表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

越川の極秘計画

保健の授業が始まった。やっぱりあいつは可笑しい。誰もいない渡り廊下で何かが起こる。

保健の授業。


何故か教科書を使わない服部流授業が始まった。


「みんなは恋愛しとるか?」


と、教卓の手前に両手を開きながら前傾姿勢をとりそう言った。


みんなはというと全く聞いていない。


やっぱりクソ担任だからな。


それに担任はぶちギレた。「お前らケンカ売ってんのかぁー」と言った。


俺が苦笑してると、隣にいる越川さんに話しかけられた。


「服部先生、大丈夫かな?」

「大丈夫大丈夫!いつもあんな感じだから」


やっぱり越川さんはこの授業に慣れていないようだ。まぁ越川さんの気持ちはわかる。


4月くらいだろうか、まだ2年になったばかりのころ、アイツの授業慣れなかった。いきなりあんな感じでキレるわで大変だったか記憶がある。


そうこうしているうちに終業チャイムが鳴り、生徒はくつろぎの時間に入った。


「大丈夫かな(苦笑)」「大丈夫だろ、多分(笑)」


服部はキレたまま帰っていった。


越川さんは用具をさっとしまい、教室から出ていった。

…………


「ふぅ、服部の授業疲れるぜ」



誰もいない渡り廊下で越川一人いた。



「そろそろ、あいつらの出番のようだ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ