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episode10 バターソテーって本当に美味しいよねって話と、チートもらった瞬間に復讐系でもない癖に暴力的になる奴いるよねって話

祝!10話目!

ということでみんなが好きそうな人物をちょっと出してみた。

先程頼んだ薬草のバターソテーと水が届いたので早速実食。


食器入れを見た際に箸がないことに気づく。

それで僕は若干ショックを感じつつ、ここは日本じゃ無いのだと改めて実感させられる。


フォークを手にとって再び薬草のバターソテーを見る。


予想よりこんもりと盛られたソテーから濃厚なバターの香りと油による薬草の輝きが食欲が掻き立てられる。


フォークで薬草を突き刺して口に運ぶ。


味は...うん。美味しい。


薬草とは書いていたが苦味は感じられずに、普通の葉物野菜の味がする。

ほうれん草が一番近いかもしれない。


そして美味しいことに変わりはないのだが、酒場のメニューということもあり、味が濃い。


様子見で頼んでみて他にも追加で頼むつもりだったが、木のジョッキに入った水を飲みながら食べることになるのでこれだけでお腹いっぱいになりそうだ。


黙々とソテーを食べていると酒場とは逆の掲示板側が騒がしくなってきた。


そちらに目を向けると、マッチョのいかつい大男が黒髪の少年に絡んでいた。


それを見て

(あれって異世界転移モノで良く見るチートの犠牲者じゃん。あのタイミングから転移した主人公のサイコな面が垣間見得てくるんだよなぁ。その癖して本人は善良を自称するから笑い物だよね)

と、心で呟きながらソテーを食べ終わり水で流し込む。


「さて、あれは干渉するべきか。なんか黒髪くんは口元ニヤついてるけど...」


と迷っていると、マッチョがキレて黒髪に殴ろうとする。


黒髪が片手で受け止めて、


「粋がるなよ、雑魚が」


とか言ってマッチョを吹っ飛ばした。


どうやら黒髪くんは予想通りチーレム系だったみたいです。


(まぁでも性格が根っから悪そう。もしかしたら戦う可能性あるかもなぁ)


と呑気に考えるのであった。

よく考えたらこんな台詞を言ってかませ犬を吹っ飛ばす主人公君っていたっけ?


本作の主人公君は現在お腹が満たされて精神的にすごい落ち着いてます。

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