屋敷の東棟_ある男の部屋
メールの着信音と同時に男は立ち上がり、デスクへと向かった。
メールを開くと、写真付きの情報が浮かび上がった。
今日はまた2人・・町田祥吾と宮益坂コージ・・
ありがたい・・・退屈で死にそうだった。
さっきの男は、腑抜け野郎だったからな。
面白くもなんともなかった。
ふん!まあ、そんなことは、もういい。
さあ、、どうやって落としていこうか・・。
まず情報をそろえる・・
男は警察のサイトへアクセスし個人情報を調べ始めた。
なめらかにキーボードを叩いていく。
皮肉なもんだ、人事でとばされた、情報を扱う部署での経験が役に立つとは・・。
全く、私をあんな場所へ・・追いやるとは、、無能な奴らめ、
男の体の中で、怒りと憎悪が膨らんでいく。
私は職務を全うしていただろ!
どんな容疑者も自白させた!
あの仕事は、私の天職だった!
キーボードの音だけが信じられない速度で響いていた。
それを、あいつらが奪いやがった。
何が職務規定違反だ!
何が冤罪だ!
私が黒と決めたら黒なんだ!
男は興奮のあまり机をたたいた。荒い息が収まらない。
・・・だが、俺は、ついている。
金持ちとは相性がいい、やつらも退屈でしょうがないんだ。
少しコントロールするだけで簡単に道を広げてくれる。
全く、間抜けな奴らだ・・。
人間の精神なんて、本当にもろい・・
よーく調べて、じっくり観察し、じわりじわりと落としていく・・・。
男は込み上げてくる笑いを止められなかった。




