終わりの時間
『おまけ』付きです。
おまけについては食事中の方や虫全般に嫌悪感をお持ちの方は読むのを控えた方が良いかもしれません。
それと『おまけ』の文中に出てくる生物の生態的なことについては、空想上のものだとお考えください。
私は飛び起きた。
どうしてこんなにつまらない時間を過ごしていたのだろうか。
込み上げてくる想いと、突き上げてくる何か。
作り上げることにより、自身の持つ能力を育む。
これにて、完成。
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『おまけ』(文字数が足りなかった為)
「あたしのこと好き?」
イブに聞かれてアダムは答える。
「あぁ好きだヨ」
イブは聞き返す。
「ねぇ、ホント?ホントにあたしのこと好き?」
なおも聞かれて、アダムは頭の毛を左右に動かした。
「さっきから言っているじゃないか、好きだよト」
しかしイブは疑う。
「あたしのどこが好きなの?」
アダムは答えた。
「△□で、×□なとこかナ」
イブは頬を赤らめた。
「それならあなただって一緒じゃないかしら、ウフッ」
アダムは言う。
「俺たち見た目は似ているからナ。区別だってつきそうにないゼ」
イブはそんなアダムを見て心を燃やした。
「似たもの夫婦ってことねウフフッ。あたしたちずっと一緒よね?」
その夜、アダムとイブは結ばれ、現在彼らの子孫は元気過ぎるくらい元気に暮らす。
支配者である人間も彼らを見ると皆一様にゾッとし、逃げ出すのだ。
たまに殺そうとしてくるものがいるが彼らはやわじゃない。
永遠を誓った彼らの子孫はきっと人類が消滅しても生き続けることであろう。
あぁ、愛とは何て強いものなのだ。
『つまらない話』を最後まで読んで頂いて、どうもありがとうございました。
この話は、完全なるフィクションとしては初めて書いた物語です。
「つまらない」をモチーフにさまざまな短編を書きましたが、どの作品にも無機質さを取り入れています。
何か新たに、感情を吹き込むのは、これからの段階。
「つまらない」「理解できない」「感情移入できない」
3拍子揃った、この作品は、僕の趣味というか趣向が強いです、ある意味。
短い作品はこうあるべきだ、とでも思っているのでしょうか?笑
短いだけに思い付いたらそのまま勢いで書き上げるのですが、あの頃夜遅くまで起きてなかなか浮かばないネタを一生懸命に考えてたのを思い出すと、今も懐かしい気持ちになります。
ここまで読んでくれた人達には、ぜひ、次回の作品も読んで頂きたいのと、感想をくだされば、次の作品の参考にもなる(というのは建て前で、本当はみなさんの読後の感想がほしいだけなんですが)ので、感想や意見、アドバイスなど、よろしくお願いします!
みなさんも、自分なりの小説作りに頑張ってください^^