それぞれの、気持ち
7年付き合って、いよいよ結婚しょうと
二人で式場選び、日取りも決め、招待客に招待状もだして、後は当日を
待つだけだった。幸せいっぱいな日々から
奈落の底に突き落とされたあの日
結婚式をするはずだった日に、捨てる事が出来なかった指輪を外す
そこから、、奈々未はおかしな体験をする。
目を覚ました私の薬指には、あの指輪じやない別物の指輪をつけていた。
彼が指輪をはめてくれたの?夢の中の出来事だと思ったのに。
現実の世界で、平凡な生活を過ごし始めた奈々未は、
北都の電話から、高校の同級生達に再会
楽しい食事会を過ごしていた時
皆の話を中断する、大和みきの声
「ハイハイ、、皆さん楽しんでると思いますが
そろそろ、お時間ですので、、お開きになりま~す。
2次会は、山田から聞いて下さいね。」
はぁ~もう?、、早くない。
不満の声も上がる中、、山田が、喋る出しました。
「え、と、今、大和が言っていた通りです
2次会は、ここから歩いて直ぐだから、行く人は店の外に集まって下さい」
まだまだ、、その場の楽しさから、、離れがたい名残惜しさに
まだいいじゃん、、延長できないの?など、、ブツブツ言う友人達に
次に行くお店の説明をする、、山田の熱弁に
気持ちは徐々に、2次会に傾いていき、それぞれ
身支度を整え、皆は店の外へ、、ソロゾロと歩きだしました。
その流れから、、取り合えず店の外に、出ようとした奈々未の腕を
誰かに、後ろからギュウと掴まえられました。
ひ!!え!!え!!
急な事で思わず声がひっくり返っり、後ろを振り返った。
「あ!、、ごめん、痛かった?」
自分が掴んだ腕が痛いだと思い、謝るその顔は、申し訳なさと
心配で、ジッと覗き込む北都でした。
「何だ、、ビックリした。どうしたの?」
「あ、、あ、、、奈々未が、外に出ようとしていたから、慌ててしまって、、」
「え、、、?」
「あれ?たみさんに、聞いているよ、、ね?」
「あ、、、うん、、聞いてるよ、皆が外へ移動したから、、
その場に留まる事、出来なくて、、外で待とうと思ったんだけど、、」
「ああ、そうだったんだ」
数時間前、、会が終わった後、少しお話できますか?とたみさんに
言われて、快諾していた奈々未は、会が終わった後、席を立たずに
最後まで、待っていたものの、、たみさんが現れなかったので、
誰もいなくなっ為その場に居たたまれ無くなり、、
皆の後を追い、、外で待っていようと思ったのでした。
顔をじっと見たままの、、北都は掴んだ腕を放さないまま、奈々未を
店の奥に、、連れて行きました。
「え、、あ、、ちょっと待って、、皆に言わないと、、」
「あ、、山田に、俺と奈々未不参加って言ってあるから、大丈夫だから」
「ああそう、、、なんだ」
そして、連れていかれた場所は、、裏手にある和風の家、その茶の間に案内された
奈々未は何が何だか、分からない、、緊張した面持ちで
促された席に、隣同士で北都と座りました。
すると、ニコニコ顔の、たみさんが
お茶を運んで来ました。
「はい、、どうぞ」
「あ、すみません、、ありがとうございます。」
「あ、たみさん、、水もいいかなぁ?」
「あ!ハイハイ、、直ぐ持って来ます」
沈黙
静かな時間が過ぎます。
数分後、たみさんんが、水の入ったコップを2つ両手に持ち現れました。
奈々未は、おぼっかない足元に、目線がいき
ああ、、危ないなぁ、、大丈夫かなぁと思っていた矢先、、
たみさん、、思ってた通りの展開!!
座卓の脚に、自分のつま先が引っ掛かり、、転び掛けた時
あ!、と声が出ました。
北都も、奈々未と同じ様に思っていた様で
その様を見た直後、さっと立ち上がり、たみさんが持っているコップを受取り
その場を収めました。
「ああ!!若先生すんませんでした」
「いやいや、、ごめん僕が、頼んだばっかりに、、。」
お互い、気遣い合う二人を見ていた奈々未に
たみさんは、照れ隠し?、、にこやか顔で
座卓を前に奈々未の、目の前に座りました。
そこから、たみさんの不思議な話が、、始まりました。
奈々未の傍らで、、北都は、、ただ黙って聞いていましたが
顔は真剣、何か思いがあるのか?
それは、この後
たみさんの、、話している内容に、奈々未に確認すると
いう感じで進められました。
そんな中、2次会に向かう同級生達の一人
途中参加の、みどりが須々木ゆう子達に聞いていました
「あれ?奈々未と北都は?」
「あれ?、、本当だ!、、いないね、、どうしたのかなぁ?」
「山田君、、奈々未と北都いないよ!!」
「あ、、用事が出来たみたいだから、、二人不参加になった」
「え!!聞いてないよ!!じゃぁ、、私も止める」
「え!!みどり今日、楽しみにしてたじゃん!!」
「だって!!、北都いないんじゃ、意味ないもん!!」
「え!!、、。」
ゆう子は、みどりの突拍子な言葉に、、唖然!!
その前を歩いていた同級生達も、思わず振り返り
目が点になっている人、、
飛び入り参加の癖に、はぁ、、何言ってんのと、あきれ顔の人
楽しく次の場所へ、移動しようとしている皆に、水を差す様な
きれ気味の発言に、、なんだこいつと、、負の空気が流れました。
それを踏まえた幹事の山田が、、まあまあ、、、と言って
皆に時間が押してるから急ごう!!と
元気な声で引き連れて行きました。
残されたゆう子は、みどりを連れてきたばかりに皆から
もう!!何で連れてきたんだよーと言われた様な顔をされ
嫌な気持ちになるも、、自分が誘ったんだから、しょうがない
心の中は、、悲しいく落ち込むも、、何で、
あんな事、言ったのか?みどりに聞きました。
「ねえ、私が今日の同窓会の話した時、、行ってもいい。
参加できないかなぁて言ったのは、、北都が居るって分かってたから、、
無理矢理、、私に、お願いしたの?」
「、、、、、ごめん。」
「え、、どういう事」
「専門学校で一緒だった時、、気になってても中々、話す機会無いし
再会する伝手も無くて今回、仲良くなりたくて、、、ごめんなさい」
「はぁ~、、そうだったら、、そうと言ってよ、、みどりを
誘ったばっかりに、私が嫌な思いするんだからね!!」
「ごめん、、なさい」
ゆう子は、みどりの気持ちに、全然気づいていなかったと同時に
北都と奈々未が、いい感じ?である事は、みきから聞いていたので
友人として、、どうしたものか?複雑な思いに駆られました。
この展開、、果てな?
たみさんの、話と通じる物があるのでしょうか?
本日も読んで頂きありがとうございました。
今年も残り少ない日々、、何話書けるか分かりませんが、、悪しからず、、。




