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episode 07 異世界の貨幣の価値って聞いたところでピンと来ないよねって話

受付嬢をヒロインにしようと思ったけど、どうしようかな。

「おはようございます」(ニッコリ)


僕は涙目の彼女にそう言った。


「よくも期待を裏切ってくれましたね...!」


「職務中にぐっすりな人の期待なんて裏切っても罰は当たりませんよ〜(笑)」


「ぐぬぬ...。まぁ、それはそれとして何かご用ですか?」


切り替えが早くて助かる。


「あぁ、アイテムの売却を行いたくてね」


「ではこちらのトレーにお乗せください」


「これね」


ポケットから取り出した消しゴム大の宝石を一個取り出してトレーに乗せる。


「!? 宝石ですか...」


「何か?」


「い...いえ、では鑑定を行いますので少々お待ちください」


そう言って彼女はトレーを手に奥の部屋に入っていった。


1、2分待っていると彼女が戻ってくる。


「結果が出ました」


「どうかな?」


「換金額は400万ゴードです」


「ほう...まぁ上々かな」


この世界の貨幣は共通してゴードというものが使われている。


価値は円と変わらないが、物価は日本より安いので400万は紛れもなく大金であると言える。


で、貨幣の種類は以下の通りだ。


1ゴード石貨

10ゴード鉄貨

100ゴード銅貨

1000ゴード銀貨(不純物95%)

10000ゴード金貨(不純物95%)

100000ゴード大銀貨(不純物50%)

1000000ゴード大金貨(不純物60%)

10000000ゴード白金貨(不純物80%)


ここからは国家予算の領域だ。


100000000ゴード大白金貨(不純物40%)

1000000000ゴード水光貨

10000000000ゴード大水光貨


水光貨は使われることは滅多にない硬貨だ。


主な用途は他国への賠償金である。


「それで、全て持ち帰りですか?」


「いや、銅貨から金貨までを10枚ずつ。大銀貨を8枚欲しい。残りは新しい口座に入れて欲しい」


「かしこまりました。口座作成金は3000ゴードとなっております。よろしいですか?」


「あぁ、いいさ」


「それではこの登録用紙にお名前と血証をお願いします」


登録用紙に名前を記入し、渡された針を指に突き刺して印の部分に押し付ける。


「はい、これにて登録完了です。オオサキさんの現在の預金残高は3086000ゴードです。口座をご使用の際はこの証明書をお使いください。それを手の甲にかざすと証明書が紋章として刻まれますので紛失する心配がありません。普段は紋章は隠蔽されているので目立ちませんのでご安心ください。」


「ありがとう、また利用させてもらうよ」


「はい、またのご利用をお待ちしています」


硬貨を裏ポケットに突っ込んでファスナーを閉める。


これでスリ対策は万全。


さて、やっぱり次は服屋かな。


確か冒険者ギルドの何件か隣に服屋か防具屋があった気がする。


そこに行ってみよう。


《一定の金額を獲得しましたので、勇者技能『ストレージ』を修得しました。念じれば者の出し入れが可能で、ストレージ内は時間が止まっておりますので快適にお使いいただけます。ストレージ内のアイテムの一覧表示も可能です》


おっと、なんだその解放条件にご都合主義な能力は。


いきなり脳内に響いたシステムメッセージ的な何かに驚いて立ち止まってしまい、周囲の目線を集めた。


さっきから目線を集めまくってるよね、僕。

次回は短いかもしれない。

なんか異世界との電波の調子が悪いんだよなぁ。

次次回大丈夫かなー...。

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