第28話 何だ、アイツは? 僕と同じ…?
監視カメラとドローンの空撮で
くみ達の行動はバッチリ映ってる
うひひひひ
遂に到着したねw
僕の愛する王妃くみと…
何だアレ…?
余計なムシが一匹…
くっついて来た
ホントにアイツは余計なんだけど
くみの足代わりのアッシー君として
ここまで彼女を連れて来た事は
一応評価してあげよう
君への王様からの褒美は…
『死刑』だw
謹んで受け取るがよい
うひひひひ
よしよし
浜を抜けて林に入ったな
君をまた僕の思う通りに調教出来るのは
もうすぐだね、くみ
楽しみで仕方が無いよ
それはそうと…
君は驚くだろうな
僕の館は
君を幽閉していた時とは全く違うからね
新しく生まれ変わったんだ
君も気に入ってくれるといいな♡
外観には、特にこだわったんだよ
イメージは『カニ』だねw
さあ、館の前に到着した
相変わらず、くみは美しい
僕の王妃でなければ
犯しまくってから
生きたまま食べちゃうんだが…
彼女には王妃としての役目がある
性欲はすぐにでも満たすけど
食欲の方は我慢しよう
ある意味、残念だけど…
ふふふ、やっぱりくみは
この館を見て驚いてるようだ
今から出迎えを遣わすからね
君のために用意した
王様の僕からの特別な遣いさ
ジャジャジャジャーン!
僕の新しい家臣…
元刑事で現在カニ男の~っ!
くみの実のお父様だあっ!
ぎゃはははは!
どうだ、驚いたか?
あの恐怖と絶望に満ちた…
くみの顔!
美しくて、そそられるなあ…
今すぐ閉じ込めて交尾したい!
よし、カニ男
くみを僕の所へ連れて来い
あ? 何だあの男…
生意気にジャマするつもりか?
カニ男、やっちゃえ!
そいつの役目は終わったんだ
僕は、くみさえいれば
いいんだからねw
殺せぇ~!
そいつには褒美として
とっても残虐な死を与えてやれ!
攻撃開始だぁ!
おお⁉
いっちょ前にやるじゃないか
生意気に抵抗する気か?
まあ、その方が
余興としちゃあ面白いかなw
ん…? どうした?
ほら、もっと戦えよ
クソ野郎同士でさ
おっと、クソ親父の方は
もう僕の忠実な家来だったね
ごめんよ、クソなんて言ってw
お詫びの印に
ちょっとだけ加勢してあげちゃうよん
ちょっとぐらい、僕にもやらせろヨ
ジャマな野郎にお見舞いしよう♪
魚雷の次は
グレネードランチャー♬
うひひ、発射!
「ポンッ!」
ひゅるるるるる~…ってね
ドッカーンって見事命中!
あ~あ…
加勢どころか、殺しちゃった…
ちぇっ、面白くないなあ
自分でやっちゃったけど…w
まっ、いいか
くみを運んでくれたんだ
その褒美として
バラバラになったキミの残骸は
小ガニ達のエサに与えちゃおう
キミの死は決して無駄にしないからねw
ん?
爆発の煙が晴れて来た…
バラバラの死体はどんな感じだ?
どれどれ…
映像を拡大しよう
えっ⁉
そんなバカな…
あいつ…
倒れもしないで
元の位置に立ってやがる…
どういう事だ?
服はズタズタだし
バラバラになってないけど
身体も血まみれだぞ
榴弾が直撃したのは間違いない…
それなのに、どうなってんだ…?
「ぐわおおおおおうーッ!」
ひいっ! な、何だよ⁉
ヤツが吠えやがった…?
ま、まるで野獣の雄叫びだ…
そ、それだけじゃない…
力むヤツの姿が…
お、おかしいぞ!
変わっていく⁉
変身…?
か、怪物なのか?
身体中に白い毛が!
黒い毛が模様になって…
あ、あの姿は…?
形は人間だけど… 白いトラだ!
人間の形をした白いトラ?
あ、あれは…人間なのか?
じゅ、獣人⁉
や、ヤツも僕と同じ怪人なのか…?
「ぐわぁおおおおおーっ!」
ま、また吠えやがった
何てこった…
とんでもないヤツが
僕の島に来やがった
クソ、絶対にヤツは
友好のために来たわけじゃないぞ
くみに味方して
この僕に敵対するつもりだな
へっ!
ここは僕の王国なんだ
黄色でも白でもトラ野郎なんかに
好き勝手させてたまるもんか!
よし!
行け、カニ男!
お前のハサミで
そいつの身体をチョン切っちゃえ!
カニの恐ろしさを思い知らせてやれ!
僕はカニ男に命じた
小ガニ達も含めて
僕の忠実な部下達には
脳波で指令を送れるんだよ~ん♪
待てよ…
カニ男、待て!
その前に、もう一発榴弾を
喰らわせてやる
その姿になったキサマの実力を
確かめてやるよ!
発射~ッ!
ほれ、ポチっとなw
「ポンッ!」
ひゅるるるるる~!ってねw
行っけぇ~!
うひひひひ… げっ!
「ドッカーンッ!」
軽く躱しやがった…
何てスピードなんだ?
むっ!
くみを抱きかかえて
ひとっ飛びで、林に消えた!
くっそおっ!
くみは僕の王妃だぞ!
よし、今度こそ行け!
カニ男!
ヤツから自分の娘を奪って来い!
僕は…そうだなあ…
あの白トラ男が勝つ方に
全財産賭けたっていい
腹立つけどヤツは強い…
カニ男じゃ無理だねw
そうなるとヤツは…
この館に入って来る
僕はヤツに備える
準備をしなきゃ…
僕以外で人間じゃない存在…
どんな味がするのか楽しみだ
うひひひひひ




