表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虚弱生産士は今日も死ぬ -遊戯の世界で満喫中-  作者: 山田 武
二つの世界の侵略者

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

734/3093

大森林 その11



 俺が把握していた侵略者の能力──


 ・相手を喰らい、肉体の制御を奪う。

 ・通常攻撃のほぼ無効化。

 ・操る肉塊の再構築。


 R15ぐらいにはなりそうな能力だが、報告された能力は……どうやらその考えすらも生温かったと理解してしまう。


「うわー……」


 それは[ログ]に記された、侵略者に関する『SEBAS』の考察入りの情報。

 喰らった能力を扱える『覇獸』の力が証明する、真実しか無い能力の数々。


「なるほど、これなら侵略者がわざわざ別の世界に来るのも納得だな」


 今の俺は侵略者の能力のみを扱える。


 侵略者そのものになるという、シリアスな創作物にありがちな汚染イベントは無い。

 安全かつ健全に、『SEBAS』の管理はそういう部分まで行き届いている。


 ──だから、侵略者の欠点(デメリット)は俺にはない。


「こうかな……おっ、出た出た」


 掌からイメージした物を放とうとすると、望んでいた現象が出現する。

 真っ黒な靄、それは侵略者が魔物の肉体から脱出した際に出てくるそれだ。


「これ自体が侵略者なんじゃなくて、この靄に包まれているのが侵略者なのか」


《はい。本体は核のような小さな珠状のものです。旦那様の『成仏の燐光』は、靄をも払う力によって侵略者の討伐を成されました。また、先ほどの竜巻も核を破壊された個体のみが死亡しました》


「核か……ちなみにこの靄そのものに関する情報は?」


《おそらくは侵略者たちの世界固有の靄であり、この世界において攻撃無効という名を与えられる特殊な代物です。ただし、本来の世界の住人である侵略者無くして、存在しえぬモノでもあります》


 うん、つまりチートなわけだ。


 実際、『天』関連で現れた侵略者はあまり靄を纏っていなかった。

 あれは受肉を済ませたため、靄があまり付着していない個体たちだったんだろう。


 しかし今回は違い、憑りつきたてホヤホヤなため、チートな靄が残っていた。

 なので攻撃しても靄を纏った侵略者は生き残り、別の個体を求めて彷徨うと。


「完全に侵略をすれば、肉体を得る代わりにチートな靄を失う。チートな靄に頼り続けていると、侵略できずに靄が失われて──そのまま死ぬ」


《靄はこの世界ではそう長くは持ちません。検証したところ、質によっては数時間で霧散してしまいます》


「質があるのか……なら、このまま放置してはいお仕舞い、ってわけにもいかないな」


《おそらくは、どこかに侵略者たちが生みだした門が存在します。それを破壊しない限りは、靄も存在し続けるかと》


 逆に言えば、それに成功すれば放置しても勝手に終わると。

 ──よし、解決の糸口が見えてきた!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=196149026&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ