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episode15 武力的な強さがステータスになるのって、野生の本能が残っているからなのかね?っていう話

王都の外門傍の広場。


中央で手首を縛られて転がってる三人娘。


その傍で頭を抱える男子三人衆。


一つだけ言えるとしたら犯罪的な絵面である。


「どうすればいいんだ...」


黒髪くんはorz状態になっていた。


リアルでそんな体勢になる人初めて見たぞ。


「もう解放してしまってもいいんじゃないのか?」


カーマセは思考停止しているな。


ん?


待てよ、この三人娘は貴族でプライドが高い。


つまり解放したとしてもチクられることはないんじゃなかろうか。


貴族が庶民に負けるなどあってはならないとか考えてそうだし、カーマセの言っていることはあながち間違いではないな。


「でかしたぞ、カーマセ。そうしよう」


「お、おい!お前も思考停止してしまったのか?」


黒髪くんよ、違うんだよ。


僕は黒髪くんの耳元で考えたことを伝える。


「ん...おぉぅ...んふっ...」


黒髪くん、頼むから僕の囁き声でビクンビクンしないでもらえるかな?


あくまでも僕は同性、男だからな?


いや、同性の声で感じるなとは言ってないがオープンにするのはどうなんだ。


「って事なんだけど、どうかな?」


「.........んあ?ッああ、そうだな。それがいいと思う」


伝え終わると黒髪くんはしっかり納得してくれたようだ。


それにしても今の反応しっかり聞いていたのか心配だなぁ。


「よし、解こう」


僕ら三人は三人娘の手首の縄を解いた。


というより先程からこの三人娘静かだな。

一体どうしたんだろうか。


「ねぇねぇ、さっきから静かだけどどうしたの?もしかしてあっという間に制圧されたのが悔しかったのかな?」


試しに赤髪に聞いてみた。


少しNDKみたいになってしまったがこの位は煽りには入らないはずだ。


「ふぇっ?いえ...そういうわけでは無いのですけど...///」


あれあれ?顔赤いよ?


こういうの見るとなんかからかいたくなるなぁ。


威勢いいのが急にしおらしくなると揶揄いたくなるの分かる人いる?



「もしかして僕に惚れちゃったとか?」


ニヤニヤしながら聞いてみる。


「ッ...はい///」


肯定された。


おいおい嘘だろ、なんでそんなことに。


気になったので話を聞いてみると、三人娘は王国立学園のトップに君臨するパーティらしく、自分達こそが頂点だと長年自負してきていたとのこと。


しかしそれを圧倒的な強さを見せつけられて惚れてしまったようだ。


それってどんなチョロイン?


他の2人を見てみると青髪はカーマセに、緑髪は黒髪くんに向けて恋する乙女の顔を向けていた。


この三人娘は感性が似ているのだな。


さて、転移して1日目ですが早速ヒロインが出来ました。

ハーレムものを書きたいわけじゃ無いんだよ。


でもチョロイン枠が欲しかったんだよ。


黒髪くんにはハーレム作って欲しいんだけどね。

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