春菜物語
夏輝は次の日から学校を休むようになった。
「今日もお休みだ、、。」
夏輝が学校を休めば休むほど不安になった。
(私、余命3ヶ月なんだって。)
夏輝のあの言葉がよみがえる。
メールも電話も出てくれない。何で、、、?
春菜物語
私には友達がいなかった。それどころかいじめられていた。クラスのリーダー的存在、上崎実花に。私は目立たないようにひっそりと生きてきた。でも、その行為が裏目にでた。私は新しいターゲットにされたのだ。始めは無視されたり、ノートに無造作に「死ね」と書かれていたり。それだけなら、耐えれた。けど、あの日私は狂い始めた。
「ただいま~」
外でガサガサという音がして、その音を辿ってみるとそこにはお母さんがいた。
「何してる、、、の、、」
「あっ、春夏っ、、」
そこには、、、
「春菜、、、。」
家の壁に赤のカラースプレーで大きく
「死ね」
「消えろ」
その文字を母が一人で消していた。
言葉がでてこなかった。
情けなくて。
言葉は出ないのに、涙が出てきた。
私は自分の部屋にとじこもった。
次の日足取りが重かった。
「ガラガラ」
「おはよ。春菜。」
「、、、、。」
席につくと早々に上崎に話かけられた。
「今日ね、私誕生日なの。」
だからなんだよ。
「そこでね、一つ春菜にお願いがあるの。」
うざい。
「死んでくれない?目障りなの。」
その時教室から「クスクス」と笑い声がおこった。
「ほら~席にもどれ~」
担任が教室に入ってきたのと上崎は私から離れた。
「今日は紹介する人がいる。入ってこ~い」
「ガラガラ~」
入ってきたのは長身でショートカットの女の子だった。
「私は夏輝!よろしく!」
それが私、春菜と夏輝の出会いだった。




