プロローグ
どーも、とある作者です。初めて書いた作品なので、駄文だと思いますが、よろしくお願いします。
それは、ある晴れた日の夕方だった。見惚れるほどの美しい夕日が町を照らし、人々にまるで、明日もがんばってください、と言ってるかのような夕日だった、しかし、そんな美しい夕日を尻目に、現在進行形で、逃走している男がいた。
「---はっはっ あー俺はもう本当に馬鹿だ!」
この今、大声を出しながら走っている俺は、何というか、絶賛不良に追われているのである。その証拠に後ろから、「おらーまてー」というこえが、聞こえる。マジで幻聴だったらいいのに
「あーなんで俺はあんな馬鹿な事をしてしまったんだ・・・・・・」
それは、今からおよそ五分前の出来事であった・・
俺の名前は、境井 真 俺は、実にごく平凡な高校二年生で黒髪黒目の日本人である、別に将来の夢が総理大臣とかではないし、それ以前に、将来の夢だなんて考えたことがない、頭だって、そこまでよくはない、せいぜい理科が得意なぐらいである、そして、そんな俺には最近できた悩みがある、それは、この前見た番組についてであった、なんというか、その番組は、世の中の平凡に生きている人にとっては「あなた生きている意味ないですよ」と、断言しているような番組であった、おかげで俺は最近、ネガティブである。
とりあえずまあ、そんなこと関係なしに、前受けた期末テストの点数が良かったことから、今日の俺は、それこそ軍隊のごとくバンザーイバンザーイと喜んでいたのである。
なんというか、普段では百円ですら使うことをちゅうちょするのに今日だけで、すでに千円ぐらいは使ってしまった、いまでは無駄づかいだったとは思っているが、それだけならまだ許せる。
しかし、そこで不良に絡まれている女の子を見つけて、助けてみよーかなーと思ってしまった。 自分でも調子に乗っていたと思うし、やっぱり、彼女がいなくて、女性にもてようとした気もあったわけだし、自分は、別にそこまで運動はよくないし、シャトルランだって90回程度である。しかしまあ、相手はひとりだったし、さらに、この前見た番組の影響か、生きる意味というのを作ってみたい、という思惑もあった。それらが手伝って、大丈夫だろうと突撃したら。
まあ強いこと強いこと。一様盾として持っていた、そこらに捨ててあったガラス板を問答無用でぶちこわしてるもんな~、手から血をながしながら、しかも笑っていやがる、女の子はとっくに逃げているし、とりあえずおれは、考えた末に、大破した窓ガラスを相手の方へほっぽり投げて逃走したのであった。
「はっはっ とりあえずまいたか?」
地の利を生かして一キロほど走った後、俺は立ち止り、後ろを見てそう思った
しかし、境井は、逃げ切った喜びよりも、脱力感を感じていた。
(・・・・・・あーあ、なんというか、せっかく助けた、女の人にはお礼も言われず、結局、不良の怒りを買っただけかよ・・・・・・・・もしかして俺、本当に、生きている意味ないのだろうか)
しかしこのままネガティブ思考に落ちていては不良に見つかってしまうかもしれないので、なんとかポジティブになろうとした。
(たしか、この前国語で習った。不幸は幸運に転ずるとか、幸運は不幸に転ずるとかあったな・・・)
そんなことをおもいだし、おれは強制的にこのネガティブ思考から逃げるために結論ずけた。
(期末テストを受ける前にも、不幸なことがあったから・・・もしかしたら次は彼女ができたりして!)
と、都合のよい思考になった境井であった。
しかし、残念ながらこれから起きることは、幸運どころか不幸?なことが起きるのであった。