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悪役令息はママがちゅき  作者: 埴輪庭
第1章「ママが好き」

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138/147

ママ心配

 ◆


 帝国貴族の子弟教育とは畢竟、精神の去勢と生存本能の純化を同時に強いる儀式に他ならない。


 人は孤独に生まれ、孤独に死ぬ。その自明の理を、煌びやかな衣装と虚飾に満ちた礼節で包み隠し、あたかも高貴な血脈のみが持ち得る特権であるかのように振る舞うのが彼らの流儀だ。


 親は子を愛するがゆえに突き放すという。獅子は千尋の谷に我が子を蹴落とすという故事を引いて、彼らは自らの冷徹さを正当化する。だがその実態はどうだ。それは単なる愛情の欠如か、あるいは自らが老いさらばえ、その座を追われることへの根源的な恐怖を、教育という美名で糊塗しているに過ぎないのではないか。


 ガイネス帝国において、貴族の子弟たる者、十五にもなれば親の膝を離れ、荒野へと放り出されるのが常である。荒野、すなわち寮生活、遊学、あるいは戦場だ。親に甘えることは恥であり、親が子を囲い込むことはその家の没落を意味する愚行とされる。


 自立。


 独立独歩。


 己の力のみで立ち、己の才覚のみで生き残る──それが帝国の気風であり、強さの源泉であると彼らは信じている。この強迫的なまでの自立心の強要はかつて大陸を覆った永き戦乱の記憶が骨の髄まで染みついているからに他ならない。いつ何時、家が焼け、親が死に、全てを失うか分からぬ世において、頼れるものは己の肉体と知恵のみ。過保護とはすなわち子を殺す毒であると、彼らは本気で信じているのだ。


 人は堕ちる。


 赤子という全き依存の存在から、孤独な個へと堕ちていく。それを成長と呼ぶのなら、成長とはなんと残酷で救いのない下降線であろうか。


 アステール公爵家当主代行、ヘルガ・イラ・アステールはその冷厳な帝国の掟を理解し、受け入れ、そしてその上で、どうしようもない違和感と格闘していた。


 彼女はハインを愛している。


 それは貴族の義務でも、血の繋がりの強制でもない。もっと生々しく、泥臭く、そして切実な、一個の女としての、あるいは雌としての情念に近い何かだ。夫ダミアンとの凍てついた地獄のような日々の果てに、彼女が得た唯一の温もり。それがハインだった。あの子のためなら、地獄の業火に焼かれることも厭わぬと誓った。


 しかしその愛が深ければ深いほど、彼女は帝国の気風という壁に直面する。


 愛するがゆえに、手放さねばならぬというパラドックス。


 過干渉は毒だ。甘やかしは罪だ。あの子を真に強く、気高く育てるためには心を鬼にして突き放さねばならぬ。ヘルガはそう自分に言い聞かせ、己の胸に湧き上がるドロドロとした執着を、理性の檻に押し込めてきた。


 ──あの子が最近よく出かけるようになった。


 学院の休日。かつてであれば、ハインは一日中ヘルガの影のように寄り添い、その温もりを貪っていたはずだ。だが今は朝早くに身支度を整え、ふらりと屋敷を出ていく。


 行き先は告げない。供はフェリだけ。


 それは帝国の貴族として見れば、極めて健全で、喜ばしい成長の証左であるはずだ。


 他家の者と交流を深めている、とハインは言う。理由としては満点だ。他家の子弟と交わり、人脈を築き、あるいは帝都の空気を肌で知る。次期当主として必要な資質を、自ら養おうとしているのだから。


 頭では分かっている。


 ああ、分かっているとも。


 だが腹の底で燻るこの黒い感情は何だ。


 寂しさか。不安か。あるいは自分だけのものだと思っていた人形が勝手に動き出したことへの戸惑いか。


 違う。


 もっと不吉で、予感めいた何かが彼女の肌を粟立たせるのだ。


 ハインは嘘をつかない。少なくとも、ヘルガに対しては。


 だが真実のすべてを語っているわけでもない。


 ──あの子がまとう空気にはどこか血の匂いがする。


 洗練された香水の奥に乾いた死の匂いが混じっている気がしてならないのだ。


 執務室の窓から差し込む陽光は今日も残酷なほどに明るく、帝都の街並みを照らし出している。ヘルガはペンを走らせていた手を止め、ふと顔を上げた。


 視線の先には庭園の木々が風に揺れている。平和な光景だ。だがその平和が薄氷の上に築かれた仮初のものであることを、彼女は誰よりも知っている。


「……ハイン」


 唇から漏れた息は誰に届くこともなく空気に溶けた。


 聞かねばならぬ。


 母親としてではなく、アステール家の当主代行として。次期当主の行動を把握するのは当然の責務だ。過干渉だと謗られようと、マザコンの息子を甘やかす愚母と嗤われようと、この胸のつかえを取り除かねば、前に進めぬ。


 ヘルガは意を決した。


 それは堕落への第一歩かもしれない。だが愛に堕ちぬ母親など、この世に存在するのだろうか。


 ◆


 朝の食卓。


 磨き上げられた銀食器がシャンデリアの光を反射して冷たく輝いている。


 長いテーブルの端と端にそれぞれヘルガとハインはついていた。物理的な距離は心の距離を象徴するものではない。むしろ、この空間を隔てているからこそ、互いの視線はより濃密により切実に絡み合う。


 ハインは今朝も完璧だった。


 漆黒の髪を一分の隙もなく整え、深淵を宿した瞳で静かに食事を進めている。その所作の一つ一つが計算され尽くした芸術のように美しい。ナイフが肉を切り裂く音さえ、音楽的な律動を帯びている。


 成長した、とヘルガは思う。


 かつて自分の膝の上で震えていた小さな命が今やこれほどの美貌と威厳を備えた青年に育った。だがその成長がなぜこれほどまでに胸を締め付けるのか。


 ヘルガは紅茶のカップをソーサーに置き、カチャリという硬質な音で沈黙を破った。


「ハイン」


 呼びかける声は努めて穏やかさを装った。


 ハインの手が止まる。


 彼は顔を上げ、聖母を仰ぐ殉教者のような、陶酔と崇拝の入り混じった眼差しをヘルガに向けた。


「はい、母上。何でしょうか。お水ですか? それとも部屋の温度が不快ですか? 直ちに調整しますが」


「いいえ、違うの。……最近、お休みの日はよく出かけているようだけれど」


 ヘルガは核心に触れた。


 ハインの瞳孔がわずかに収縮したのを彼女は見逃さなかった。


 だがそれは動揺というよりは瞬時に思考を巡らせる計算の色だった。


「どんなことをしているの? やはり、お友達とのお付き合いかしら」


 問いかけはあくまで日常会話の延長として。


 決して詰問調にならぬよう、細心の注意を払って。


 ハインはふわりと微笑んだ。それは春の陽だまりのように暖かい。


「ええ、まあ。そのようなものです」


 ハインは滑らかに答える。


「学院で知り合った方々と、帝都の歴史や文化について知見を深めております。また、将来のために有益な……そう、人脈への投資といったところでしょうか。母上にご心配をおかけするようなことは断じて」


 模範解答だ。帝国の貴族として、これ以上ないほど適切な回答である。

 人脈への投資。知見の深化。自立した次期当主としての自覚に満ちている。


 だがヘルガの直感は告げていた。


 これは「正解」ではあるが「真実」ではない、と。


 母の直感、女の勘である。しかしヘルガは頷いた。


 ここで追及してはならぬ。それは野暮というものだ。


 嘘をつくこともまた、大人の嗜み。母に心配をかけまいとする、彼なりの愛の形なのだろう。


「そう……。それならいいのだけれど」


 ヘルガは微笑み返した。


 胸の奥のモヤモヤとした澱を無理やり笑顔の下に押し込める。


「無理はしないでね。あなたは頑張り屋さんだから」


「肝に銘じます。私の全ては母上の安寧のために」


 ハインの言葉は甘美な毒のようにヘルガの耳を犯す。


 その言葉を聞くだけで、理性が溶け、思考が麻痺していくようだった。


 ◆


 ハインが出かけた後の屋敷は主を失った神殿のように静まり返っていた。


 ヘルガは執務室に籠もり、山積みの書類と対峙していた。


 アステール公爵家の運営。


 それは巨大な魔獣の手綱を握るごとき、困難で危険な道化芝居だ。


 かつて傾きかけていた家計は今や奇跡的な回復を見せている。いや、回復どころか、未曽有の好景気に沸いていると言ってもいい。だがその豊かさは健全な労働や領地経営によってもたらされたものではない。


「グラマン」


 ヘルガは傍らに控える老執事を呼んだ。


 白髪を撫でつけ、彫像のように直立する男。アステール家の影を知り尽くした古参の忠臣。


「はい、奥様」


 グラマンは音もなく進み出る。


 その顔には長年の奉公で培われた鉄面皮が張り付いている。


「今期の報告書を見たわ。……増え続けているわね、この『特別支援金』」


 ヘルガの指が羊皮紙の上の一点を叩く。


 そこには一貴族の財布を潤すにはあまりにも巨額な数字が並んでいた。


 鉱人。獣人。エルフェン種。送金元の名義は多岐にわたるがその共通点は一つ。

 亜人、あるいは亜人に連なる者たちである。


「ご説明いたします」


 グラマンは表情一つ変えずに答えた。


「彼らは希望を買っているのです」


「希望?」


「はい。アステール公爵家という新たな時代の象徴を」


 グラマンの言葉には皮肉と畏敬が入り混じっていた。

 帝国の貴族社会は今、二つの巨大な潮流によって引き裂かれようとしている。


 一つは宰相ジギタリスを筆頭とする「宰相派」。

 彼らは伝統的な人間至上主義を掲げ、貴族の特権を死守しようとする保守の岩盤だ。彼らにとって、亜人は道具であり、搾取の対象でしかない。帝国の古い血を守るためなら、彼らは迷わず新しい芽を踏み潰すだろう。


 対するもう一つがヘルガたち「亜人貴族派」である。

 アステール家とサリオン家を中心としたこの寄り合い所帯は今や帝国の闇を照らす一条の光として、虐げられた者たちの熱狂的な支持を集めている。


 亜人たちはアステール公爵家に夢を見、金を注ぎ込んでいる。否、これは金ではない。彼らの血であり、涙であり、そして怨嗟である。現状という絶望から逃れるための蜘蛛の糸、それがアステール家であるならば、彼らは喜んで財をなげうつだろう。それは投資という名の、悲鳴に近い祈りだ。


「……拮抗、しているわね」


 ヘルガは呟く。


「数と伝統では宰相派。勢いと資金力では我々。……でも不気味だわ」


 そう、不気味なのだ──宰相ジギタリスの沈黙が。


 あの毒蛇がこれほどの勢力拡大をただ指をくわえて見ているはずがない。


 本来ならば、陰湿な妨害工作、根拠のない噂の流布、あるいは暗殺といった手段で、芽を摘みに来るのが彼のやり方だ。


 それが何もない。


 まるで、嵐が来るのを静かに待っているかのように。あるいは獲物が罠の深みにはまるのをじっと待つ蜘蛛のように。


「チャンス、とも言えます」


 グラマンは淡々と言う。


「敵が動かぬ今こそ、地盤を固める好機。彼らの資金を使って、アステール家の力を盤石なものとする。それがひいてはハイン様をお守りすることに繋がります」


 ヘルガは嘆息した。


 そうだ。


 これは戦争なのだ。剣を持たぬ、金と権謀術数の戦争。


 ハインを守るためには力が必要だ。


 綺麗事だけではこの愛する怪物を守り切ることはできない。


 たとえその金に、誰かの怨嗟や、血の匂いが染み付いていたとしても。


「分かったわ。……受け入れましょう」


 ヘルガは決断した。


 それは堕落かもしれない。権力の魔酒に酔い、引き返せぬ場所へと足を踏み入れる行為かもしれない。だが母とは業の深い生き物だ。


 子の安寧のためなら、悪魔とだって手を組む。世界を敵に回しても、あの子が笑っていてくれるなら、それでいい。


 ──生きることは落ちることだ。


 ふと、そんな言葉が脳裏をよぎる。


 人はオギャアと生まれた瞬間から、死に向かって落下し続けている。


 貴族もまた然り。権力という魔酒に酔い、欲望という泥沼に足を取られ、どこまでも堕ちていく。清潔でいようなどというのは甘ったれた幻想に過ぎない。


 ヘルガは口元に微かな笑みを浮かべた。それは聖女のようであり、同時に悪女のようでもあった。


 ・

 ・

 ・


 ちなみに、グラマンは一つヘルガに告げていない事がある。それは『特別支援金』にハインから寄こされるギルドからの報酬分も入っている事だ。なぜ告げていないかといえば、ハインの意向である。ただ、とグラマンは思う。


 ──今はまだ誤魔化せてはいますが、いずれはごまかしきれなくなるでしょうなあ


 と。


 グラマンは内心で苦笑しつつ、ヘルガにバレた時、どう誤魔化すかを考えておかねばと思った。なぜなら、ハインに冒険者稼業を勧めたのはまさにグラマンだからである。


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作品紹介

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【ジャンル】(長編)ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「追放された王太子と公爵令嬢が冒険者になる話」
総合ポイント 1,068pt


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六十年間、何をやっても失敗し続けてきた男がいる。
幼稒園では振り付けを覚えられず、学校では成績も運動も最下位。
恋は告げられず、仕事ではミスを重ね、やがてリストラ。
期待されないことだけが彼の救いだった。
期待されなければ、失望されることもないからだ。
両親を看取り、五十五を過ぎた頃、彼は三十年ぶりに小説を書き始める。
題材は自分自身。
何の取り柄もない、救いようのない半生。
書き上げた原稿を、返事など期待せずに出版社へ送った。
──しかし。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「闇、搔き毟りて」
総合ポイント 0pt


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この記録集は、二〇二五年八月から九月にかけて起きた「灯之村発熱事件」に関する資料をまとめたものである。
事件の中心人物である花村園子(動画共有サイト「ViShare」チャンネル「SONOKO's Journey」運営者)は、二〇二五年九月十四日に交通事故を起こし重傷を負った。
退院後、彼女はすべてのSNSアカウントの更新を停止し、現在も消息不明となっている。

本記録集には以下の資料が含まれる。
・花村園子が撮影した映像の書き起こし
・関係者へのインタビュー記録
・ViShare動画およびコメント欄のアーカイブ
・SNS(Z、Picstagram等)の投稿記録
・インターネット掲示板の過去ログ
・メール・ダイレクトメッセージの記録
・行政文書(保健所報告書、村議会議事録等)
・新聞・週刊誌記事
・医学論文・学会報告
・郷土史料・古文書
・その他の関連資料

なお、プライバシー保護のため、一部の人名・地名は仮名としている。
また、資料の配列は時系列に沿っているが、一部編集を加えている箇所がある。

※ 本作は作者が去年のいつだったかにかいた「ヒツギノムラ」という因習村系ホラーをモキュメンタリー形式に仕立て直したものです。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「灯之村発熱事件 記録集」
総合ポイント 22pt


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魔力が絶対の価値を持つウェザリオ王国で「無能」と断じられた王子シャールと公爵令嬢セフィラ。
しかし彼らには万物を操る未知の力があった。
元王子と聡明な元令嬢は国を捨て、追手を退け、辺境の街で冒険者として再起する。


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「貴女を愛する事は、私にはできない」
──近衛騎士団長ガリューは、セレスティアにそういった。
そして彼女は人を辞めた。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「血と鉄と愛」
総合ポイント 114pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。

※ 本作は 『なんか説得力のある婚約破棄 』 『なんか説得力のある元鞘』 の二編をコンテスト応募用にまとめたものです。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「つかず、離れず」
総合ポイント 122pt


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承認欲求の末路。
とあるウェブ小説作家の生きざまとくたばりざまを書いた恥小説。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「馬鹿面(ばかづら)」
総合ポイント 116pt


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「なんか説得力のある婚約破棄」(※ランキングタグにリンクあり)の後日談。
どうしようもない政治情勢で婚約を破棄せざるを得なかった王太子エルリックと公爵令嬢ライラ。
二人は優秀であり、優秀であるがゆえに道理を通せば国が滅びると理解し、愛を諦めたのだ。
しかし──
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「なんか説得力のある元鞘」
総合ポイント 2,432pt


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よくある聖女召喚。
でももしも召喚した聖女がやべー聖女だったら?

「可愛らしいですわね、小さな子犬が吠えているようで」

召喚された聖女は、王に向かってそう微笑んだ。
瘴気に覆われ滅亡の危機に瀕した王国。
起死回生を賭けた聖女召喚の儀式は成功し、銀髪に紫の瞳を持つ絶世の美女が現れる。
だが彼女は王の懇願をあっさりと断り、牢に繋がれても怯える様子すらない。
プルーウィアと名乗るその女は、周囲を見回してただ一言、「原始的ですわね」と呟いた。
そんな彼女を従わせようと脅す国王を、彼女は終始穏やかな笑みで見つめている。
まるで、人間が蟻の巣を眺めるような目で。
この「聖女」は一体何者なのか。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「よくある聖女召喚」
総合ポイント 4,852pt


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アイドルはうんちをしない。
これは比喩でも誇張でもなく、文字通りの事実である。
彼女たちの体内に入ったあらゆる物質はどのような毒性を帯びていようと完璧に無効化され、吸収されてしまう。
そんなアイドルが、アイドルたちが世界を救い、そして破滅させる話。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「アイドルはうんちをしない」
総合ポイント 202pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「なんか説得力のある婚約破棄」
総合ポイント 6,264pt


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「品」──それが僕と亜里沙の決定的な違いだった。
亜里沙は二年付き合った恋人だ。
でも彼女は何をやるにも雑だった。
料理も、紅茶の淹れ方も、そして僕らが共有する「ある趣味」においても。
過程を楽しむことを知らず、すぐに結果だけを求める。
僕は彼女との日々に疲れていた。
だがそんなある日、見知らぬ男から届いたとあるメッセージ。
そこには、彼女のあられもない姿が映っていた。
そう、NTRという奴である。
怒るべき場面で僕が感じたのは、ただ一つの確信だった──やはり、彼女とは性格が合わない。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「性格の不一致」
総合ポイント 684pt


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信長公記、ほぼ史実。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「森蘭ギャル」
総合ポイント 720pt


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殺すことだけを教え込まれた軍人アシェルと、人の本心を見抜く力ゆえに孤立してきた王女キュルケ。
幼い頃から奇妙な絆で結ばれていた二人だが。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「後の月」
総合ポイント 224pt


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呪いの動画を見てしまった。
私は一週間後に死ぬらしい。

でも大丈夫(?)。

地球が三日後に滅びるそうだから、怖くない。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「メテオリック・エクソシズム」
総合ポイント 296pt


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勇者が魔王を倒そうとしなかったらどうなる?
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「勇者に放置された魔王の末路」
総合ポイント 1,334pt


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男の生きざま、恋情。
ハーメルン、カクヨムから転載
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「ウィdンドウショオポイング」
総合ポイント 154pt


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帝都ティランの会員制サロン「銀枝亭」に集った五人の貴族たち。
話題は庶民の間で流行する「婚約破棄譚」への痛烈な批判だった。
設定の杜撰さ、人物造形の稚拙さ、読者の被害者意識……舌鋒鋭い文芸誌編集主幹カタリナを中心に、知識人たちは存分に嘲笑を重ねていく。
だが談話の果てに浮かび上がったのは──
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「阿呆鳥の連環」
総合ポイント 588pt


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職場のパワハラに苦しむ会社員・彩乃は、高校時代にいじめた相手・美月から勧められ、ストレス発散のため呪いグッズをフリマアプリで販売し始める。
しかし購入者たちが語る「被害者の声」は、かつて自分が加害者だった過去を否応なく突きつけてくる。
美月は許してくれた。
でも、許されていいのだろうか?
罪悪感に蝕まれ、眠れない夜を重ねる彩乃。
やがて購入者たちの呪いの対象に「報い」が訪れ始めたとき、彼女はある決断を下す。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ノロイ、ノロワレ」
総合ポイント 48pt


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ハルシオン王国──二百年前、この国は極度の男尊女卑社会であった。
女には相続権がなく、教育を受ける権利もなく、結婚相手を選ぶ自由さえ与えられていなかった。
女は道具であり、家畜であり、男の所有物に過ぎなかったのだ。
だが今は違う。
一部の男が──そして多数の女が国のあり方を変えた。
だが今度は逆の方向へ振り切ってしまっている。
ちょっとした事で「罪を償うために」と次々自裁していく男たちを前に、女王リディアをはじめ、女たちは社会の在り方を変えようとする。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「レミングス」
総合ポイント 126pt


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剣士カイトは勇者アルヴィンから追放を告げられた。
そして──!!!!!!
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「意識高い系勇者パーティから追放された俺の末路」
総合ポイント 19,366pt


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「私たち四人は対等なの」
──女の提案で始まったのは、三人の男が一人の女を共有する異常な日々だった。
弁護士の真司は漁師の啓二、バーテンダーの了と共に、愛する妻・莉子と暮らしている。
かつては嫉妬に狂い、互いに殺意すら抱いた男たち。
しかし奔放な妻に振り回され、同じ苦しみを共有するうちに、敵同士だったはずの三人の間には奇妙な連帯感が芽生え始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「オープンマリッジ」
総合ポイント 128pt


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ジャズの良さがさっぱりわからん
【ジャンル】エッセイ〔その他〕
「ジャズとかよくわからん」
総合ポイント 0pt


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時は大霊能時代!
悪霊、死霊が跋扈するようになり、治安は悪化し、世界中、不穏な事ばかりのサイテーな時代である。
日本でも霊務省が死刑囚を呪いの物件に送り込み、悪霊に始末させることでコストを削減するという悪趣味な制度が採用されている。
そんな中、ベテラン執行官・大佐貫はいつものように凶悪犯の処理に向かうのだが──
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ポイズン・エクソシズム」
総合ポイント 112pt


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ちょっとトッぱずれた世界観の短編を集めました。
目次──各話の簡単な概要は第一話の前書きに。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「トンチキな作品を集めた短編集」
総合ポイント 110pt


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夕暮れの駅のホーム、今にも線路へ吸い込まれそうな女性に男は全力で体当たりを食らわせた。
男の名前は藤巻俊一。
いわゆる、「ぶつかりおじさん」である。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「感電」
総合ポイント 318pt


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夜ごとに星が降る美しい国で、欲しいものは何でも手に入るワガママ王子。
ある日、メイドの大切な形見を無慈悲に捨てた彼は王の怒りに触れ、身一つで城を追い出されてしまいます。
孤独な旅の果てに王子が見つけたものとは
【ジャンル】童話〔その他〕
「星のきらきら」
総合ポイント 96pt


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電柱が自らの意思で根を張り、街を闊歩するようになった日本。
かつての大反乱を経て、人類は彼らとの奇妙な共存関係を築いていた。
人間とコンクリートの間に立ち、摩擦を仲裁するのが「電柱保安調整官」である佐山の仕事だ。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「電柱街」
総合ポイント 10pt


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不同意性交は死刑!!
そんな社会で男と女が恋をする。
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「君と僕の同意性交」
総合ポイント 84pt


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冒険者パーティ『碧空の翼』の荷物持ちバジルは醜く無能な中年男だ。
そんなある日、彼は仲間に囮として森に捨てられた。
絶望の淵で彼が手にしたのは、若き美女へと変貌する奇跡の力であった。
復讐を誓ったバジルは美貌の魔術師「ジル」となり、かつて自分を見下した男たちの前に現れる。
何も知らない男たちは、かつて蔑んだ男とも知らず、彼女の愛を求めて争い、堕ちていく。

※ 本作は捜索用の為に執筆しました。
こんな感じの作品を読んだことありませんか?
どうしてもオリジナルが読みたくて、しかしタイトルを思い出せないので、仕方ないので書きました。
おおむねこんな感じの設定だったとおもいます。
もしあったら教えてください!DMでも感想でも構いません!
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「無能な中年男、男をたぶらかす魔女となり、自分を捨てたパーティメンバーに地獄を見せる」
総合ポイント 216pt


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鬼塚剛志は現場監督として赴任した京都で、正体不明の敵に精神を削られていた。
それは「京都弁」という名の、本音と建前が入り混じる魔宮であった。
職人の笑顔の裏にある真意が読めず、挨拶すらも攻撃に聞こえる日々。
蓄積されたストレスと疑心暗鬼が限界を超えた時、男の拳が禁断の解決策を選び取る。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「京都殺拳地獄(きょうとごろしこぶしのじごく)」
総合ポイント 46pt


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産後豹変した妻・絵里奈の苛烈な叱責に追い詰められる夫、洋平。
家庭に居場所を失った彼は怒りを糧に「完璧な仕事と育児」をこなして自らを死へ追いやるという狂気的な復讐にも似た自滅の道を歩み始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「夢の轍」
総合ポイント 136pt


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太平洋戦争架空戦記。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「白い悪魔」
総合ポイント 368pt


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甘い嘘よりも、冷徹な罵倒を。
裏切りの果てに少女が抱いた歪で抗いがたい執着の物語。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「花弁」
総合ポイント 114pt
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― 新着の感想 ―
先の異邦のモノとの闘いでも分かるけれども、本当に能臣達のフォローが素晴らしい。あれの撃退報酬を貰う…どころか本来なら今の時点ですら魔王として君臨してアステールを至尊の座へと押し上げられるだろうに、功を…
感想一覧
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