慰み(性的表現完全削除済)
この回の話はちょっとえっちすぎるよということで警告がきたので修正します。
ハーメルン、もしくはカクヨムのほうでご確認ください。
アステール公爵邸の使用人であるフェリは、自身の過去に起因する悪夢に苛まれていた。かつて彼女はデルフェン種という希少な種族であることから商品として扱われ、人格を否定された道具として酷使された末に、四肢や身体機能を著しく損壊され、廃棄される寸前の状態にあった。
その絶望的な状況から彼女を救い上げたのが、現在の主であるハインである。ハインの行動は慈悲や同情による人命救助ではなく、壊れた物品への興味や実験材料としての関心に基づいた「修復」であった。しかし、魔術によって五体満足な肉体と自我を取り戻したフェリにとって、ハインは神をも凌駕する絶対的な救済者となった。
フェリはハインが規格外の力を持つ超越的な存在であることを理解しており、彼に対して異常なまでの崇拝と執着を抱いている。だがその感情は一般的な思慕とは異なり、自身の身も心もすべてハインの所有物として捧げたいという歪んだ願望に基づいている。彼女はハインに愛されることや守られることを望んでいるのではなく、かつてのように「物」として扱われ、ハインの手によって使い潰され、破壊されることに至上の喜びを見出しているのである。
ハインが高潔な精神を持ち、フェリに対して性的な関心や加虐心を持たないことを理解しつつも、フェリは自身がいつか道具として主のために消費される未来を夢想し、そこに倒錯した安らぎと幸福を感じている。




