 「お!こいつかなりの美人だな、俺とつきあわねー?」

 「やめて、だれかたすけて、」


 !!!!!!!!この声、黒野ひとみじゃないか!


 と俺は、ふりかえった、やっぱり黒野ひとみであった。


 「う~、誰もが見て見ぬふりをしてるし、昨日みたいに、突入しても、電車の中じゃ、一方的にぼこぼこにされるだけだ、ガラスを血を流し、笑いながら殴ってきたやつだし!逃げたほうが・・・・・」


 確かに、こんなところでまた昨日と同じように突入しても、またもや、助けた女の人に礼も言われず、またもや、不幸なことを量産するかもしれない、だけど、このまま、いつもどおりに、家に帰って、ゲームして、テレビを見て、それでいいのか?なんといか、今までどおりにやっていても、一週間前に見てしまった番組の、生きる意味を作る、ということなんかできるのか?



   なら・・・・・・・















「う・・・・・・・」

「おい!付き合えって言ってんだろうが!」男が黒野の腕をつかんで怒鳴った。


「おい!」



「は?」




   





    「やめろよ。」



 おれは、決心を半分、恥ずかしみを半分、そう言った・・・・・・・・・・・・・



 


































 

 



 



 





















 









 



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