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匠&天



「なんだよ、これ……」


《五つの部門の内三つで入賞、二つで優勝ですね。おめでとうございます。裏部門に関しては、情報がまだ出ていませんね》


「いやいやいや、ちょっと待とうか!」


 慌てて称号画面を開き、手に入れた七つの称号効果を確かめる。


 こんな感じだった──


『闘匠』:防御無視・ダメージ向上

『魔匠』:防御無視・ダメージ向上

『援匠』:範囲自由・効果継続延長

『巧天』:生産強化・継続延長・成長補正

『冒天』:■命強化・フ■グ増大・成長補正

『死天』:死因をアイテムに、死ぬほど強化

『統天』:支配下の者を強化・能力貸借可能


 おそらく、通常の部門にある称号『◯匠』と『◯天』の違いは効果に成長補正が入るかどうかなんだろう。

 裏は一位のみが入賞なため、それを付与して差異化させる必要がなかった……のかな?


「『巧天』と『死天』はまだいい、ある意味手に入れて当然と言っていいからな。……だけど、他はおかしいだろう」


《『冒天』は活動区画と名声値らしいのですが……重要人物との親密度でも、名声値は変動するようです。『統天』は支配領域の広さと配下の数で、判定がつくと思われます》


「……つまり、『超越者』と関わったり星の管理者になった時点で、この結末は決まっていたのか」


 重要人物という点で、『超越者』の右に並び立つ存在がいるのだろうか。

 奴らが一人動くだけで何もかもが引っくり返ってしまう──まさにビックリ箱だ。


 おまけに、【仙王】や【魔王】という王を冠する者たちとも接点がある。



 また、プレイヤーで配下はともかく領土を手に入れることができることに気づいた者はいるのだ……そういえば、セーブ石を置くという話があったな。

 それを考えると──存在自体は知られているけど、圧倒的な差があったというわけだ。


「……どうしようもなかったというわけか。なら『闘匠』と『魔匠』、『援匠』は?」


《魔道具がカウントされ、物理攻撃と魔法攻撃の両方で程良い数値が出たのでしょう。威力と数、どちらも期間中に稼いでおられましたので》


「というかさ、それならそれで上がいるのが少し怖いな。魔道具を含めて良いなら、結構倒したはずだよな」


 特に、最近あった魔族が率いた魔物たちを相手にしたときなど、ドローンとカエンがかなり無双していたんだが……。

 それでもなお届かない頂……まあ、なんとなく思い当たる人物はいるけど。


「表が五人選出されるなら、裏もまた五人選ばれるはずだよな。俺が二つ取って、残り三つはどんな選出法なんだろう」


 今日のところは、この考察と称号効果の実験だけを繰り返して終わった。

 マジ便利、とだけ記しておこう。



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