表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/5

#2

モフはいつから魔法が使えるようになったんだろう。


いや、モフは元々は“あの”伝説の泉の精霊だったわけだし、魔法くらいで驚いてたら可笑しいよな?


まぁ、モフはモフ、僕は僕!


(あ、僕なんかカッコいいこと言ってない??)


この時はまだ、モフのことを侮っていたのかもしれない。


ーーー


「え?あれ?僕のHP回復してる!!」


「モフ」


(え?お前、まさか……“モフホー”以外の呪文も使えたりするわけ?魔法使いカッコよ!)


しかし、モフは相変わらず気まぐれで、たまに回復呪文を唱えてくれるくらい……。


おまけにモフのMPは歪。ちょっとしたことで、直ぐふて寝するようになっていた。

いつでも、どこでも、どんな時も……。


「モフ、頼む、回復魔法を!」


「・・・・・・」


(ね、寝てる!!誰か―!!)

こんなことはしょっちゅうだ。


見た目はワンコみたいなのに、中身はネコ?そこも最近は可愛いと思うけどさ。


「さて、食事にするか。」


「モフ~♪」


モフはめちゃくちゃ偏食気味?ムゲンソウの卵焼きは好きなのに、ムゲンソウの目玉焼きは食べない。ムゲンソウ茶を飲みながら、ムゲンソウ定食と言う感じの手弁当を食す。


最近、妻は、お菓子作りにもハマっている。ムゲンソウクッキーはお手の物……問題は、それ以外の材料をあまり使ってくれないことだ。でもさ、住宅ローンがあと398回もあると流石に何も言えない……。

この辺はモフも同意みたい。


モフと僕はムゲンソウクッキーをかじって、そっと目を伏せた。


つづく。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ