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私に指輪をはめて下さい。  作者: セレナ杏
21/29

貴方は、誰ですか?

7年付き合って、いよいよ結婚しょうと

二人で式場選び、日取りも決め、招待客に招待状もだして、後は当日を

待つだけだった。幸せいっぱいな日々から

奈落の底に突き落とされたあの日

結婚式をするはずだった日に、捨てる事が出来なかった指輪を外す

そこから、、奈々未はおかしな体験をする。

目を覚ました私の薬指には、あの指輪じやない別物の指輪をつけていた。

彼が指輪をはめてくれたの?夢の中の出来事だと思ったのに。


奈々未は驚いていました。


それは、、、


亜季達の後ろを、付かず離れず歩く


その女?少女?の姿を擬視


周りの誰もが気付いていない?見えていないのか?


それも当然、その身体は透けて透明人間ではないが


形としては、存在し難い姿には変わりない


多分誰かが、その女性に物かっても


通り抜けてしまうであろう??


だが同時に


その顔、友達??なのでは?


ここからは離れていた為、、まだ分からない。


今より若い見覚えのある顔に、知り得る友人なのでは?


暗闇が、邪魔して、しっかり確認出来ない奈々未は


その不自然な女に近づいて行きました。


そして、その女に背後から話しかけました。


「ねえ?貴方は、誰ですか?」


「え!!」


急に、奈々未に話しかけられた女は、飛び上がるくらい驚き


振り向き様、目を真ん丸にした顔で言い放った。


「わ、、私が、見えるの!!」


「うん、見えてるけど?貴方、誰?」


自分の姿が見えてしまっている事に、動揺している女は


自分が誰なのかは、話さず、ひきつった顔のまま後ずさりした後


その場から逃げる女


「ちょっと!!ま、、待って!!止まって!!あなた、、、!!」


奈々未の、呼び止める声に応じる事無く、一目散に逃げる女は


夜の暗闇の中に消えてしまいました。


それと同時頃


ゆう子はリナとの話に夢中で、一緒に歩いていた奈々未が居ない事に気づき、


その場に立ち止まり周りを見渡した時


ビルの傍らに佇む奈々未を見つけました。


「奈々未!!どうしたの?こっちだよ!!」


「おおい!!~」


薄暗い通りに消えた女を、目を凝らして探していた時


自分を呼ぶ声に、ハッと我に返った奈々未は


声の方に振り返ると、心配顔のゆう子が近づいてきていました。


「どうしたの?話に夢中になってて、気づいたら奈々未居ないん

だもん」


「あ、、ごめん」


「どうしたの急に、こんな所で??」


「あ、、うん、、ちょつと知ってる人が居たと思って」


「え!!誰?今から行く二次会メンバー?」


「あ、、うん、、それが、、違ったみたい」


二人の会話を黙って聞いていたリナが、間に割り込むと


不機嫌そうに、奈々未に言いました。


「奈々未!!急にいなくならないでよ!二次会場所に遅れるじゃん」


「あ、、ごめん」


「もう、本当に、、」


私の行動が感に障ったのか、苛立ちを隠さない不機嫌なリナを見て


改めて私の事が嫌いなんだと、心の中で思うも


リナの事より、さっきの女の事が気になって仕方がない奈々未は


家に帰ったら、卒業アルバムを、もう一度見て確かめようと思うのでした。


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