不幸当番
掲載日:2010/04/05
悪政に苦しむ国で、ストレスのたまっている王様が、イライラ解消の為に悪習を思いついた。
まず国民のうち、一家族を選ぶ。
選ばれた家族は不幸当番として、他の国民に虐げられる。
これには当番を殺してはならないという暗黙のルールがある。
当番は一日交替で、必ず全ての国民が一生に一度は当たるようになっている。
他国の人が悪習を非難したが、一度根付いた風習は消えなかった。
ついに国民全員の当番が終わったので、王家の番になった。
風習に狂った国民にとって、身分はもはや何の意味も持たない。
国民は武器を持って王宮に乗り込んだ。
そして、残虐の限りを尽くした。
しかし、他国の人は少しもびっくりしなかったし、止めなかった。
革命が起こるのは予想済みだったし、内乱で国がめちゃくちゃになると国を乗っ取るチャンスだからだ。




