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Dead2

「逃げるんだ!!お嬢さん!!」

私に向けられる声。それも男の声。

そして目の前にはゾンビが。もう逃げられない。ここで死んでも···別に後悔とかもない。

その瞬間、目の前で血飛沫が舞った。

「下がってろと言っただろ···女」

先ほどとは違う男の声と共に私はぐいっと襟を掴まれ修道女の服を纏った男の後ろにしりもちをついた。

「シスター!!どうだ!?」

一番最初に聞いた男の声が修道女の服に身を包んだ男に言った。

「ローラン!!間違いない!!ゾンビだ!!」

装甲車の中からヘルメットをつけ、アサルトライフルを手にした軍人が降りてくる。

シスター·····ローラン·····

その名前に私は聞き覚えがあった。

そう···英雄の名前。

修道女の服に身を包んだ死神・通称シスターと、軍人ローラン・リザルト。

目の前にいる男と、家にあった写真に写ってた男と姿が一致した。

「ケガはないかい?お嬢さん」

ローランが私の隣に膝をつき、言った。

私は無言でそっぽを向いた。

「ローラン、その女を守れ。俺はゾンビを片付ける」

「了解だ。シスター」

シスターはそのままSMGを構え、ゾンビに向かって撃った。

「さぁ、あの装甲車の中なら安全だ。行こう」

ローランが私の手を握った。

私はその手を···振り払った。

「触んないで···別にあなたたちに助けてほしいとか思ってないし···」

私はキッとローランを睨み付ける。

「ヘドが出るのよ···あなたたち英雄を見るとね」

「···········」

ローランは私から視線を反らした。

「ローラン!!早くしろ!!」

シスターが怒鳴る。ローランは舌打ちをすると、私の腕を力づくで引っ張った。

「はっ···離してよ!!」

「ごめんね···生憎僕は目の前で人が死ぬところは見たくないんだ」

そう言うとローランは私を装甲車の中に入れた。

「シスター!!」

「こっちは粗方片付いた」

シスターも装甲車の中に乗る。

「行くよ···!!」

ローランが力づよくアクセルを踏み、装甲車は走り出した。


ここから···私の物語が始まる。

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