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悪役令息はママがちゅき  作者: 埴輪庭
第1章「ママが好き」

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106/143

劣等蛙抹殺計画④終

 ◆


 金貨百枚──全財産。


 それを俺に捧げる、とこの劣オスは言った。


 なるほど、殊勝な態度だ。


 俺の貴重な魔力をこの劣オスのために消費させてしまった罪は重い。


 本来ならば命で贖わせても足りないくらいだ。


 だが、即座に己の全てを差し出す判断力。


 そして、分際を弁えているようでもある。


 もしかしたらコイツはただの劣等ではなく、賢い者なのかもしれない。


 将来、母上が治めるこの世界──いや、この星には、こういう忠実な下僕が必要だ。


 母上の威光は遍く広がり、やがて全ての劣等が母上に傅くことになる。


 その時、劣等共を管理する中間管理職的な存在は必要不可欠だろう。


 コイツはその候補たり得るかもしれない。


 となれば、だ。


 内容にも寄るが、話くらいは聞いてやっても良いかもしれない。


「ほう? 俺に頼み事だと? この俺に? だがまず名乗れ。俺はアストと言う」


 劣等ではないのなら名前を尋ねなければなるまい。


「は、はい……俺はサヴァトラと言います……」


「良し。サヴァトラとやら。言ってみろ、俺に何を求める?」


「は、はい! 実は、俺には妹がいるのですが……その、病気で……」


 サヴァトラは切々と語り始めた。


 妹が重い病にかかっていること。


 その治療薬が金貨五百枚もすること。


 その金を稼ぐために、無謀にもこの賞金首に手を出したこと。


 ふん、くだらん。


 劣等の身の上話など反吐が出る。


 だが話の要点は理解した。


「つまり、その妹とやらを治してほしい、ということか」


「そ、そうです! お願いします! 先ほどの神業のような魔術……貴方様なら、きっとカレルを!」


 俺は少し考えた。


 病気、か。


 生憎だが俺には病に関する専門知識はない。


 俺が学んできたのは、あくまで魔術だ。


 破壊と再生、そして世界の理を解き明かすための学問。


 劣等の病理など、興味の対象外だった。


 だが、この男の言う「“器”のヒビ」という表現は興味深い。


 魔術師特有の症状だというのなら、それは魔力に関係しているはずだ。


 ならば俺の領分でもある。


「いいだろう。診るだけなら診てやる」


 俺はあっさりと承諾した。


「ただし俺の手に負えなさそうなら、諦めてもらう」


「は、はい! ありがとうございます! ありがとうございます!」


 サヴァトラは地面に額を擦り付けんばかりに深く頭を下げた。


 まあ、妥当な反応だろう。


 ◆


 と、いうことで俺はこの男の常宿へと向かうことになった。


 もちろん、飛翔(ラ・ファール)で、だ。


「場所はどこだ」


「て、帝都の安宿街です。ここからだと、馬車で十日ほど……」


「馬鹿か? 誰がそんなものに乗る」


 俺は溜息を吐き、サヴァトラの首根っこを掴んだ。


「え? あ、ちょっ──うわあああああッ!?」


 眼下に広がる嘆きの沼が、急速に遠ざかっていく。


 ちなみにその他の劣等共はこいつの弟たちに任せてきた。


 蛙に取り込まれてからさほど時間が経っていなかったということもあり、あの後すぐに起き上がってきたからだ。


 全裸で粘液塗れの男たちが抱き合って泣いている光景は醜悪極まりなかったが、まあ好きにさせておく。


 フェリにはそいつらの監視と、帝都への誘導を命じておいた。


 それにしても、だ。


 このサヴァトラという男は、本当にうるさかった。


「うおおおおおッ!? と、飛んでる!? 速い! 速すぎる!」


「静かにしろ。舌を噛み切るぞ」


「は、はい! も、申し訳ありません!」


 少し黙ったかと思えば、またすぐに「ひいっ」だの「落ちる!」だのと騒ぎ出す。


 空を飛ぶくらいで何をそんなに騒ぐことがあるのか。


 途中、何度も落としてやろうか迷ってしまった。


 だが、それでは話が進まん。


 俺は苛立ちを抑え、数分で帝都の安宿街の一角に降り立った。


 サヴァトラは地面に降り立つなり、その場にへたり込んで嘔吐する。


 汚い奴め。


「さっさと案内しろ」


 俺は吐瀉物を踏まないように注意しながら、宿の中へと入っていく。


 サヴァトラが案内する部屋に入る。


 狭く、薄暗い部屋。


 中央の粗末なベッドに、一人の劣等雌が横たわっていた。


 問題の妹、カレルだ。


 ──ふむ、なるほど


 視た瞬間に、大体の状況は把握できた。


 確かにこれは放置すれば死ぬだろう。


「カレル! 大丈夫か! 凄い魔術師様を連れてきたぞ!」


 サヴァトラが駆け寄る。


 カレルと呼ばれた雌は、弱々しく目を開けた。


「お兄……ちゃん……? その方は……?」


 俺はベッドサイドに立ち、その雌を見下ろした。


 年は俺と同じくらいか、少し下か。


 青白い顔をしているが、魔力の質自体は悪くない。


 むしろこの年齢にしては上等だ。


 だが、その流れが酷く乱れている。


 治す──いや、直すとすれば、もう少し視えやすくする必要があるな。


「おい」


 俺はサヴァトラに命じた。


「この雌の服をすべて脱がせろ」


「は……? え?」


 サヴァトラが間抜けな声を上げる。


「な、何を仰るのですか!? カレルは病人です! それに、まだ年端もいかない娘で……! さすがにそれは……!」


 何を勘違いしているのだ、この劣等は。


 俺がこんな雌の裸に興味があるとでも思っているのか? 


 不愉快極まりない。


 俺がこの世で唯一価値を認める女性は、母上だけだ。


 他の雌など、石ころ同然だ。


「馬鹿者が。こいつは魔術師だろう? 魔力が込められている衣服が邪魔でよく視えんと言っているのだ」


 魔術師が日常的に着る衣服には、本人の魔力が無意識のうちに浸透する。


 普段なら気にも留めない程度のものだが、精密な診断を行う上ではノイズとなる。


「し、しかし! それでも、男の前で肌を晒すなど……!」


 サヴァトラはなおも食い下がる。


 ──面倒な奴だ


 俺は溜息を一つ吐く。やはり劣等は劣等だったか。


「なら、いい。俺は帰る」


「えっ!?」


「貴様の妹がどうなろうと、俺の知ったことではない」


 そう言って踵を返すと、サヴァトラが慌てて叫んだ。


「ま、待ってください! お願いします! 妹を見捨てないでください!」


「ならば俺の言う通りにしろ」


 俺は一歩踏み出し、圧を込める。


 部屋の空気が重く、冷たくなった。


「──それとも何か? 妹が死んでもいいのか?」


 俺の言葉に、サヴァトラの顔が絶望に歪む。


 だが、その時。


「……お兄ちゃん、いいよ」


 か細い声が響いた。


 劣等雌が、ベッドの上で弱々しく首を振っている。


「私、大丈夫だから。この方が、治してくれるなら……」


「……分かりました。お願いします。カレル、すまない……」


 そうして、サヴァトラの手によって劣等雌の衣服が脱がされていく。


 晒された肢体は、病のせいか酷く痩せ細っていた。


 肋骨が浮き上がり、肌には艶がない。


 母上の豊満な肉体とは比べ物にならない、貧相な体だ。


 だがそんなことよりも俺の目を引いたのは、その胸元だった。


「なるほど、“器にヒビ”か。言い得て妙だな」


 俺は思わず呟いた。


 ◆◆◆


 ハインはカレルの病状を正確に見抜いていた。


 魔術師の「器」とは、体内に魔力を循環させ、溜め込むための根源的な容量を示す。


 だが、それは単なる容量だけの問題ではない。


 ハインが信奉する「粒理論」に基づけば、万物は“粒”の集合体である。


 魔力もまた然り。


 そして、その魔力の粒子を肉体に適合させ、安定的に運用するための構造体こそが、器の正体だ。


 その構造体とは要するに、魂だとかそういう名で呼ばれる事もある。


 カレルの場合、この構造体が彼女自身の急激な魔力の成長に耐えきれず、歪みが生じていた。


 これが「ヒビ」の正体である。


 構造体が歪めば、魔力の流れは乱れる。


 スムーズに循環すべき魔力が特定の箇所で滞留し、異常な高密度状態となる。


 そしてその高密度の魔力が、彼女自身の肉体を内側から蝕んでいたのだ。


 皮肉な話だ。


 才能が身を滅ぼすとは、まさにこのことだろう。


 通常の医者や治癒師では、この構造体の歪みを根本的に治療することはできない。


 だが、ハインにとっては造作もないことだった。


 彼は“粒”の配列を操作し、再構築する技術に長けている。


 ◆


「だがまあ、これを──こうして」


 そう言って俺は、この劣等雌の乳首の先に指を当てた。


「あっ……」


 劣等雌が息を呑む気配がしたが、無視する。


 そのまま胸から魔力を通し、上半身にいきわたらせる。


 これはつまり、攪拌だ。


 本来、魔力というものは全身に満遍なく満ちているものだが、この雌の場合は胸に凝り固まっている。


 これは雌によく見られる症状だ。


 女性の体は、子を宿し育むために、特定の部位──特に胸部や下腹部に魔力が集まりやすい構造になっている。


 こうなると、その部分だけ魔力の濃度が濃くなり、体に負担をかける。


 器が万全な状態ならば問題ないが、劣等雌のように器にヒビが入っている状態では、この魔力の偏在が致命的となる。


 俺の魔力でその凝りを解きほぐし、本来あるべき流れに戻してやる。


 まるで、冷えて固まった油を熱で溶かすように。


「ん……あっ……」


 劣等雌の口から、微かな嬌声が漏れる。


 魔力の流れが正常化する過程で、一種の快感が生じることがある。


 フェリの体で実験した時に知ったことだ。


 まあ、どうでもいいことだが。


 俺は淡々と作業を続けた。


 同時に、歪んだ構造体──器を、俺の魔力で補強し、再構築する。


 俺にとっては、壊れた玩具を直す程度の簡単な作業だ。


 数分後。


「よし、終わった」


 俺は指を離した。


 カレルの顔には赤みが差し、呼吸も安定している。


 その胸元から漏れ出ていた異常な魔力も、すっかり鳴りを潜めていた。


「え……? もう、治ったのですか?」


 サヴァトラが呆然と呟く。


「ああ。これで問題ない。あとは安静にしていれば、体力も回復するだろう」


 俺はそう告げ、部屋を出ようとした。


「あ、あの! お待ちください!」


 サヴァトラが慌てて呼び止める。


「こちら、約束の金貨百枚です。確かに、お納めください」


 そう言って彼が差し出したのは、古びた革袋だった。


 中には、ずっしりとした金貨が詰まっている。


 俺は無言でそれを受け取った。


 依頼達成だな──とりあえずは。


 しかし次からはもう少し使う魔術を考えねばなるまい。


「ありがとうございました! この御恩は、決して忘れません! 俺たちの命は、貴方様のものです!」


 サヴァトラは深く頭を下げた。


 その横で劣等雌もベッドの上で深々と礼をしている。


 結構な事だ。施しに対して礼一つ述べられないものはぶち殺しても良いと母上が言っていた。


 ……言っていたかな? どうだったかな? 


 まあいい。


 俺は何も言わず、その場を後にした。


 ◆◆◆


 こうして、ハイン・セラ・アステールは、鉄等級パーティー『銀狼の牙』の四兄妹を救った。


 彼にとっては些細な気まぐれであり、金儲けのついでに過ぎなかった。


 だがこの行為が、彼らの運命を大きく変えたことは間違いない。


 そしてそれは、世界の運命をも捻じ曲げる結果となった。


 “本来の歴史”において、彼らは当然のように死んでいた。


 彼らは堅実な冒険者として知られていたが、その最期はあまりにも呆気なく、そして無残なものだった。


 原因はもちろん、『“(さら)い舌のボギー・ワン・フロッグ”』である。


 妹カレルの治療費を稼ぐため、無謀な挑戦に打って出た三人の兄たち。


 彼らは嘆きの沼で、ボギー・ワン・フロッグの餌食となった。


 長兄サヴァトラは、弟たちが魔物の一部となり、苦悶の表情を浮かべながら助けを乞う姿を目の当たりにする。


 その絶望の中で、彼もまた魔物の舌に捕らえられ、同じ運命を辿った。


 彼らの意識は魔物の中で生き永らえ、永劫の苦しみを味わい続けることとなる。


 そして、帝都に残された末妹カレル。


 彼女は兄たちの帰りを待ち続けたが、彼らが戻ってくることはなかった。


 病は進行し、治療薬を買うこともできず、彼女は孤独の中で息を引き取った。


 誰にも看取られることなく、安宿の一室で、静かに。


 それが、“本来の歴史”における彼らの結末だった。


 だが、この世界のハインが、その死の運命を捻じ曲げた。


 しかし、それは本質ではない。


 ハインが救ったのは、彼ら四人だけではなかった。


 実のところ、“本来の歴史”では、さらにもっともっと多くの人間が死んでいた。


『“(さら)い舌のボギー・ワン・フロッグ”』は、本来、さらに強大な魔物へと成長する運命にあったからだ。


 ・

 ・

 ・


 “本来の歴史”におけるボギー・ワン・フロッグは、まさに悪夢そのものだった。


『銀狼の牙』を皮切りに、彼らを捜索に来た冒険者たちを次々と捕食。


 さらには嘆きの沼に生息する他の魔物たちすらも取り込み、そのたびに力を増していった。


 体躯は十メトルを超えるまでに巨大化し、その体表には数百にも及ぶ人間の顔が浮かび上がり、絶えず悲鳴と怨嗟の声を上げていたという。


 その鳴き声を聞いただけで、並の冒険者は精神を崩壊させた。


 事態を重く見た冒険者ギルドは、金等級パーティーを複数投入して討伐を試みる。


 だが、それすらもボギー・ワン・フロッグの敵ではなかった。


 異常に発達した舌は鋼鉄の鎧をも容易く貫き、強力な酸性の粘液はあらゆるものを溶かし尽くした。


 そして何より恐ろしいのは、その再生能力だった。


 傷を負っても、体内に取り込んだ獲物の生命力を吸収し、瞬時に回復してしまう。


 討伐隊は壊滅し、その中には後に勇者パーティーの一員となるはずだった有力な冒険者も含まれていた。


 ボギー・ワン・フロッグはその後も成長を続け、やがて嘆きの沼一帯を支配する存在となる。


 その被害は帝都近郊の村々にも及び、物流は滞り、多くの人々が飢えと恐怖に苦しむこととなった。


 それは、帝都の歴史に残る大惨事であった。


 最終的に、この魔物は覚醒した勇者アゼルによって討伐されることになる。


 だが、その戦いは熾烈を極め、アゼル自身も深い傷を負うこととなった。


 そして、その戦いに至るまでに失われた命は、数千にも上ったとされている。


 ハインはその全ての悲劇を未然に防いだのだ。


 まあ彼自身はその事実に気づいていないが。


 彼にとっては、不愉快な蛙を始末し、はした金を手に入れただけのこと。


 それで終わりだ。


 だが、世界は確かに変わった。


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作品紹介

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※ 20260119時点、第一章完まで毎日午前六時に投稿予約しています。
【ジャンル】(長編)ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「追放された王太子と公爵令嬢が冒険者になる話」
総合ポイント 1,068pt


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六十年間、何をやっても失敗し続けてきた男がいる。
幼稒園では振り付けを覚えられず、学校では成績も運動も最下位。
恋は告げられず、仕事ではミスを重ね、やがてリストラ。
期待されないことだけが彼の救いだった。
期待されなければ、失望されることもないからだ。
両親を看取り、五十五を過ぎた頃、彼は三十年ぶりに小説を書き始める。
題材は自分自身。
何の取り柄もない、救いようのない半生。
書き上げた原稿を、返事など期待せずに出版社へ送った。
──しかし。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「闇、搔き毟りて」
総合ポイント 0pt


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この記録集は、二〇二五年八月から九月にかけて起きた「灯之村発熱事件」に関する資料をまとめたものである。
事件の中心人物である花村園子(動画共有サイト「ViShare」チャンネル「SONOKO's Journey」運営者)は、二〇二五年九月十四日に交通事故を起こし重傷を負った。
退院後、彼女はすべてのSNSアカウントの更新を停止し、現在も消息不明となっている。

本記録集には以下の資料が含まれる。
・花村園子が撮影した映像の書き起こし
・関係者へのインタビュー記録
・ViShare動画およびコメント欄のアーカイブ
・SNS(Z、Picstagram等)の投稿記録
・インターネット掲示板の過去ログ
・メール・ダイレクトメッセージの記録
・行政文書(保健所報告書、村議会議事録等)
・新聞・週刊誌記事
・医学論文・学会報告
・郷土史料・古文書
・その他の関連資料

なお、プライバシー保護のため、一部の人名・地名は仮名としている。
また、資料の配列は時系列に沿っているが、一部編集を加えている箇所がある。

※ 本作は作者が去年のいつだったかにかいた「ヒツギノムラ」という因習村系ホラーをモキュメンタリー形式に仕立て直したものです。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「灯之村発熱事件 記録集」
総合ポイント 22pt


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魔力が絶対の価値を持つウェザリオ王国で「無能」と断じられた王子シャールと公爵令嬢セフィラ。
しかし彼らには万物を操る未知の力があった。
元王子と聡明な元令嬢は国を捨て、追手を退け、辺境の街で冒険者として再起する。


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「貴女を愛する事は、私にはできない」
──近衛騎士団長ガリューは、セレスティアにそういった。
そして彼女は人を辞めた。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「血と鉄と愛」
総合ポイント 114pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。

※ 本作は 『なんか説得力のある婚約破棄 』 『なんか説得力のある元鞘』 の二編をコンテスト応募用にまとめたものです。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「つかず、離れず」
総合ポイント 122pt


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承認欲求の末路。
とあるウェブ小説作家の生きざまとくたばりざまを書いた恥小説。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「馬鹿面(ばかづら)」
総合ポイント 116pt


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「なんか説得力のある婚約破棄」(※ランキングタグにリンクあり)の後日談。
どうしようもない政治情勢で婚約を破棄せざるを得なかった王太子エルリックと公爵令嬢ライラ。
二人は優秀であり、優秀であるがゆえに道理を通せば国が滅びると理解し、愛を諦めたのだ。
しかし──
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「なんか説得力のある元鞘」
総合ポイント 2,432pt


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よくある聖女召喚。
でももしも召喚した聖女がやべー聖女だったら?

「可愛らしいですわね、小さな子犬が吠えているようで」

召喚された聖女は、王に向かってそう微笑んだ。
瘴気に覆われ滅亡の危機に瀕した王国。
起死回生を賭けた聖女召喚の儀式は成功し、銀髪に紫の瞳を持つ絶世の美女が現れる。
だが彼女は王の懇願をあっさりと断り、牢に繋がれても怯える様子すらない。
プルーウィアと名乗るその女は、周囲を見回してただ一言、「原始的ですわね」と呟いた。
そんな彼女を従わせようと脅す国王を、彼女は終始穏やかな笑みで見つめている。
まるで、人間が蟻の巣を眺めるような目で。
この「聖女」は一体何者なのか。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「よくある聖女召喚」
総合ポイント 4,852pt


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アイドルはうんちをしない。
これは比喩でも誇張でもなく、文字通りの事実である。
彼女たちの体内に入ったあらゆる物質はどのような毒性を帯びていようと完璧に無効化され、吸収されてしまう。
そんなアイドルが、アイドルたちが世界を救い、そして破滅させる話。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「アイドルはうんちをしない」
総合ポイント 202pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「なんか説得力のある婚約破棄」
総合ポイント 6,264pt


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「品」──それが僕と亜里沙の決定的な違いだった。
亜里沙は二年付き合った恋人だ。
でも彼女は何をやるにも雑だった。
料理も、紅茶の淹れ方も、そして僕らが共有する「ある趣味」においても。
過程を楽しむことを知らず、すぐに結果だけを求める。
僕は彼女との日々に疲れていた。
だがそんなある日、見知らぬ男から届いたとあるメッセージ。
そこには、彼女のあられもない姿が映っていた。
そう、NTRという奴である。
怒るべき場面で僕が感じたのは、ただ一つの確信だった──やはり、彼女とは性格が合わない。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「性格の不一致」
総合ポイント 684pt


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信長公記、ほぼ史実。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「森蘭ギャル」
総合ポイント 720pt


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殺すことだけを教え込まれた軍人アシェルと、人の本心を見抜く力ゆえに孤立してきた王女キュルケ。
幼い頃から奇妙な絆で結ばれていた二人だが。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「後の月」
総合ポイント 224pt


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呪いの動画を見てしまった。
私は一週間後に死ぬらしい。

でも大丈夫(?)。

地球が三日後に滅びるそうだから、怖くない。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「メテオリック・エクソシズム」
総合ポイント 296pt


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勇者が魔王を倒そうとしなかったらどうなる?
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「勇者に放置された魔王の末路」
総合ポイント 1,334pt


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男の生きざま、恋情。
ハーメルン、カクヨムから転載
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「ウィdンドウショオポイング」
総合ポイント 154pt


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帝都ティランの会員制サロン「銀枝亭」に集った五人の貴族たち。
話題は庶民の間で流行する「婚約破棄譚」への痛烈な批判だった。
設定の杜撰さ、人物造形の稚拙さ、読者の被害者意識……舌鋒鋭い文芸誌編集主幹カタリナを中心に、知識人たちは存分に嘲笑を重ねていく。
だが談話の果てに浮かび上がったのは──
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「阿呆鳥の連環」
総合ポイント 588pt


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職場のパワハラに苦しむ会社員・彩乃は、高校時代にいじめた相手・美月から勧められ、ストレス発散のため呪いグッズをフリマアプリで販売し始める。
しかし購入者たちが語る「被害者の声」は、かつて自分が加害者だった過去を否応なく突きつけてくる。
美月は許してくれた。
でも、許されていいのだろうか?
罪悪感に蝕まれ、眠れない夜を重ねる彩乃。
やがて購入者たちの呪いの対象に「報い」が訪れ始めたとき、彼女はある決断を下す。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ノロイ、ノロワレ」
総合ポイント 48pt


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ハルシオン王国──二百年前、この国は極度の男尊女卑社会であった。
女には相続権がなく、教育を受ける権利もなく、結婚相手を選ぶ自由さえ与えられていなかった。
女は道具であり、家畜であり、男の所有物に過ぎなかったのだ。
だが今は違う。
一部の男が──そして多数の女が国のあり方を変えた。
だが今度は逆の方向へ振り切ってしまっている。
ちょっとした事で「罪を償うために」と次々自裁していく男たちを前に、女王リディアをはじめ、女たちは社会の在り方を変えようとする。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「レミングス」
総合ポイント 126pt


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剣士カイトは勇者アルヴィンから追放を告げられた。
そして──!!!!!!
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「意識高い系勇者パーティから追放された俺の末路」
総合ポイント 19,366pt


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「私たち四人は対等なの」
──女の提案で始まったのは、三人の男が一人の女を共有する異常な日々だった。
弁護士の真司は漁師の啓二、バーテンダーの了と共に、愛する妻・莉子と暮らしている。
かつては嫉妬に狂い、互いに殺意すら抱いた男たち。
しかし奔放な妻に振り回され、同じ苦しみを共有するうちに、敵同士だったはずの三人の間には奇妙な連帯感が芽生え始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「オープンマリッジ」
総合ポイント 128pt


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ジャズの良さがさっぱりわからん
【ジャンル】エッセイ〔その他〕
「ジャズとかよくわからん」
総合ポイント 0pt


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時は大霊能時代!
悪霊、死霊が跋扈するようになり、治安は悪化し、世界中、不穏な事ばかりのサイテーな時代である。
日本でも霊務省が死刑囚を呪いの物件に送り込み、悪霊に始末させることでコストを削減するという悪趣味な制度が採用されている。
そんな中、ベテラン執行官・大佐貫はいつものように凶悪犯の処理に向かうのだが──
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ポイズン・エクソシズム」
総合ポイント 112pt


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ちょっとトッぱずれた世界観の短編を集めました。
目次──各話の簡単な概要は第一話の前書きに。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「トンチキな作品を集めた短編集」
総合ポイント 110pt


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夕暮れの駅のホーム、今にも線路へ吸い込まれそうな女性に男は全力で体当たりを食らわせた。
男の名前は藤巻俊一。
いわゆる、「ぶつかりおじさん」である。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「感電」
総合ポイント 318pt


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夜ごとに星が降る美しい国で、欲しいものは何でも手に入るワガママ王子。
ある日、メイドの大切な形見を無慈悲に捨てた彼は王の怒りに触れ、身一つで城を追い出されてしまいます。
孤独な旅の果てに王子が見つけたものとは
【ジャンル】童話〔その他〕
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電柱が自らの意思で根を張り、街を闊歩するようになった日本。
かつての大反乱を経て、人類は彼らとの奇妙な共存関係を築いていた。
人間とコンクリートの間に立ち、摩擦を仲裁するのが「電柱保安調整官」である佐山の仕事だ。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「電柱街」
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不同意性交は死刑!!
そんな社会で男と女が恋をする。
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「君と僕の同意性交」
総合ポイント 84pt


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冒険者パーティ『碧空の翼』の荷物持ちバジルは醜く無能な中年男だ。
そんなある日、彼は仲間に囮として森に捨てられた。
絶望の淵で彼が手にしたのは、若き美女へと変貌する奇跡の力であった。
復讐を誓ったバジルは美貌の魔術師「ジル」となり、かつて自分を見下した男たちの前に現れる。
何も知らない男たちは、かつて蔑んだ男とも知らず、彼女の愛を求めて争い、堕ちていく。

※ 本作は捜索用の為に執筆しました。
こんな感じの作品を読んだことありませんか?
どうしてもオリジナルが読みたくて、しかしタイトルを思い出せないので、仕方ないので書きました。
おおむねこんな感じの設定だったとおもいます。
もしあったら教えてください!DMでも感想でも構いません!
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「無能な中年男、男をたぶらかす魔女となり、自分を捨てたパーティメンバーに地獄を見せる」
総合ポイント 216pt


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鬼塚剛志は現場監督として赴任した京都で、正体不明の敵に精神を削られていた。
それは「京都弁」という名の、本音と建前が入り混じる魔宮であった。
職人の笑顔の裏にある真意が読めず、挨拶すらも攻撃に聞こえる日々。
蓄積されたストレスと疑心暗鬼が限界を超えた時、男の拳が禁断の解決策を選び取る。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「京都殺拳地獄(きょうとごろしこぶしのじごく)」
総合ポイント 46pt


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産後豹変した妻・絵里奈の苛烈な叱責に追い詰められる夫、洋平。
家庭に居場所を失った彼は怒りを糧に「完璧な仕事と育児」をこなして自らを死へ追いやるという狂気的な復讐にも似た自滅の道を歩み始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「夢の轍」
総合ポイント 136pt


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太平洋戦争架空戦記。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「白い悪魔」
総合ポイント 368pt


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甘い嘘よりも、冷徹な罵倒を。
裏切りの果てに少女が抱いた歪で抗いがたい執着の物語。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「花弁」
総合ポイント 114pt
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― 新着の感想 ―
次回の劣等殲滅戦が楽しみで仕方ないですねぇ、強くてニューゲーム的な爽快感があります
愛が世界を救うという話はよくあるが、間接的であろうとなかろうと、ここまでママへの愛が世界を救う話は稀かも。
持ってる力が強大だから、ちょっと動いただけで、 世界が大きく変わってしまうハイン様w
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