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私に指輪をはめて下さい。  作者: セレナ杏
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不思議な体験まだまだ続く

この一か月私は本当に人生終わりと思うぐらい、やり場のないこの気持ちと悲しみ

此のまま消えてしまいた。自分自身を否定する日々。何がどこがいけなかった

何処が私より、彼女の方がよかったの?

7年付き合って、いよいよ結婚しょうと

二人で式場選び、日取りも決め、招待客に招待状もだして、後は当日を

待つだけだった。幸せいっぱいな日々から

奈落の底に突き落とされたあの日

そう。後は結婚式を待っだけのあの日

あの山での不思議な体験をしてから、もう一ヶ月が過ぎようとしています

月日は勝手に過ぎて行ってしまう。

私、名月奈々なつきななみは、未だにあの日経験したことは、何だったんだろう

夢でしかないと、自分に言い聞かせるのですが、左薬指にある指輪を、見ると

事実なのか???自答自問してる日々です。


今日は新しい職に就くため、朝10時半に面接がある

その為に交通機関を利用して、電車で向かっています。

だいぶと、休養したから、そろそろ働き口を探さないと、生活資金が

減っていきますからね。

現地に着いた私(奈々未)は、指輪を付けてる薬指を見て、既婚者だと思われ

勘違いされるの、御免だょ。いやだなぁと考えるも、

外すには抵抗があるのでした。

あのように、、又?なるんじゃないかと、つい思ってしまう。

しかし、恐る恐る、指輪を外す、、スル、、スル、、と、、。

何も起こらなかったので、ほっ~と安堵する。

考えすぎだったようね。

面接場所はこのビルの7階、ビルの前で佇む奈々未は

手に握りしめていた指輪を、バックに仕舞おうとした時

ビルに入ろうとしてる人に後ろから押された拍子に指輪を

あ!!奈々未の手の中から飛び出して,ビルの中に転がっていき、足元が

ふらつき。前のめりに、ひゃぁ~ぁ~ぁ、、、転ぶ~、、、。

その時、、あの声を聴いたようなぁ、、、、。

落、、花、、、流、、水。。。、(ら、っ、か、り、ゅ、う、す、い)


奈々未、奈々未起きてよ。。

テーブルに頭をうつ伏せにした私は、誰かに声をかけられ起こされた。

眠くて、眠くて、まだ、しっかりとした思考を取り戻せていないまま

誰か?語りかける。奈々未弱すぎ。少し飲んだと思ったらバタン、キュウ

なんだもん。

ぇー、、と、少しづつ記憶が、、、頭の中で回想し、コンテクスト、ボタンをクリック

そうだよ!!!!さっき私!!!ビルの前で!!そう思うと同時に、ダァァァ!!!

と凄い勢いで、立ち上がる。一緒に居たであろう仲間達?数十人が一斉に注目

その事にようやく気付いた奈々未は、周りを見る余裕もなく、恥ずかしさで

直ぐに、しゃがみ込み。これはどういう事?指輪を外したから?心の中で

呟く私に、大丈夫?と心配そうに私の顔を伺う

先ほどから気遣ってくれる人物は??

私より、、、あ!!そうだ山口リナ(やまぐちりな)さん?だったか、な、?

美容専門学校で、2年間一緒だった。友人?仲間?旧友?

何方にしても、このメンバー専門学校生じゃん。

気持ちよ、落ち着いて、落ち着いて、小さく息をふ~ぅ

私は心を落ち着かせて、聞いてみる。

「今何年だったかなぁ。まだ頭が回らなくて、、、」

ええ!‼ヤダぁ~2010年だよねー。まだ酔いが廻ってるの~

私の隣に座る級友が、またまた大きな声で言い放った。

貴方が酔い廻ってじゃんと、奈々未は思ったが

ワイワイガヤガヤ皆楽しく盛り上がった会話の中で、私だけ、先ほどから

目立ってしまっているのを知っているから、遭えて黙って聞き流す。


2010年?

2017年から2010年に私だけが過去に戻った。

じゃぁ。今20歳?まだ半信半疑。

私はその場を立ち、独りになる場所を探す

お店の外で、携帯を出して確認する。日にちは?え!え!画面を見入る

日にちは、、、2017年9月、、

時間が午前9時半で止まっている。という事は、さっきの起きたできごとも


今現在も私の世界?タイムスリップ、、。なのか???

何故か、分からない。

やっぱり、指輪を外したから?

はぁ!!指輪!!!そうだぁ!!

どうしょう、、、。無くしちゃった。

私は急いでお店の中に戻り、元いた場所に置いてあるバック?

あ!あった!!

私は周りの視線など気にする間もなく、自分のバック?の中身をガサゴソ

必死で指輪を探します。

あれ、、??やっぱり。無い。。どうしょう、、、。

あの指輪がないと、戻れないんじゃ??

私は目の前が真っ白になっていると、名月さん、、名月奈々未さん、、。

奈々未さんだよね。私の背後から肩を叩く人が。

振り向いた私は驚いた。その顔は、加々谷亜季かがやあき

今より、若い亜季が私の目の前に居る。

でもおかしいなぁ?亜季って通信課程だったったと記憶してるけど

昼間課程じゃなかったから、学んでる時は、接点無かったと思うだけど?

そう、思い出している私に、亜季が話してくる


奈々未さんで良いかな?呼び方?私はえ!えぇ。。と、言ったものの

あの日、私を辛く悲しい日々に突き落とした亜季ではないけど

余り関わりたくないが今は、まだ若き男子亜季。無下にできないでいると

テーブルを挟んで、反対側に座っていた亜季の足元に、転がってきたらしい物

「これが、俺の足元に転がって来たんだけど

誰のか分からず、困ってたらさぁ!!目の前で、一生懸命にバックの中を探している

奈々未さんが目に、いって!!もしやと思ってさ」

これなんだけど。と言って手に持って見せてくれたのは、、

私は思わず大きな声が、あ!!と出てしまった。

あの指輪だったからです。動揺しながらもお礼を言い

受け取ろうとした横から、酔った一人の男子

何なにどうしたの、、とへらへらと笑いながら、その指輪を持った。

奈々未と亜季は同時に、チョット!!おい!北都ほくとやめろ

北都と呼ばれた男子は、何を思ったのか持った指輪を、はぁ~い

「奈々未ちゃん両手を出して」

かなり酔って、言葉もままならないその北都?奈々未は返して貰いたいから

言われるがまま、両手を出しました。

その男子北都?は奈々未の両手を見て手のひらでなく、指にスルスルと

嵌めたのでした。


ちょっと!!私はびっくりして、声が大きくなった。

ニコニコした彼は、あ!俺、中谷北都なかたにほくと

ヨロシク!奈々未ちゃん

と言って、私の手を握りしめました。




何故、タイムスリップするようになったか?

短編集、「私に、この指輪をはめて下さい」

を読んで頂ければ幸いです。


いっも読んで頂きありがとうございます。

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