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異世界編:第4話 「熱志 発見する!」 

風邪をひきました・・・

鰹節でだし汁を作って、おかゆに入れて・・・

豚汁に生姜を入れて・・・ねぎとゴマの卵スープ作って・・・

意外と普段作らない料理が出来て楽し・・・い?

塩を求めて3千里

そして5年の月日が流れた・・・訳が無い

「二日が過ぎた訳だが、前の拠点も林道も下界へ通じる何かしらの建造物も見つからんがどう思うかね?熱志君・・・」

「はい!自分はコンパスの故障により道に迷い遭難状態と推測いたします!」

「やはり・・・君もそう思うかね、では我々はどうするべきだね?」

静かに焚き火を見つめながら問いかける

「一度、拠点へ戻り再度準備をして出発するべきかと・・・携帯食料もほぼ底を付きましたし・・・」

「止むを得ないか・・・残念だが・・・本作戦は失敗と判断!撤収する!!」

「っ!?・・・了解です!!」

一人会議終了・・・決して危ない人ではない!いいね?


翌朝

「失敗したなぁ・・・戻って出直してギリギリ下界に着けるかな・・・(クチャクチャ)」

保存食最後の燻製イワナ(?)をガムのように味わって咀嚼しながら目印を頼りに帰宅?(帰拠点)する・・・

そして、疑問に思った・・・

「ここの生物は、どうやって塩分の補給してるんだ?」

もしかすると、塩分を含んだ温泉や塩泉があってそこで補給しているのでは・・・

山の動物は土を食べて、そこからミネラルや塩分を補給しているのだが、熱志は知らなかった・・・

「このままだと、塩不足で詰んでしまう・・・賭けに出るか・・・」

「分の悪い賭けは嫌いじゃない(フッ)」

短めの脳内会議を終了し拠点へ急ぐ、目印をつけていたので帰拠点はスムーズだった


翌日

これに失敗すれば後が無いのでもてるだけの保存食、塩、味噌を持って行く

保存食は以下の通り

自然薯(?)の味噌(あ○げ)漬け(70点)

塩漬け山鳩モモ?の燻製(80点)

生のまま食べられる野菜、ノビル(?)、スープセロリ(?)(調理しないので採点不能)

ヤマワサビ(?)の葉と茎の湯通し(20点)おひたしにしたかった・・・

クラッシュ鬼胡桃(?)の塩和え(85点)

滝の天然水(煮沸済み)in竹(?)筒数本(90点)


「よし、行くか・・・」

罠を仕掛けてある獣道辿って奥へ進んでいく・・・大きな獣ほど塩分が必要となると思うので少しでも大きな獣道を見つければその方向へ進む

それを繰り返し二日目の朝・・・

「鹿(?)だ・・・この道は当たりだな・・・」

大きな鹿(?)だ・・・角がでかい・・・襲われたらシャレにならんレベルだ・・・

風下から見失わない程度に尾行する・・・そして・・・森が開けた


「まじかよ・・・本当に見つかるとは・・・・」

目の前には少し大きめの池・・・塩害のせいか池の周りには木や草が生えていない

先ほどの鹿(?)は一舐めするとどこかへ行ってしまった

恐る恐る近づいて、掬って舐めてみる・・・

「(ペロッ)・・・これは!?青酸カリ!?」

お決まりのボケをかましつつ塩水であることを確認する

長野県に地中から塩水が湧く村があると聞いたことがあるが、どうやらこの地方にもあった様だ

「くくくく、計画通り・・・(ニヤリ)」

無事に見つかったことによる安堵感と開放感から笑顔?が漏れる

当面は此処と拠点を往復して塩を備蓄しつつ生活することになりそうだ

その後の往復しながらの周辺調査で、直線距離で進めば1日で往復できる距離だと分かった

犯罪者扱いされて、追われて、滝壺に落ちて、塩不足で不幸のどん底だったが運が向いてきたようだ・・・

「何より・・・塩の使いすぎに心配せず料理ができるようになるのは大きいなぁ♪」


石を組んで隙間に粘土を詰めて、即席の竈を作成する→中央が窪んだ出来るだけ平べったい石を乗せ火をかける→石が割れないように慎重に塩水を注ぎつつ煮詰める→10分の1くらいに煮詰まって白く濁ってくる→コーヒーフィルターなどがあれば楽だが無いのでタオルを重ねて竹で作ったザルでろ過する→ろ過した煮詰まった海水をかき混ぜながら更に煮詰める→結晶化した塩とにがり(豆腐の凝固材)になったらろ過する→できた塩はそのままだと湿気の多い状態なのでフライパンで炒って焼く→完成!!


完成した塩は竹(?)を輪切りにした入れ物に入れて保管し、にがりは豆腐を作る以外にも煮物や肉のアク取りにも使えるので竹(?)筒に入れる


くっ・・・大豆さえあれば豆腐や味噌・・・醤油が作れるのに・・・探そう!!(決意)








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