表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/19

12.5話:おまけ 学園祭の出し物

「そういえば、お嬢様たちは学園祭で何をするんですか?」


 また怒られるといけない、と思い話を逸らすレティア。


「私たちのクラスはね、『メイドアニマルカフェ』をするのよ」

「メイドアニマル……!?なんだか、珍しいですね」

「ええ、女子はメイドをして、男子は猫耳とかつけて接客するんだけど、どうかしら?」

「いい案だと思いますよ。ちなみに、お嬢様はメイドをするんですか?」

「私?うーん、私はセレーナと一緒にクラスを仕切っているから、接客には回らないと思うわ」


 レティアは目を輝かせて、アリシアの肩をつかんだ。アリシアはそれに困惑する。


「お嬢様!私はお嬢様のメイド、絶対に似合うと思います!お嬢様が接客をすれば、クラス売り上げを一位に引き伸ばせるはずです!」

「えっ?うーん、でも私も少し興味あるのよね。ほら、普段だったら絶対にできない事だし」

「私、学園祭本番とっても楽しみにしてますね」

「ええ、レティアが来てくれると、私も嬉しいわ」


(これは告白の話に次ぐ、今年1番の重大ニュース……!絶対にみんなに伝えないと)


 ◇


「──という事がありまして!」


 レティアは話し合えると、勢いよくテーブルを叩いた。


「ま──まじか!お嬢がメ、メイド!?」


 最初に反応した執事は、飲みかけていた紅茶を吹き出しそうになり、慌てて姿勢を正す。


「お嬢様がメイド──私、見てしまったら性別の垣根を超えて押し倒してしまいそうです……」


 次に言葉を発したメイドは、顔に手を当ててよろよろと後ろに倒れる。


「あ、でもお嬢様はクラスを仕切る立場だから、接客に回るかは分からないと」

「そうなの?」

「はい。ですが、『興味はある』とおっしゃってました」


 残りの2人は考えるような顔をして、すぐに笑顔に戻った。


「それなら大丈夫じゃないか?」

「ええ。お嬢様、興味があったら何がなんでもするタイプだものね」

「そうね」


「──でもさ、」


 と、ふいに1人の執事がつぶやく。


「メイドとか、獣耳をつけるんだったら、男女ともにお嬢に言い寄ってくる奴が増えるってことじゃないっすか?」


 その言葉を聞いて、4人は顔色を変えた。


「……変な輩がお嬢様に近づいたら、私が()()()()()()()()

「もう、レティアったら。ダメじゃない。私は()()()()×()()方が良いと思うわ」


「……2人ともお嬢の前でそんなこと絶対に言うなよ。そんな事を聞いたらお嬢倒れちゃうだろうし」

「そうっすよ。2人とも野蛮です」


 執事の2人は野蛮な思考回路をしているレティアたちに引き気味で言った。


「こういうところもカイゼル様とセシル様に似たのかしらね……」


 残りのメイドは、少し残念そうな表情をしてつぶやいた。


「もちろん、みなさんで一緒に学園祭行きますよね?」


 レティアが聞くと、4人は笑顔で口々に言った。


「もちろん!お嬢様のメイド姿、逃してやるもんですか!」

「ああ、お嬢だけじゃなくて、他の所も一緒に回ろうな」

「絶対にカメラは持っていきましょうね」

「お嬢の獣耳姿も楽しみっすけど、色んな出店も行きたいっすね」


「それでは、学園祭まで仕事を頑張りましょう。また新たな情報を手に入れたら、ご報告します」


 こうして、この5人の仲はさらに深まった。

 レティアは(絶対にお嬢様の写真をゲットしてやる……!)という信念の元、これからの仕事を頑張ろうと、決意した。

なんだかデジャブを感じる話。

みんなアリシア愛に溢れてていい子なので大好きです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ