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2話――会議はお茶と踊る-③



「イザベル様ー、三時のおやつを持ってきましたよー」


「あら、ちょうど良かったわ。入って良いわよ」


 ノック音とともに、カーリーの声が。私が中に入るように促すと、彼女は驚いた声をあげる。


「わっ! え……筆と羽ペンと眼鏡が浮いてる!? 羽まで生えてる!」


「おやつ、ありがとう。その子たちは私の使い魔よ、気にしないでいいわ」


「はえぇ……」


 彼女がポカンと口を開けて見つめているのは、三体の使い魔……ドロー羽ペンライター、そして眼鏡ウォッチャーの三体。それぞれ描く、書く、見るで情報収集をしてくれる使い魔だ。

 朝ご飯が終わった時、棚から拝借したそれらに魔法でAIを付与して使い魔にしたのだ。


「使い魔って……って、うわぁ! 凄いですねこれ、写真みたいです!」


 私が手に持つ書類を見て、感嘆の声を出すカーリー。ちなみにライターの書く文字は私よりも綺麗……というか、ワープロで書いたレベルだ。そしてドローの絵も抜群に上手。彼女の言う通りほぼ写真だ。


「いいでしょう。ウインが姿を消して、彼女らを潜り込ませれば大体の情報をゲット出来るわよ」


 流石に蓄音機なんて持ってないし(あっても大きすぎて潜入には向かない)、映像を録画することは出来ないが……ウォッチャーで見た物を、ドローとライターでアップロードすることは出来る。

 ウインのAIが成長しているから数を数えたりは出来るし、どいつがトップっぽいかくらいは確認できる。


「便利なんですねぇ……」


 そう言いながら、チョコタルトを置いてくれるカーリー。一つ一つが一口サイズで、クッキーで出来た容器の中に入っている。可愛いし美味しそうね。

 私は茶葉を取り出して、フレアとアクアに紅茶を淹れるようにお願いする。


「まーね。じゃあ皆、ありがとう」


 三体にお礼を言ってそれぞれ物に戻し、ウインが持っててくれた紙に目を落とす。


「人数は五十人~六十人、建物は四階建て。入れなかったが地下室がある模様……。ん……こいつが頭なのね」


 脂ぎったオッサン、パパ活とかやってそうな雰囲気。太っていて、生え際が若干後退している。

 しかし、厳めしい目つきや拳だこからして……若い頃は武闘派だったのかもしれない。いや、今もそうでないと決めつけるのは早計ね。

 あとはもう一人若頭っぽいやつがいるとのこと、そして……まぁ、どう見てもヤのつく自由業の方々みたいな雰囲気が漂っている。


「これ相手に、どうやって借りに行ったのよ」


 ため息とともに独り言を漏らすと、カーリーが紅茶をサーブしながら答えてくれる。


「イザベル様が呼びつけて用立ててましたよ。うわー、凄いですね。まるで写真じゃないですか」


 相変わらずゴーイングマイウェイだ。向こうとしてもお得意様だったのだろうが。


「それで、何か作戦は思いつきました?」


 少し目をキラキラさせて問うてくるカーリー。既に時刻は昼下がり。明日返済である以上、この辺で指針を決めておかないと対処が間に合わなくなる。


「まぁ、概ね?」


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