13話――休憩・ハニー⑦
とはいえあの時、オルカは「『組織』の最高傑作の一つ!」って言ってたから、全く同じ奴はいなくても似たような強さの改造人間は今後も出てくるんでしょうね。
ブラックホールを作れる改造人間とか出てきても、驚かないわよ。
「それだけじゃないですよ。ジェイソンはクオリティの低い素体を改造して作られていましたけど、素体にマリンくんちゃんと同レベルの人造人間を使われたら、基礎スペックが跳ね上がります」
基礎スペックが高ければ高いほど、同じ能力でも使いこなし方がまるで違う。
仮にジェイソンが武術を学んでたとしただけでも、私の攻撃は完封されていたかもしれないし。
あの巨体に超スピードが加わっていたら、逃げることすら出来なかったかもしれない。
そう考えると、初見で殺せたのは運が良かったわね。
「ただ改造人間は、人造人間以上に見分け方が簡単です。なので、警戒はし易いかと」
「まぁそうですね」
レイラちゃんの言葉に、何故か頷くカーリー。マリンならまだしも、なんであんたが頷くのよ。
「いや単純なんですけど、改造人間って魔道具が融合してる都合なのか、魔力がブレて見えるんですよね」
「へぇ……呪いをかけられたりするとそうなるらしいけれど、改造人間もそうなるのか。さすがカーリーちゃん、魔法使いの面目躍如だね」
ウインクするユウちゃん。私も取り敢えずカーリーの頭を撫でてあげる。
「子供あつかいしないでください」
満更でも無さそうなカーリー。最後にレイラちゃんが私を指さした。
「それで、イザベルさんが異常な理由なんですけど……さっきユウさんが身体能力の強化について説明してくれてたじゃないですか」
言ってたわね。
「あれって厳密に言うと少し違っていて、まず身体強化魔法が魔法じゃないのはご存知でしょうがーー」
「レイラさん、結論だけお願いします」
レイラちゃんの博士モードが始まろうとしたところで、カーリーがズバッと斬り伏せる。
レイラちゃんは少し不服そうにしながらも、ため息をついて両手を開いた。
「結論から言いづらいので、皆さんが分かりそうなところだけ言います。身体強化魔法は、体が発動する魔法なんです。つまり、使える体のパーツが多いほうがより効率的に、より強力に身体を強化出来ます」
彼女の判断した分かりそうなところすらちんぷんかんぷんで、頭の上にはてなマークを出していると、カーリーが大きくため息をついた。
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