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夢硝子話

それでいい

作者: 雪杜 伊織

別れに涙はいらない


別れに悲情はほしくない


涙は別れ難くさせるから


別れ際は微笑むくらいで丁度良い


声に出してしまうと震えそうだから


もう少しだけと願うだろうから


叶うなら一緒がいい



別れは辛いことも嬉しいこともある


別れ際に笑えるならそれ以上のことはないよ


辛いことがあっても


忘れることが出来ないことがあっても


苦しいことがあったとしても




さいごは静かに笑おうと




その一時でも笑えたら私は何かを一瞬だけ忘れることが出来る


たとえあなたが泣こうとも私は笑い続ける



それが後悔になろうとも



誰かに私の気持ちを押し付ける気はない


ただ、あなたの背を押せるようにする



記憶に残らなくても



あなたが生きようとしてくれたなら


それだけで、いい


あなたが幸せだと思えたら


それだけで、もう、いい



笑って終わりたい、後悔がないように


「幸せだった」と


心から思えるように

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