王伝編集官 新人研修編 マラストーリス国①
この話、作成日2024年4月の日付なんだな。ほとんど書き終わってたんだけど、人物表現とかが面倒でね・・・
書かないでいいかと思ったら1時間もかからず終わった。人物表現とか風景描写いる?ほぼあらすじになるけど超早く仕上がる。心理描写もなければただのセリフ集だけどねぇ。飯テロなければもっとはやーい
ある日 ある時 ある場所のおはなし? はじまるよー
2000年の歴史があるといえばなにを想像するのか。それが国ならば威厳があるとか堅苦しいとか。うん、ほめ言葉があまり思いつかないのは偏見ではないよ。それだけ長く続くのは治世システムが良いと思う。『王印』という神から授かるスキルをもつ者が王となり、『鑑定』スキルの上位である『観察』スキルをもつ『王伝編集官』が補佐する。これだと変な宗教も生まれないよね。
マラストーリス国は世界最古の国であり最長の国。『王伝編集官』の役割も増えに増え、今や名の通りの仕事をしているのはごく少数だ。他国や他大陸の国もできたため管理・運営は国から独立し、「王伝編集庁」がそれを担っている。そしてそこはとても地味・・・・いや他が華やかに見えるからだね。「出版課」の記者とか「図書課」の司書とか。この辺はまぁ一般職で新人の研修先として一番多い。
どちらも2か月くらい在籍して適正を見て他に移る。
次に多いのは「人事課」。人事を決める所のように思われるが、ここは時期や行事によって足りない部署に人を派遣するのが主流で、2~3年ここに所属してから固定先を決めるのが99%の「王伝編集
官」という肩書。もうね、名前変えてもいいんじゃない?とか思うけど。国際機関職員じゃ味気ないか。もうこの名に込められているのはそれはそれは・・・・
さてわかりにくーいと投げ出したくなるのを耐え、ご紹介しましょう。
第1会議場はざわついていた。ここは国王以下大臣クラスが使う場所。会議が始まる1時間も前だというのにだ。最後に入場したのは「人事課」マルグレーテ・イーデン。息を切らしながらも王城の通路を走らず最速で来るはめになったのは、このことを誰も彼女に伝えてなかったからだ。そんなことをする人物に心当たりがありすぎるマルグ女史は、扉前にいる警備兵に愛想笑いを無理やり浮かべ開けてくれようとするのを手で制した。
自ら開けることで中にいる連中に今の気持ちを知らしめた。開くとは思ってなかったのか、勢いよく開いた扉に全員の目が向く。気まずい目、静まる室内、ただひとりがにやにやとマルグ女史を見つめる。当たらなくてもいい予想に眉間のしわが深まる。言葉もついとげとげしくなる。
「あら、わたくし時間をまちがえたかしら」
「いや、まだ1時間ある」
「・・・そう、それでわたくしを除け者にしてなにしていらっしゃるの?」
だれも言葉を発しない。ひとりひとりに目を向けると皆目をそらす。気のせいではなく室温が下がる気配がしてきた。マルグ女史はイーデン家の当主である。優秀な魔導師が多い家系で有名だが『優秀さ』は当主になるのに重要ではない。優秀というのは単に魔法好きでのめりこみやすく他のことをしたくないだけだからだ。正に当主というのは無意味で不必要なものだという認識になる。かくて代々のイーデン家当主は押し付け合いによって決まることになった。
ただしそれは人格者と同義語でもなく、彼ら彼女らよりほんの少し押しが弱いとかお人よしだとか。もう一度言うがほんの少し面倒見がいいとか。その程度なのだ。かわいくもなければ同期でことごとくライバルなだけの関係であるなら容赦もなかろう。
「妹から連絡があったのよね。不審者がきたと・・・」
「正確な情報ではないな。こう言ってたはずだろ。『マルグおば様のお友達が絵本くれたの』って」
それこそこの男、ヒューイット・ラングローと友人になった覚えなどない。ヒューのやつ、うちのかわいい姪っ子フィーちゃんと似た名前なのがいらつく許せない何あのうさんくさい顔・・・。(いや、ヒューが先に生まれてるし)
あれの言う絵本、あれの所属する『開拓課』が宣伝を兼ねて出している絵本。子供たちに未知の世界を探検するたのしさを教える・・・・『開拓課』はそもそも新人が行く課ではない。あそこだけは希望ではなく、スカウト制。推薦ですらはねることがある。
フィーちゃんにはイーデン家の血と『観察』スキルがある。将来選べる道はいくらでもある、望めば王妃にだってなれるだろうに。それをあの男は泥臭くて汗まみれないばらの道に誘導しようとしている。あの子の人生はあの子が選ぶもの。絶対にじゃましてやるーーーーー
「えーっと、ふ か い もり を ぬける とー 」
「楽しそうねぇ。」
その後、3才のフィティーには色々な種類の絵本が大量に送られることになった。どんな道を選ぶんでしょうねぇ。
2話以降がだれになるか脳内でもめてます。
「フィーちゃん以外はタイトル詐欺でしょ」
「開拓課にしとくと後楽できるぞ」
「あかあさーん、ばんごはんなーにー?」




