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オレの姐さん

 おっす!

 オレはイヌ!

 名前はまだない!

 オレは自由犬!


 ………捨てられちまったからな。


 でもお陰で自由なんだぜ!

 オレは誰にも縛られたりしないんだぜ!

 羨ましいだろ!?


 ……ま、ちょっと餌には苦労するけどさ。


 けど、そこはこの可愛さアピール術を駆使して、なんとか食いつないでるぜ!

 今日のターゲットは、この家だ!

 昨日、カラスがどうとか散々脅してくれた奴の家だ!

 ん? だけどなんだかひっそりしてるな。


 オレは庭を見回してみたが、昨日のじーさんイヌはどこにも見当たらなかった。中にいるのだろうかと、細い格子をくぐって庭へと入る。家の中には人の気配があった。


 おっす!

 オレはイヌ!

 可愛いイヌ!

 餌くれ!


 きゅうんきゅうんと訴えると、一人の人間がこっちに気付いて、中から庭に続く窓を開けてくれた。


「なんだ、お前。どこの子だ?」


 赤髪の男が、ひょいとオレを持ち上げる。


「カール、その子は……」

「わかんねぇ、いきなり入り込んでた。腹空かせてんのかな」

「なにか持ってくるわ」


 赤髪のカールと呼ばれた人間の後ろから、長い黒髪の人間が現れて、ドッグフードをふやかした物をくれた。

 オレはそのメシを遠慮なくいただいてやる。そんなオレの姿を、二人は少し切なそうに見ていた。


 おう、メシ、美味かったぜ!


「またいつでも来い」


 オレがワフワフと礼を言うと、赤髪のカールは寂しげに笑って見送ってくれた。

 それからオレは日に一度、カールの家へと出入りしている。夕方時分に行くと、カールが丁度帰ってくる時間と重なるのだ。オレが行くと、カールは嬉しそうに笑って「来い」と中に入れてくれる。


「あら、また来たのね。ご飯出来てるわよ」


 この黒髪美人の名前は、アンナというらしい。カールと夫婦で、二人にはロイドとアイリスという子どもがいる。どこを探しても、あの時のじーさんはいないので、死んでしまったのだろう。

 だとしたら、オレはここに遊びに来る義務がある。決して餌につられて来ているわけじゃないぜ!

 オレは自由犬だからな!


「なあ、アンナ。この犬、うちで飼わないか?」


 カールが突然そんなことを言い出してオレは慌てた。


 オレはイヌ!

 自由犬!

 飼われるなんてとんでもねーぜ!


 わうわう訴えると、アンナは苦笑している。


「イヤだって言ってるわよ」

「なんだよ。こんだけメシ食いに来といて、そりゃねーだろ?」


 う、うるさいな。オレはここにいたじーさんに言われて来てやってるだけだっての。


 あうあう言い訳すると、「わかったわかった」とカールがオレの頭を乱暴に撫でる。

 イイ奴だ。この家の奴らは。カールも、アンナも、ロイドも、アイリスも。

 けど、オレは自由犬なんだ。

 飼われるなんて……とんでもねーぜ……


 餌を食い終えると、オレはカールの家を後にした。

 後ろを振り返ると、カールとアンナが見送ってくれている。


 今夜はどこで一晩過ごそうか。

 あまり街中をウロウロしていると、ホケンジョとやらに連れて行かれて帰れなくなると他の野良仲間が話していた。

 オレはシティボーイなので、起きる時間は人間と一緒。寝る時間も人間に合わせている。じゃないと餌にありつけないしな。

 空がどんよりしている。今日は雨が降ってきそうだった。

 雨をしのげる丁度いい場所は、みんな先輩野良達が陣取っている。オレは仕方なく、森の方へと移動した。

 丁度いい木の陰があり、その根に体を押し付けて、無理やり眠る。が、空がなんだかゴロゴロと言い始めた。なんだろう、このゴロゴロは。

 その時、ピカッと空が眩しく輝いた。直後。


 ガラガラピッシャーーーーーーーンッ

 ドゴゴゴゴーーーーッ


 物凄い音が鳴り響く。


 ぎゃーーーーーっ!なんだなんだーーーっ!

 怖い、怖いよおおおおおっ!!


 オレはパニックに陥った。

 雨は本格的に降り始め、空はビカビカ、辺りはドンドコ音が鳴り響いている。


 ぎゃああ、怖いーーーーっ

 助けて、助けてーーーーっ


 ぎゃうぎゃう泣き叫んでいると、森の奥からガサリと音がした。オレの声を聞いて、誰かが助けに来てくれたのだと思った。


 ……な、なんだよ、お前………?!


 オレは知らなかった。

 魔物というものが町の近くまで来ることがあるなんて。

 オレっていう小さな犬コロまで、捕食対象にしているだなんて。

 その真っ黒くて、まるで悪魔のような笑みを浮かべる熊のような魔物に、オレは本能的にヤバいと悟る。


 や、やめろぉおおおっ!


 ぎゃうぎゃうぎゃぁぁううっ

 間一髪、そいつの繰り出した爪の攻撃を避ける。が、そいつはグンっと迫って来ると、そのまま噛みついてきやがった。


 い、いってーーーーーーーぇ!!

 な、なにすんだ、てめえっ!


 がうがうと魔物の首筋を狙って牙を立てようとするも、その瞬間魔物はオレの足の肉を食い千切って離れていく。


 うぎゃああああっ

 く、食われたぁぁああああーーーーーッツ


 キャウウウーーン!ギャウウウウウーーーーン!!

 オレは痛みと恐怖から、更にパニックに陥った。

 空は今もガラガラピッシャーーーーーーーンと音を立てて俺を脅している。


 助けて、助けてーーーーっ!!


 信じられないことに、魔物がなにかを言い始めた。

 けど、意味は理解出来ない。

 呪いの言葉のようなものを呟いているように感じた、その時。


 バリバリバリバリバリッ


 オレの体に痛みが走る。

 魔物から放たれた光が、俺の体に直撃した。

 その光の動きは、空でビカビカ蠢くものと同じものだった。


 ギャイイイイインッ!!

 痛い、痛いようっ

 誰か、誰かぁあ……


 体が痺れ、思うように動かない。

 情けないことに、泣き叫ぶことしか出来ない。


 ジリジリ迫ってくる、黒い魔物。

 一見、その顔に表情はないように思える。

 だがわかった。内から滲み出る、やたら嬉しそうな高揚は。

 餌を目の前にして嬉しくない奴はいないだろう。

 オレだって、餌を食べる時は嬉しい。

 でも餌として見られるのは、嫌だ。


 く、食われる……

 食われっちまうよぉっ


 振り上げられる腕。その先に光る鋭い爪。

 オレは避ける術もなく、ただ震えながら涙を流す。


 ザンッ!!


 響く切り裂きの音。

 オレは目を疑った。

 首が、飛んだのだ。

 ……黒い魔物の。


 高揚した魔物の顔は、見事に胴と切り離されていた。


「大丈夫か!! ディラン!!」


 ディラン? と首を傾げながら、声の主の方を見る。

 そこには剣を収めるアンナの姿があった。


 アンナ……どうして、ここに……?


「足が……! それに身体中……雷の魔法を使われたな!? 今手当てしてやるからな! 頑張れ!!」


 アンナが服の一部を割いて、オレの足に巻き付けてくれた。

 そしてオレを抱き上げ、家へと走り出す。


「お、お前……! どうしたんだ、アンナ!」


 家にいたカールが、オレを見て目を大きく広げている。


「魔物に襲われていた! カール、救急箱を!」

「ああ!」


 アンナとカールは、オレを手当てしてくれた。

 食われた肉の部分が痛くて堪らない。


 その時、ピッシャーーーーーーーンゴロゴロと物凄い音が鳴り響く。

 オレはこの体に食らった突き抜けるような痛みを思い出して泣き叫んだ。


 ぎゃううん、きゅうん!!

 ぎゃうーーーーっぎゃうぎゃう


「大丈夫だ、もう大丈夫。あの魔物はいないよ」


 オレの気持ちがわかったのか、アンナはそんなオレを抱きしめてくれた。

 その温かな腕が心地良くって、オレは疲れた体を癒すように眠りに落ちた。



***



 それから一週間、オレはカールの家で世話になった。

 けどオレは自由犬だからな。いつまでも世話になるわけにはいかない。

 足の傷もそれなりに癒えてきたと言えなくはないし、そろそろここらで出るべきだろう。

 オレは玄関先でカールが帰ってくるのを待つ。その扉が開かれると同時に、オレは外に出た。


「おい、どこに行くんだ! お前!」


 カールが慌ててオレを追ってくる。オレは振り返って礼を言った。


 ありがとうな、カール!

 オレは自由犬!

 自由に生きるんだ!


「……そうか。また、遊びに来い」


 おう!


 オレは外に飛び出した。

 一週間、家でジッとしていたのだ。オレは、この外の世界が大好きなんだ。家で飼われるなんて……な。

 ま、結局夕方になると毎日カールの家に顔を出して、餌を貰ってんだけどさ。


 でも、そんな幸せな毎日を過ごしてた、ある日のことだった。

 街中でうっかり昼寝をしていた時。バサリとオレの体に網が被さった。

 なんだなんだとオレは寝ぼけ眼で辺りを確認する。

 周りには数人の人の姿があり、オレはそいつらに見事に捕らえられていた。


 こいつら、ホケンジョとかいう奴ら!?

 や、やめろぉっ!!


 オレはもがいたが、どうにもならなかった。

 奴らからは、死の匂いがした。

 仲間の、死の匂いが。


 誰かッ! 助けてッ!

 カール!! アンナーーー!!


 その時、偶然にもカールとアンナが目の前を通ったのだ。

 二人はオレの声を聞きつけて、慌ててやってくる。


「ちょ!! 待ってくれ!! こいつは、連れて行かないでくれ!!」


 オレを奪い取ろうとするカールに、ホケンジョの奴らは問い掛ける。


「あなたは、この犬の飼い主ですか?」

「……いや、ちげーけど、でも……」

「申し訳ありませんが、飼い主でないのなら、お引き取り下さい。最近野良犬の被害が増えていまして」


 オレ、どうなっちまうの?

 怖いよ……やだよ……

 カール、アンナ……


 きゅうん、きゅうんと訴えると、アンナがオレに手を差し伸べた。


「ディラン、という名は気に入らないか? 私はずっとお前のことを、心の中でそう呼んでいたんだ」


 ディ……ラン?


「うちにおいで、ディラン。私達と家族になろう」


 オレは、不覚にも涙が溢れた。

 この慈愛に満ちた表情。

 凛とした姿。

 そして魔物を一撃で倒す強さ。

 アンナ……いや、姐さんだ。姐さんと呼ばせてもらおう。


「うちに来いよ。お前がいれば、飽きなさそうだ」


 カール……お前はカールでいいか。

 カールは、オレの頭をグリグリと撫でつけてくる。

 手荒いが、この感触がオレは好きだ。


 カール、姐さん。

 オレを、家族に加えて!

 オレ、二人が大好きだ!!


「お前……!」

「ディラン!」


 オレが二人に飛びつくと、カールと姐さんはオレを抱きしめてくれた。


 温かい。

 これが家族の温かさってやつなんだな。


 二人はそのままオレを家へと連れ帰ってくれた。

 そして既に用意されていた真新しい首輪を付けられる。


「カール、用意がいいのね」

「……ま、な」


 カールは照れ臭そうに鼻を擦っている。

 そうか。首輪があれば、ホケンジョの奴らもオレを連れて行くことはしないかもしれない。


 ちょっと遊びに行ってくるぜーーッ!!


「あっ! 待て!!」

「カール、捕まえて!!」


 こうしてオレは度々脱走する。

 自由犬だった名残ってやつだな。

 最近じゃ、カールとの追いかけっこが楽しくて仕方ないんだ。

 飼い犬ってのも、なかなかイイモンだねっ!

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