Dead 3
「君、名前は?」
装甲車を運転しているローランが私に問いかけてきた。
「天宮···カナ···」
「天宮···!!」
ローランは少し声のトーンを上げた。
「そうか···君がキリハ君と神谷さんの···」
「気安くその名前を呼ばないで」
私はキッとローランを睨み付けた。
「···ゴメンよ」
ローランはとやかく言っては来なかった。
「·····フン」
シスターは鼻で笑う。
「娘に愛してもらえない親···か。キリハはともかく、リランは元気なのか?」
「元気なんじゃないの···」
私はシスターの目を見ずに言った。
装甲車が止まる。いつの間にか、私の家の前に止まっていた。
「着いたよ。僕らも神谷さん···君のお母さんに用事があるしね」
私は車から降りると、そのまま無言で家の中に入った。
「神谷さん!!僕だ!!ローランだ!!」
ローランが家の中に向かって言う。
「あら···お久しぶりです」
私が階段を上るのと同時に部屋から母親···天宮リランが出てきた。
「久しぶりだね。元気そうで何よりだ」
ローランは少し笑った。
「ヤツも···いるのか?」
シスターがそう言うと、リランはコクリと頷いた。
「はい。元気ですよ?」
そう彼女が言うと、銀髪の男が部屋から出てきた。
「お久しぶりです···剣先闘魔さん」
男···剣先闘魔はじっとローランとシスターを見つめた。
見た目こそは30代前半くらいだが、インダス星人という種族の彼は普通の人間よりも寿命が長い。
かつてのカゴシマの英雄であり···天宮カナの曾祖父に当たる人物であった




