↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

【プロットタイプ】帰巣本能

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/11/02

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

結局、行き慣れた場所が恋しくなるんだよな。

なんだろうね。本当に何なんだろうね。

なんか、『昔の友人ガー』とか、『元彼/元カノ ガー』と似てるんかな?

外へ出てみると、ポロポロと雨が降っていた。

幸い、折り畳み傘は持っていたが、昔から使い込んでいる故に年季が入っている故に少々心許ない。けれどもあめが凌げるならば、其れで良いのだろう。

嫌になるな。旅行時の雨なんて。濡れて歩くことになるなんて。

そう思いながら、たた目的地に向かって移動する。ただ雨を凌げる場所を探して。

歩いて、歩いて、歩いて、商店街の道の端っこに、看板を見つけた。更に近寄って見ると、ショーウィンドウに飾られた食品サンプルが見つかった。サンドイッチと、珈琲、フロート等、それらしきものが立ち並んでいる。

「はぁ、此処まで来るのに苦労したよ」

俺を連れ出した同居人は、やや草臥れた声でそう言った。

黙って見つめる事数秒、俺の視線に気付いた鏡花が慌ててドアを開けた。別に急かしてねえよ。

店内は昔ながらの純喫茶と言った感じ。橙の柔い光が落とす花形のランプ。真紅色のソファはほぼボックス席で、開店から数分しか経過していないのに、幾人かの人々で賑わっていた。

令和を彩るJPOPが、何となく昭和歌唱に聞こえてしまうのは、恐らくこの店の空気が成せる技てあろう。

鏡花はメニューを開くなり、頼むものが決まっていた様に、指さした。

「エビフライ食べたい」

昼は鍋にするって言ったよな?

「ちょっと他よりお値段張るけど、まぁ其れはご愛嬌って事で。旅だし」

……お前の胃袋的に大丈夫なのかよ。

そんな事を思ったって、結局あぁだこうだ言って、言ったことを曲げない事は分かっていた。だから俺は何も言わない。ただモーニングに惹かれて、其れを頼む事にした。

「今回の旅は色々あったけど、そりゃもう、色んな人に迷惑かけまくったけど、そりゃもう申し訳ないんだけも。まぁまぁそれなりに楽しかったよ」

俺は慌てた鏡花の振る舞いを振り返る。

切符あるのに電子カードで改札抜けたりな。チェックアウト後にコート忘れて爆速で戻ったりな。前日まで確認したはずなのに何故かそうなったな。

「でもなんか、地元が恋しくなったよ。いっつも見る度に比べちゃうからさ。地元と、こっちと。だからまぁ、今この空間はちょっと安心したかな。

ほら、似てるじゃない? 純喫茶キャバレーに」

ま、そうだろうなお前、帰巣本能強いから。

息するように、

『昔はあーだった』

『元彼/元カノあーだった』

とか話すのやめてくんね? 普通に失礼。

みたいな事を言われそうな今のモード。


旅行は楽しかったよ。

マジで色々あったけど。

※一個前の小説参照。


でもなんだかな。

何かに付けて地元と比べるんだよな。

しかも凄い些細な事なんよ。

『あー此処中まで見れないんだ』

『家具とか調度品、置いてないのか……』

※規模と入館料、維持費を考慮するとむしろ破格。

『家の布団恋しいな』

※匂いが違う……。

『コンビニとかパン屋、純喫茶のケーキ美味しかったな』

※観光地やぞ。飯はサブだろ。

とかもうそればっか。本当にそればっか。

非日常見に来たはずなのに、ずっと日常の事考えてる。


『……お前マジ面倒くさ……』

『なんでそんな事言うの!?』


とか漫画で適当に吐き捨てられてそうなワンシーン。

喫茶店で、フロート“ずごー”とされながら言われるシーン。


帰ったら神社行きたいな。

大体週に2、3回は行ってるんですよ。

寂しい。


ちなみにエビフライはとても美味しかった。

出来たて、ホカホカ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。