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リザとの出合い Ⅱ
さてさて、自分の中でもリザの存在が謎になってきました(笑)
「私とお前は正反対だ」
リザはそう告げると悲しそうに笑いかけたきた。
私には理解出来なかった。しかし、私は次の言葉に耳を疑うことになる。
「私はお前の過去を知っている。」
リザは私の目をまっすぐ見て言った。そうだ。私には幼い頃の記憶が全く無かった。
そんな事を考えてるうちにふと気付いたことがある。暗闇の中なのにはっきりと見えているという事だ。家に向かっている途中からもうほとんど見えていた。
私はこの事をリザに伝えた。リザは慌てる様子も無く鏡を取り出し私に渡した。
そこにうつっていた私の目の色は青かった。
「お前も私も人間じゃない。」
リザは悲しそうに言った。そして今いるこの空間が母親によって作られたものであると説明してくれた。
私にはまだよく分からなかった。
どこからか鈴の音がした。と思ったらリザが背筋を伸ばし強ばった表情をしている。
そこに現われたのはリザの母親だった。
リザのお母さんの名前、どうしましょうか。