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私に指輪をはめて下さい。  作者: セレナ杏
8/29

祠は神々しく

7年付き合って、いよいよ結婚しょうと

二人で式場選び、日取りも決め、招待客に招待状もだして、後は当日を

待つだけだった。幸せいっぱいな日々から

奈落の底に突き落とされたあの日

結婚式をするはずだった日に、捨てる事が出来なかった指輪を外す

そこから、、奈々未はおかしな体験をする。

目を覚ました私の薬指には、あの指輪じやない別物の指輪をつけていた。

彼が指輪をはめてくれたの?夢の中の出来事だと思ったのに。

またもや、時を飛ばされた?奈々ななみ


ふわふわした暖かい、ひだまりの中にいる感覚

なんだかなぁ?ああ!!気持ちいい~、、?、、う?ん?

会話が聞こえてくる?、誰の声、、、?


「、、、?」

「そうだね、あそこにしょうよ。」

「ああ、、いいんじゃね」


「あれ?、此処何処」


「あ、、起きた?今から休憩ね」


奈々未が、目覚めた場所は?車中でした。

一緒にいる仲間は、ええ、と、高校の同級生かな?

他は、誰?知らない人もいる

身体を正常な状態に起こして周りをキョロキヨロ

後方の席に座っていた男子が、降りると?と聞きます。

今一つ状況が理解出来ないが、皆に合わせることにしました。

「あ、降りる」

これで何度目、こんな状況になるのは?

(時空越て、目覚た時に現状を理解できなく、慌てた事)

でも、私に何か必要な事が、あるから、ここに来たんだろう!!と

考え方を変えたのでした。


幾度となく時空を超える経験をした奈々未は、少しづつ

順応力だ備わってきた様で、このような状況も慌てる事無く

周りに合わせられるようになり、冷静に観れるようになったのでした。


奈々未と一緒に降りた数人の一人、隣を歩く子は?ああ!!ゆう子?

そういえば、この光景は、、、、、と、

必死に、思い出そうと頭の中がグルグル、、う?ん

そうそう、確か?

高校三年生だった時だ!!3学期殆んど、学校に行か無くて良くなった時期

私達は、高校の思い出と題して親に買ってもらった車や借りた車2台で、

男女数名づつでドライブに、出掛けたんだっけ。


取り立ての運転免許の友人達が、スピードがそこそこに出ている様で

カープ走行は遠心力からか、かなり身体にググッくる。また

車が揺れて、安定感からは、かけ離れた運転ですが

皆、気にならないみたいで賑やかな会話と楽しんでいました。

その会話と、車窓から射す太陽からの暖かさで

目が覚め、気付くと後部座席のシートの上に数人で、座っていたのでした。


私は、全く運転はしてなかったかったから

目的地以外、道中どのルート通ったのかは全然覚えがなく

こんな所で、休憩したんだ?と思いました。


峠近くの、小さなお店

店内は、老夫婦が切り盛りしている?


「いらっしやい、いらっしやいませ。」


私達は、丸椅子に座り、一息ついた後

男子の一人が、食事できますかと聞いた、老夫婦はニコニコしながら

うどん、そば、カレーなら、直ぐに出来ると言った

すると、皆は朝が早かったせいか、お腹が空き過ぎて

その言葉を聞いて、俺カレー、私うどんと次々に注文していきがます。

気遅れた私が、最後になって仕舞うと

二人同時に穏やかな顔で、聞いてきました。


「お嬢さんは、何にするかい」


何だか?、、聞き慣れたことのある声、、、?

あれ?と思いますが、気を取り直し


「うどんお願いします」


注文してた直後、店内を見渡す奈々未は、複雑な感覚になります。

思い出旅行???う、、う、、。頭の中で、このお店で休憩した?

思い出そうと、記憶を辿るも、、、ええ、と、、、此処覚えないなぁ?


集中している奈々未を前にして、座っている一人が

窓越しの方へ、、目を向けた、、

男子の一人山田直也やまだなおやが、突然立ち上がり


「おお、やっと来たか!!!」

皆は、突然の声にびっくりしたが、山田が見ている方向を見るなり

それぞれが、がやがやと、騒ぎ出しました。

「誰、?」

「誰が来たの?」

「俺の友達、今日誘ったメンバー!!

お店の外に、白ワンボックスカーが止まり、中から数名がぞろぞろ

降りてきました。

そして

小さいお店の店内は、ドッと超満員になってしまいました。

その様子を、ぼんやりと見ていた奈々未は、え、、?

どういう事??

お店に、は入ってきた中に、知ってる顔

じっと見つめる視線の先には、専門学校で一緒に学ぶ事になる田口みどりや

時空越える前に、病院で会ったばかりの

北都ほくと亜季あきがいるではないですか、、、!!

二人の顔を見るなり、あ!!、、急に思い出します。

指輪?、、?ぶつかった時、手に持ってたよね、、、と

どこに、ある、、?

バックの中を、ゴソゴソ探したり、コートのポケットなど探すも、ありません

何やら、不思議な動きをしている奈々未を、山田が見てます。


名月なづきどうした?」

「う、、ちょっと探してるんだけどね」

「何を探してるの?」

隣に座っていたゆう子も、奈々未の動きが、気になっていました。

老夫婦も、何やら調理しながらチラチラと自分達に

一番近い席に座ってる奈々未の方を気にしています。


奈々未は、なんだか、視線を浴びている気がした?

そう思った為、一旦探すことを止めて、後にすることにしました。


食事をした後、それぞれ店外に出ていく中

最後に出る奈々未を、呼び止める老夫婦

「お嬢さん、ちょっと、待って」


「、、、、?」

お嬢さんと呼ばれても、自分だとは思わない奈々未が去ろうとすると

肩を、お婆さんが軽く叩きました。

「え、、?」


驚き、振り向き、老夫婦を見ました。

すると、考えもしない言葉が返ってきました。


「さっき、何か探してなかったかね?」

「はい、、そうですけど」

「あれね、、、裏の林の祠に、あると思うよ。」

「え、、、、!!!」

そう言うと、誘う?、促す?、、かの様に

奈々未を裏の林へ、こちらだよと導きます。


店内に、まだいた北都、みどり、ゆう子三人は、老夫婦のおかしな動きが気になり

奈々未達の後を、ついて行きました。


そこは、林の中の一ヶ所だけに、朝日が、神々しく降り注いでいる所に

祠がありました。

その光景を見た、奈々未は、え、え、え、、、、、(声になりません)

驚きで、声が出ません。

そうです。奈々未が、声が出ないぐらいの驚きの訳は


あの、指輪をを置いた?供えた?

祠だったからでした。


そして、老夫婦が、言いました。

「この指輪かい?探してたのわ」

「でも、どっちだろうね?」

奈々未の瞳が、一段と大きく見開き、え、え、え、、、、、指輪?

指輪が、二つありました。

えええ、、二つ???どういう事、、。。。

その様子を、黙って観ている三人

その中の一人が、何か呟きましたが、他の皆には聞こえませんでした。


その後、皆のもとに戻った4人に、何処へ行ってた?と

他のメンバーが、問いかけました。

すると、北都がニコニコしながら話をしました。


「そこにいる奈月さんが、無くしたと思ってのが見つかったみたいよ」


奈々未の顔を、ジッと皆が見るのだか、間を置かず、話します。


「こっちの奥に、祠があるんだけど、願いが叶うらしいてさ」


ええ、、、!!その他大勢ざわつく


「さっきの店主が(老夫婦)話してた、、。そだよね名月さん」


「は、はい、探してた物が見つかって、良かったです」


自分が、皆に注目されている事が、恥ずかしく言葉のトーンが下がり気味で話す

奈々未に、軽くふっと笑う北都の顔は、穏やかでした。


あの老夫婦は?何故指輪の事を知ってたのか?


以前、祠があった場所って?お店あった?確か広場に自販機しか

無かったと思うのですが???


次回は、謎が、少しは解けるのでしょうか?

本日も読んで、頂ありがとうございました。


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