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部屋で起きたちょっとした話

開く

作者: 渡ノ森 水緩

部屋の扉が勝手に開いている。

どんなにきちんと閉めても、気がつくと開いているのだ。


蝶番やノブの具合が悪いのかとドライバー片手に格闘してみたりもした。

だが、それでもやはり気がつくと開いているので、そういうものだと諦め、

扉が開いてしまうことに慣れてきた頃のこと。



ベッドに座って考え事をしていた時、

キィ、という微かな音が部屋に響いた。


思わず顔をあげると、

正面にある扉のノブが、

小さく音を立てながらゆっくりと回っていくのが見えた。



一人暮らしの部屋。

扉の向こうには、誰もいない。

いないはずなのに、なぜ、ノブが回っていくんだ!?



キィ


軋むような音を響かせ、ノブの回転が止まった。

すぅっと、音もなく扉が開いてゆくーーー


扉が開ききった途端、

ガチャリと大きな音を立て、ノブが戻った。



扉の向こうには、やはり誰もいない。




扉が開いた直後、

みしり

と足音がしたのは、気のせいなのだろうか。

10本目まで、「室内」という縛りで書いていきます。

10本クリアしたら縛りを取っ払って、引き続き屋外屋内問わず書いていきたいなと思っています。


感想やアドバイスなどいただけると、とても励みになります。

よろしくお願いいたします(ぺこり)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 主人公の緊迫感がよく伝わってきます。 ホラーとしての物語の構成もなかなか筋が通ってます。 (説明下手ですみません) [気になる点] やっぱりホラーなので、もうちょっとオチを衝撃的なものにし…
2012/10/09 11:29 退会済み
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