プロローグ ハーメルンは日本第二位の小説投稿サイト
ハーメルンの宣伝行為です(真顔)
小説投稿サイト!
それは大いなる理想郷……自分の小説を人に見せたいという欲望渦巻くこの世で輝くウェブサイトの事!
なんかテンションが普段とは違うし改行が気持ち多い? そういう気持ちなのさ!
ハーメルンのステマだなおめー
……諸君らは、『ハーメルン』という投稿サイトをご存じだろうか?ご存知ですね?
その通り! 小説家になろうから二次創作が消えた日、そしてArcadiaから管理人が消えた日。
その火を受け継いで生まれた投稿サイト、それが小説投稿サイト『ハーメルン』!
個人運営ならではのシンプルな外見に、ぎゅっと詰まった多機能さ!
不快な感想とレビューを読者が投票で非表示!
「感想貰ったと思ったら誤字報告だった」から作者を守る、誤字報告機能!
執筆中の不慮の事故も安心! 自動保存機能!
がっつり詰まめこまれた文章も読者が設定で読みやすく! 自動改行・文章成型表示!
評価の平均値を色を付けて可視化して、作品の評価を明示!
評価平均・評価者数・評価ポイント・文字数・話数・そしてもちろんタグ! 様々な方面から絞り込める詳細検索!
総合・短編・オリジナル・ルーキーランキングにぃ!
ピックアップ・相対評価ランキング・文章解析などの実験的な機能! 類似文章作品の表示まで!
なろうよりは比較的機能している「読者層が似ている作品」!
作品の読み上げ機能まで搭載!
個人運営のワンマン体制!
よさそうなシステムは素早く取り込み、不具合は爆速で修正!
そして極めつけはこれ!!
昨今「書籍化」こそが至高とされる投稿サイトの中にあって、
二次創作メインのサイトでありながらっ!
全日本小説投稿サイト中、アクセス数がなろうに次ぐ2位ぃ!!
(Similarwebによって2018/4調査)
(対象はトップページであり、サイトはなろう・ハーメルン・カクヨム・エブリスタ・アルファポリス・ツギクル・Arcadia・暁・ベリーズカフェ・noteを比較
……えっ? pixiv?奴はイラストの方のユーザーが多すぎるので……Twitter?あそこの小説ってほぼニンジャスレイヤーだろ!)
異論は認めます。外部のアクセス解析サイトを通して調査したご意見をください。作ろう「全地球小説投稿サイト最大トーナメント」世界一の小説投稿サイトがみたいかぁー!)
スゴイ・実際スゴイ!
強さがある! あなたもハーメルンに来ませんか? 来ましょう。
ダイジョブダッテ!
……なろうの分家みたいなもんだろうって?
……まあ、ですよね。
ですが、それだけではない魅力がハーメルンにはいっぱいあります。
二次創作を書いてみたい方だけでなく、なろう以外での反応が見たいオリジナル作品を書く方々
特にハルヒの系譜である「変なヒロインと普通の俺」(シャーロックなホームズかな?)を書いている方々、
書籍化はできませんが、ハーメルンはそういう方にとって良い場所になるでしょう。
さて、真面目な話です。
というか、こっちがメインです。
流行りのエッセイ『なろう批判を批判する!』において、
『小説家になろう』というサイトの歴史を語るうえで、二次創作文化が外せないことが明示され、あの作品がランキングを駆け上った事で、かつてを知る方も増えた事でしょう。
二次創作界隈の巨人、Arcadiaが弱り、小説家になろう(にじファン)に人々が集まり、そしてその後、二次創作が禁止されたことで、オリジナル作品に二次創作の技法が残って……
と、いう所までが描かれていました。
(私の『なろうテンプレの中身はなろうで生まれた物じゃないからね!?』と若干混同していますが書いている時はハイテンションだったので気づきませんでした)
これについては私もかつて似た内容のエッセイを書いており、まさしく認識が一致しております。
ですが、そういえば、あのエッセイには「そのあとの二次創作」が描かれていません。
小説家になろうが大きくなっていった一方で、では、そこから消えた二次創作たちはいったいどこへ消えたのか?
今回はハーメルンを軸にいくらか、昔話の一つでも、そして今を生きる二次創作文化を、皆様にお伝えします。
今を生きる方々の中でハーメルンを利用した方であれば、今がどうなっているのかはご存知でしょう。
でも、それがどうやって生まれていったのかを改めて語るのは、決して悪い事ではありますまい。
そして、私にとって一番語りやすいのが、「なろうから二次創作が消えた後の世界」なのです。
あえて言いましょう。
あのエッセイの方がKanon世代だった様に、私にとっては、ここからがリアルタイム! 二次創作小説を読み漁った全盛期なのだと!
ここからこそ、なろうがデカくなっていく中で、一緒に成長していった二次創作文化なのだと!
ここに書かれている事は全て私の視点の自分史です。
にじファン側にいた方はもちろん、アットノベルス・暁にいた方や投稿図書にいた方で見え方は違うと思います。
どうかその歴史を語ってください。それが未来に残るなら、これ以上楽しい事はない。