大切なもの
私がなぜ死について定期的に発信するのかを少し説明します。
私にはとても大事な人がいました。
将来も考えていた人。
その人は私の話を聞いてくれて毎日を楽しく過ごしていました。
あっという間に時間が経つくらい毎日毎日が幸せな日々でした。
しかしそんな幸せな時間がある日突然終わりを告げるのです。
彼は自らその選択を選んだのです。
なぜ気づけなかったのか…何でそんなことをしたのか。私が煩わしかったのか。
残された人間は拭えない疑問と戦い続ける。
まもなくして私も彼と同じ衝動を持つようになりました。
病院に通って薬でその衝動を抑えています。
初めのうちは外に出ることも出来なかった。
それはなぜか…外の世界には私が歩むはずだった明るい光景が沢山あるから。
子供をつれた家族。
仲良く笑顔で話しているカップル。
私は心底吐き気がした。
外に出ることが怖かった。外の声を聞くのが怖かった。
私はあの日からテレビを見ません。
テレビを見ると和やかな映像として笑顔で笑う赤ちゃん、それを微笑ましく見る親。そういう映像が突然目の前に現れるから。
また何の因果か私の実家は保育園と隣接しています。
毎日、子供とお母さんの楽しい声が聞こえる。
子供と先生の楽しい声が聞こえる。
私を酷く追い詰める環境でした。
それから私は長い冬眠期間に入りました。
その時にふと文章を書いてみたいと思ったのです。そう学生時代の夢。なんでも良いから書いてみよう。それが私を再び動かしました。
そして同じ夢を目指す人達と繋がるためにSNSを始めました。
徐々に交流をすることが楽しくなり彼の存在は薄くなってきました。
これは非常に悲しいことなんだけど、精神科の先生は良いことだと言います。
体調も良くなってきて私を苦しめていた雑音と風景も今は微笑ましく聞くこと見ることが出来るようになっていきました。
未だに苦しくなるときはあります。
私の居場所はSNSに以降していった。
けれど外の世界にも居場所を見つけるようになった。
その間に再就職をするまで体調は回復していった。
自分でも驚いた。すごい回復力だった。
でもSNSにはトラブルもつきもの。
私の中のかまってちゃんがそのトラブルを引き起こしました。
人間そう簡単に変わることは出来ない。私はあの人を失った日、みんなに迷惑をかけました。
そして前を向き始めた私はまたみんなに迷惑をかけました。
自分が情けなくなりました。
また闇に堕ちるかと思いました。
でもそれを何とか繋ぎ止めることができました。
それは紛れもない仲間の優しい言葉。
私は闇に踏み込むことはなく、立ち止まることが出来た。
そしてまた光を探して歩き始めた。
私は今も死神と戦っている、前を向くために。
死神は突然やって来る。後ろを向かせるために。
でも私には仲間がいる。死神が現れたら手を出して私を光に連れ戻してくれる人達がいる。
皆さんもどうか、仲間を大切にしてください。
自分が闇に向かおうとした時に光を当ててくれるのは間違いなく仲間なのです。




