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悪役令息はママがちゅき  作者: 埴輪庭
第1章「ママが好き」

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57/143

ダルクヘイムは終了しました⓷

 ◆◆◆


 マリステラ大陸の風は特殊だ。


 この風を浴びると、()()()いく。


 生物はもちろん、岩といった無生物までも急速に朽ちる。


 潮風による塩害にも似ているが、その浸食速度は潮風の比ではない。


 魔力に優れた者ならばこの浸食から身を護る事も出来るが、そうでない者にとっては致死の風となりうる。


 その原因を辿れば、魔の海として悪名高いネザシア海から吹き込む風の特殊性にあった。


 ネザシア海の異名── "魔の海" には二つの意味がある。


 一つは恐ろしいだとか邪悪だとかいう意味での "魔" 。


 もう一つは海全体が膨大な魔力を孕んでいるという意味での "魔" 。


 そしてこの魔力がどうにも厄く、あらゆる存在に対して毒にも似た作用を有している。


 とある学者などは海の底に何か邪悪なモノが眠っているのではないかなどと考察する者もいるが、真相は定かではない。


 魔力とは魔力を発するモノの性質によって毒にも薬にも変わるため、その学者はそういう説をぶちあげたのかもしれない。


 そんな風が今、ダルクヘイム要塞に吹きつけている。


 本来ならばここに集う魔族たちから漏れ出す魔力のおかげで、要塞はこの風による崩壊を免れているのだが──


 近く、ダルクヘイム要塞もまたマリステラの塵へと還る事になるだろう。


 なぜならば、とてもとても邪悪な悪役令息が荒らし回ってしまったから。


 ・

 ・

 ・


 城門前の荒地には、無数の肉片と血潮がまだ生温かさを残して散らばっている。


 だがハインにとってはどうでもいい様だ。


「よし、行くぞ。これだけの要塞ならば守将の一人二人はいるだろう」


 悠々と靴音を響かせ、要塞内へ踏み入って行く。


 オーマはハインのすぐ背後にぴたりと寄り添い、ハインから洩れる魔力をかすめ取りながら後に続いた。


 傍目からみれば傲慢な悪役令息めいたボンボンが女をはべらせてる様にも見える。


 要塞内には多くの魔族が詰めており、捨て身の覚悟で襲いかかってくる者も少なくなかった。


 大鉈を振るう獣人や、巨体の鬼種、あるいは扉の影に隠れ毒矢を放つ小鬼など、種類はまちまちだ。


 だがそれらが立ち向かってくるたびに、オーマが()()()しまう。


「好きに喰って構わないが、邸内では余りコロコロ姿を変えるなよ。母上はお前の事をメスのスライムかなにかだと思っているからな。急に大鬼の姿を取ったりしたら母上が驚いてしまう」


『は、アイ』


 オーマから見てヘルガというのはハインほどには惹かれないが、それでも主であるハインが大切にしている存在だという事は認識している。


 万が一害したりすれば消されるだけでは済まない事も。


 ともかくも、作業のような捕食の繰り返しが続き──


 気づけばもう正面から立ち向かってくる兵士は居なくなってしまった。


 それどころか、逃げまどう者が目立つようになってきた。


 だが意外にも、ハインはそういった者を追い詰めるといった事はしない。


 ただそれはハインに情け容赦というものがあったからではないのだが。


 例えば野や山には人に不快感を与える虫の類が沢山いる事は周知の事実だが、自分から野山に足を運んでおいてそれらをしらみつぶしに殺して回るような事をするだろうか? 


 勿論足元で這いまわっていたり、纏わりついてきたりすれば殺してしまう事もあるかもしれないが。


 要するにそういう事である


 ハインはさらに先へと足を進める。


 廊下を曲がり、古びた扉を開けると、そこは大きな食堂のような空間だった。


 長いテーブルと椅子が並び、奥にはかまどの跡がある。


 天井には古びたシャンデリアが吊るされていた。


 広間を見渡す──すると、隅の方にうずくまっていた魔族の女が震えながら顔を上げた。


 女は被っていた頭巾を外し、土下座に近い姿勢でハインを仰ぎ見る。


 血の気を失った頬と潤んだ瞳には、抵抗の意思の欠片も見当たらない。


「お、お助けください! 抵抗するつもりはありません……」


 媚びへつらうような声だ。


 ハインはそれに答えない。


 だが、それならそれでどうでも良いなと踵を返して広間を立ち去ろうとするやいなや、魔族の女は聞かれてもいない事をべらべらとしゃべり始めた。


「わ、私……お、お話したいことが……」


 ◆◆◆


「し、師団長の……ファリス様が……! 数日前の襲撃で重傷を負われて、それで療養室に……」


 ファリス──その名を聞いた瞬間、ハインの脳裏にグラマンの言葉が蘇る。


『要塞には中々骨のある魔族がいましてな。ファリスと名乗っておりました。……まさに死闘! あの時は時間が余りなく、痛み分けという結果で終わってしまいましたが、もし次の機会があるなら死合いたいものですなァ』


「つまり、そのファリスという魔族がいま要塞のどこかで伏せっている……それを教えたいと?」


 女はこくこくと首を縦に振り、必死の表情になる。


「そ、そうです! あの方は、本当ならば再起不能と言われてましたが、魔族の回復術で何とか生き長らえて……。たぶん、まだお体が動かないはず……。で、ですから……」


「だから何だ?」


 ハインが冷淡に言い放つと、女の表情に焦りの色が濃くなる。


「わ、わたし、あなた様に協力いたします! ほら、こんな小さな情報だけじゃありません、他の師団長の動向や、いろいろ……お教えできます! ですから、命だけは……」


 そこまで言った瞬間、女の声が途切れた。


 ハインが女に向けて掌を向けている。


 そしてゆっくりと握られるのに合わせ、女の体が内側へ内側へと潰されていく。


 まるで見えない鎧板に全身をじわじわ押し潰されているかのように、女の四肢は内側へ折れ曲がり、目から涙がこぼれ落ちた。


「な、なぜ……っ……?」


 声にならぬ悲鳴が、血混じりの吐息となって吐き出される。


 ハインはまるで当たり前の理を説くように、淡々と言葉を紡いだ。


「なぜ……とは? お前の中では仲間とは裏切っても良いものなのだろう? お前は有用な情報を俺に教えてくれた。だからお前は俺の仲間だ──しかしお前が仲間になると今度は裏切りが怖くなる。だから俺が先に裏切ってお前を処分している」


 女の口がわずかに開き、何かを訴えようとするが結局叶わず──そのまま肉塊と化した。


 ◆◆◆


「折角だから顔を見ておくか。行くぞ、オーマ」


 二人は荒れ果てた食堂を後にし、要塞の奥へさらに踏み込んでいく。


 途中、襲いかかってくる魔族はもうほとんど見当たらない。


 流石に百、二百と "喰われて" しまえば当然と言えるだろうか。


 廊下の隅には逃げ遅れた雑兵がうずくまっているが、ハインもオーマもそれを全く視界に入れようとしない。


「グラマンは氷竜だとか言っていたな。 劣等トカゲの魔力など鼻が曲がるが──"匂い" は向こうから漂ってくる」


 階段を下りて別の回廊へ出て、歩を進めていく。


 通路の奥には小さな部屋があった。


 中に足を踏み入れると、そこには寝台がおいてあり、その上には一人の女が眠っていた。


「……これがファリスか」


 銀青の髪、右目には分厚い包帯がぐるりと巻かれていた。


 頬には生々しい傷跡、体のあちこちに巻きつけられた包帯は赤黒い浸出液で汚れている。


 これが先の襲撃の生き残り、師団長ファリスなのだろう。


 一目で重傷だとわかるが、命に別状は無さそうだ。


 オーマはファリスを一瞥し、嬉々とした笑みを浮かべて手を伸ばしたが、ハインが軽く首を振って制止した。


「やめろ。こいつはグラマンのお気に入りだそうだ。手を出せば奴の機嫌が悪くなるかもしれない。そうなるとやれ礼儀がどうだとか五月蠅くなるんだ。そうなってしまったグラマンはもう誰にも止められない。母上も "グラマンのいう事をよく聞きなさいね" などと言い出すんだぞ」


 オーマはしゅんとした顔をするが、ハインの指示を無視するわけにはいかない。


 握りかけた腕を引き戻し、物欲しそうにファリスを見るだけに留まる。


 ファリスは相変わらず浅い呼吸のままで、外の喧騒にも微動だにしていない。


 ハインはそれを一度見やると、くるりと踵を返して部屋を後にする。


「いい加減切り上げるか……余り時間をかけて母上を心配させたくない」


 そんな軽口を叩きながら要塞の入り口付近まで戻る。


「よし、帰るぞ」


 ハインがそう言うとオーマはどろりととろけ、歪な竜の形へと変じていった。


「もう少し戦果が欲しかったが、仕方あるまい──」


 そう独り言のように呟きかけたとき、突然空が震えた。


 まるで雷鳴のように轟く咆哮が、大陸の上空を包み込む。


「……?」


 ハインは視線を上げる。


 深い曇り空に巨大な姿が見えた。


 その姿形は、まさに竜。


 漆黒の鱗を身にまとい、尾は鉤爪のような棘で覆われている。


 同じ黒竜という形容をしても、オーマとは明らかに違う。


「おお、これはこれは……」


 ハインは少し嬉しそうな様子を見せた──が。


「はぁ?」


 次の瞬間には抱いた期待があっさりと裏切られてしまった。


 雄々しき姿の黒竜だが──くるりくるりと要塞上空を旋回した後、あろうことか西の空へと逃げ去ってしまったのだ。


 ハインは一瞬どうしようかと迷ったが、「まあ、劣等だしな……」と若干失望したような様子で逃げ去っていく黒竜を見遣るのだった。

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作品紹介

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※ 20260119時点、第一章完まで毎日午前六時に投稿予約しています。
【ジャンル】(長編)ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「追放された王太子と公爵令嬢が冒険者になる話」
総合ポイント 1,068pt


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六十年間、何をやっても失敗し続けてきた男がいる。
幼稒園では振り付けを覚えられず、学校では成績も運動も最下位。
恋は告げられず、仕事ではミスを重ね、やがてリストラ。
期待されないことだけが彼の救いだった。
期待されなければ、失望されることもないからだ。
両親を看取り、五十五を過ぎた頃、彼は三十年ぶりに小説を書き始める。
題材は自分自身。
何の取り柄もない、救いようのない半生。
書き上げた原稿を、返事など期待せずに出版社へ送った。
──しかし。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「闇、搔き毟りて」
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この記録集は、二〇二五年八月から九月にかけて起きた「灯之村発熱事件」に関する資料をまとめたものである。
事件の中心人物である花村園子(動画共有サイト「ViShare」チャンネル「SONOKO's Journey」運営者)は、二〇二五年九月十四日に交通事故を起こし重傷を負った。
退院後、彼女はすべてのSNSアカウントの更新を停止し、現在も消息不明となっている。

本記録集には以下の資料が含まれる。
・花村園子が撮影した映像の書き起こし
・関係者へのインタビュー記録
・ViShare動画およびコメント欄のアーカイブ
・SNS(Z、Picstagram等)の投稿記録
・インターネット掲示板の過去ログ
・メール・ダイレクトメッセージの記録
・行政文書(保健所報告書、村議会議事録等)
・新聞・週刊誌記事
・医学論文・学会報告
・郷土史料・古文書
・その他の関連資料

なお、プライバシー保護のため、一部の人名・地名は仮名としている。
また、資料の配列は時系列に沿っているが、一部編集を加えている箇所がある。

※ 本作は作者が去年のいつだったかにかいた「ヒツギノムラ」という因習村系ホラーをモキュメンタリー形式に仕立て直したものです。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「灯之村発熱事件 記録集」
総合ポイント 22pt


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魔力が絶対の価値を持つウェザリオ王国で「無能」と断じられた王子シャールと公爵令嬢セフィラ。
しかし彼らには万物を操る未知の力があった。
元王子と聡明な元令嬢は国を捨て、追手を退け、辺境の街で冒険者として再起する。


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「貴女を愛する事は、私にはできない」
──近衛騎士団長ガリューは、セレスティアにそういった。
そして彼女は人を辞めた。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「血と鉄と愛」
総合ポイント 114pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。

※ 本作は 『なんか説得力のある婚約破棄 』 『なんか説得力のある元鞘』 の二編をコンテスト応募用にまとめたものです。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「つかず、離れず」
総合ポイント 122pt


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承認欲求の末路。
とあるウェブ小説作家の生きざまとくたばりざまを書いた恥小説。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「馬鹿面(ばかづら)」
総合ポイント 116pt


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「なんか説得力のある婚約破棄」(※ランキングタグにリンクあり)の後日談。
どうしようもない政治情勢で婚約を破棄せざるを得なかった王太子エルリックと公爵令嬢ライラ。
二人は優秀であり、優秀であるがゆえに道理を通せば国が滅びると理解し、愛を諦めたのだ。
しかし──
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「なんか説得力のある元鞘」
総合ポイント 2,432pt


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よくある聖女召喚。
でももしも召喚した聖女がやべー聖女だったら?

「可愛らしいですわね、小さな子犬が吠えているようで」

召喚された聖女は、王に向かってそう微笑んだ。
瘴気に覆われ滅亡の危機に瀕した王国。
起死回生を賭けた聖女召喚の儀式は成功し、銀髪に紫の瞳を持つ絶世の美女が現れる。
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プルーウィアと名乗るその女は、周囲を見回してただ一言、「原始的ですわね」と呟いた。
そんな彼女を従わせようと脅す国王を、彼女は終始穏やかな笑みで見つめている。
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この「聖女」は一体何者なのか。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
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アイドルはうんちをしない。
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【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
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「品」──それが僕と亜里沙の決定的な違いだった。
亜里沙は二年付き合った恋人だ。
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料理も、紅茶の淹れ方も、そして僕らが共有する「ある趣味」においても。
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怒るべき場面で僕が感じたのは、ただ一つの確信だった──やはり、彼女とは性格が合わない。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「性格の不一致」
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信長公記、ほぼ史実。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「森蘭ギャル」
総合ポイント 720pt


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殺すことだけを教え込まれた軍人アシェルと、人の本心を見抜く力ゆえに孤立してきた王女キュルケ。
幼い頃から奇妙な絆で結ばれていた二人だが。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「後の月」
総合ポイント 224pt


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呪いの動画を見てしまった。
私は一週間後に死ぬらしい。

でも大丈夫(?)。

地球が三日後に滅びるそうだから、怖くない。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「メテオリック・エクソシズム」
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勇者が魔王を倒そうとしなかったらどうなる?
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「勇者に放置された魔王の末路」
総合ポイント 1,334pt


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男の生きざま、恋情。
ハーメルン、カクヨムから転載
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「ウィdンドウショオポイング」
総合ポイント 154pt


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帝都ティランの会員制サロン「銀枝亭」に集った五人の貴族たち。
話題は庶民の間で流行する「婚約破棄譚」への痛烈な批判だった。
設定の杜撰さ、人物造形の稚拙さ、読者の被害者意識……舌鋒鋭い文芸誌編集主幹カタリナを中心に、知識人たちは存分に嘲笑を重ねていく。
だが談話の果てに浮かび上がったのは──
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「阿呆鳥の連環」
総合ポイント 588pt


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職場のパワハラに苦しむ会社員・彩乃は、高校時代にいじめた相手・美月から勧められ、ストレス発散のため呪いグッズをフリマアプリで販売し始める。
しかし購入者たちが語る「被害者の声」は、かつて自分が加害者だった過去を否応なく突きつけてくる。
美月は許してくれた。
でも、許されていいのだろうか?
罪悪感に蝕まれ、眠れない夜を重ねる彩乃。
やがて購入者たちの呪いの対象に「報い」が訪れ始めたとき、彼女はある決断を下す。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ノロイ、ノロワレ」
総合ポイント 48pt


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ハルシオン王国──二百年前、この国は極度の男尊女卑社会であった。
女には相続権がなく、教育を受ける権利もなく、結婚相手を選ぶ自由さえ与えられていなかった。
女は道具であり、家畜であり、男の所有物に過ぎなかったのだ。
だが今は違う。
一部の男が──そして多数の女が国のあり方を変えた。
だが今度は逆の方向へ振り切ってしまっている。
ちょっとした事で「罪を償うために」と次々自裁していく男たちを前に、女王リディアをはじめ、女たちは社会の在り方を変えようとする。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「レミングス」
総合ポイント 126pt


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剣士カイトは勇者アルヴィンから追放を告げられた。
そして──!!!!!!
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「意識高い系勇者パーティから追放された俺の末路」
総合ポイント 19,366pt


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「私たち四人は対等なの」
──女の提案で始まったのは、三人の男が一人の女を共有する異常な日々だった。
弁護士の真司は漁師の啓二、バーテンダーの了と共に、愛する妻・莉子と暮らしている。
かつては嫉妬に狂い、互いに殺意すら抱いた男たち。
しかし奔放な妻に振り回され、同じ苦しみを共有するうちに、敵同士だったはずの三人の間には奇妙な連帯感が芽生え始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「オープンマリッジ」
総合ポイント 128pt


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ジャズの良さがさっぱりわからん
【ジャンル】エッセイ〔その他〕
「ジャズとかよくわからん」
総合ポイント 0pt


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時は大霊能時代!
悪霊、死霊が跋扈するようになり、治安は悪化し、世界中、不穏な事ばかりのサイテーな時代である。
日本でも霊務省が死刑囚を呪いの物件に送り込み、悪霊に始末させることでコストを削減するという悪趣味な制度が採用されている。
そんな中、ベテラン執行官・大佐貫はいつものように凶悪犯の処理に向かうのだが──
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ポイズン・エクソシズム」
総合ポイント 112pt


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ちょっとトッぱずれた世界観の短編を集めました。
目次──各話の簡単な概要は第一話の前書きに。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「トンチキな作品を集めた短編集」
総合ポイント 110pt


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夕暮れの駅のホーム、今にも線路へ吸い込まれそうな女性に男は全力で体当たりを食らわせた。
男の名前は藤巻俊一。
いわゆる、「ぶつかりおじさん」である。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「感電」
総合ポイント 318pt


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夜ごとに星が降る美しい国で、欲しいものは何でも手に入るワガママ王子。
ある日、メイドの大切な形見を無慈悲に捨てた彼は王の怒りに触れ、身一つで城を追い出されてしまいます。
孤独な旅の果てに王子が見つけたものとは
【ジャンル】童話〔その他〕
「星のきらきら」
総合ポイント 96pt


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電柱が自らの意思で根を張り、街を闊歩するようになった日本。
かつての大反乱を経て、人類は彼らとの奇妙な共存関係を築いていた。
人間とコンクリートの間に立ち、摩擦を仲裁するのが「電柱保安調整官」である佐山の仕事だ。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「電柱街」
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不同意性交は死刑!!
そんな社会で男と女が恋をする。
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「君と僕の同意性交」
総合ポイント 84pt


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冒険者パーティ『碧空の翼』の荷物持ちバジルは醜く無能な中年男だ。
そんなある日、彼は仲間に囮として森に捨てられた。
絶望の淵で彼が手にしたのは、若き美女へと変貌する奇跡の力であった。
復讐を誓ったバジルは美貌の魔術師「ジル」となり、かつて自分を見下した男たちの前に現れる。
何も知らない男たちは、かつて蔑んだ男とも知らず、彼女の愛を求めて争い、堕ちていく。

※ 本作は捜索用の為に執筆しました。
こんな感じの作品を読んだことありませんか?
どうしてもオリジナルが読みたくて、しかしタイトルを思い出せないので、仕方ないので書きました。
おおむねこんな感じの設定だったとおもいます。
もしあったら教えてください!DMでも感想でも構いません!
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「無能な中年男、男をたぶらかす魔女となり、自分を捨てたパーティメンバーに地獄を見せる」
総合ポイント 216pt


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鬼塚剛志は現場監督として赴任した京都で、正体不明の敵に精神を削られていた。
それは「京都弁」という名の、本音と建前が入り混じる魔宮であった。
職人の笑顔の裏にある真意が読めず、挨拶すらも攻撃に聞こえる日々。
蓄積されたストレスと疑心暗鬼が限界を超えた時、男の拳が禁断の解決策を選び取る。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「京都殺拳地獄(きょうとごろしこぶしのじごく)」
総合ポイント 46pt


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産後豹変した妻・絵里奈の苛烈な叱責に追い詰められる夫、洋平。
家庭に居場所を失った彼は怒りを糧に「完璧な仕事と育児」をこなして自らを死へ追いやるという狂気的な復讐にも似た自滅の道を歩み始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「夢の轍」
総合ポイント 136pt


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太平洋戦争架空戦記。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「白い悪魔」
総合ポイント 368pt


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甘い嘘よりも、冷徹な罵倒を。
裏切りの果てに少女が抱いた歪で抗いがたい執着の物語。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「花弁」
総合ポイント 114pt
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