episode 06 耳元で少女(?)に囁かれたらその続きを期待する人がいても仕方ないよねって話
話の管理が雑になってきた...。
(間違えてepisode05をもう一度貼り付けようとしてしまった)
一般窓口を使う人は先ずいないと考えた方が良い。
物を買い取ってもらうのであれば商業ギルドのアイテム屋の方が高く売れるからである。
しかし、店員によって売却額が上下し人によって言葉巧みに騙されて激安価格を突きつけられるのだ。
それに比べて冒険者ギルドは高くは売れないが売却額が決まっていて、対応の差はあれど損をするようなことはないからだ。
さて、僕も異世界の売却デビューしちゃおうかなー。
「こんにt...」
「zzz...もう食べりゃれないれすぅ...」
ベタな寝言言いながら寝てるー!?
マジか。暇すぎてグッスリじゃん。
彼女うつ伏せで寝てるけど大きなお山が潰れてますよ。
あっ、呼吸で上下してるから常に形が変化してる。
絶対これ柔らかいじゃん。
受付嬢...茶髪でうさ耳が付いていて、髪型はストレート..だね。
多分だけど未成年なんじゃ無いかな。(地球基準の判断)
さて、どうやって起こすか。
うーん。(思考中...)
あっ、そうだ。(天啓)
うさ耳に口を近づけて囁くことにした。
幸い今の僕の声はかわいい。囁き声のダメージは大きいはずだ。
「お嬢様ぁ、朝ですよぉー」(小声)
「うにゅぅ...あとちょっと...」
いや、起きろよ。
むしろ回復してるな、これ。
「起きないと...悪戯、しちゃいますよ?」(囁き)
「えへへぇ...悪戯されたぁい...」
やめろよ、ノリで言ってみただけだっての。
「じゃあ、悪戯しちゃいますね?」(囁き&だんだん恥ずかしくなってきた)
「んふふ....」
悪戯しちゃいますね❤︎(悪意)
「スゥーーーー」(息を吸う音)
彼女は耳フーをされると考えているのかニヤニヤしている。
やっぱり起きてんじゃねえか。
さっさと起きろ。(無慈悲)
「わ〝ぁ〝っ〝!!!!!」(今出せる声で一番大きな声、同時に後ろに下がる)
「あ〝あ〝あ〝あ〝あ〝あ〝あ〝ぁ〝ぁ〝ぁ〝ぁ〝ぁ〝!!!」(耳を抑えて半目で飛び起きる)
彼女の叫びがギルド内に響き渡る。
その声がアラーム代わりになったのか酒場でダウンしていた人達が飛び起きて臨戦態勢になった。やっぱ戦士なんすねぇ。
片耳を抑えて涙目で周囲をキョロキョロする彼女。
そして僕が犯人だとわかるとその涙目で睨みつけてきた。
おお、こわいこわい。(笑)
これが僕と彼女の出会いだった。
あの受付嬢って名前はなんと言うのでしょうかね?