表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/3040

初めての称号



「……う~ん、まずはどうしようか」


 翌日、再びログインした俺は何を作るかで悩んでいた。


 正直『造る』とか『創る』でも誤字にならないスキルだからな、調子に乗るならいきなり創るでも良かったんだけどな(さすがにもう大人だしな)。 


「でも、その前にこれを試さないとな」


 気づいた時には嵌めていた手袋を見て、そう感じる。

 何でもできると言われても、明確な使い方が分からないから扱いに困るんだよ。


「よし、それじゃあ早速調べるか──」


 便利な手袋なんだし、とりあえず最初は手袋として使ってみよう。




 ……全然駄目だった。

 たしかに、これは万能な手袋なんだろう。


「ああそうさ。俺もいろいろと試そうとしたよ――MPがあればな!」


 まさかのMP必須アイテムだったよ。

 1消費で発動ならまだ許せたけど、それすら不可能なヤツってどういうことだよ!

 しかも、足りない分は生命力(HP)精神力(AP)から奪っていくシステムだった。


 その結果、俺の命はどれだけ奪われたことやら。

 さらにクレームを付けるとすれば──


≪称号:『命賭けの愚考』を入手しました≫

≪称号:『魔道具適性0(笑)』を入手しました≫

≪称号:『痛みをバネに(笑)』を入手しました≫


 ……腹立つ称号だな、コイツら。

 ログを調べてみたら、いつの間にかこんな称号を入手していた。


 他にも──


≪称号:『ランダムを愛する者』を入手しました≫

≪称号:『■■世界の■■者』を入手しました≫

≪称号:『神器の創造者』を入手しました≫

≪称号:『世界級クレーマー』を入手しました≫


 いろいろと手に入れていた。

 ■■の称号は何も見れなかったが、他の称号には色々と記されていたな。


 この世界では称号は、手に入れるだけで効果があるみたいだ。

 さっきの腹が立つ称号にも、そういった効果がある。


 手に入れた順に称号の効果を記すと──


『ランダムを愛する者』:確率が関わる事象において、最も良い結果が出やすくなる

『■■世界の■■者』:???(不明)

『神器の創造者』:神器使用時の消費エネルギー削減

『世界級クレーマー』:言葉を信じてもらいやすくなる

『命懸けの愚行』:HPが最大時の1/4の時、確率が関わる事象において、最も良い結果が出やすくなる

『魔道具適性0(笑)』:魔道具に関する知識が必要に応じて手に入れられる

『痛みをバネに(笑)』:HP最大時、感じる痛覚を操作できる


 ……腹が立つスキル程、有能な気がするから余計腹がムカムカするんだよ。


 まあ、要するに今の俺は──運が良くて言葉を信じてもらいやすくて魔道具に詳しい痛覚をコントロールできる人間ってわけだ。


 あれ、結構良い気がする?



称号はわりと簡単に手に入ります

敵を似た方法(武器で統一、魔法で統一)で数回倒せば「見習い戦士」や「見習い魔法使い」などが。

生産をすれば「見習い薬士」や「見習い錬金士」などが。

お父さんは、ある理由から称号が付きやすいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=196149026&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ