ナヅキ五歳になる
お久しぶりです。
以前書いていた竜の異世界生活の内容を
向上し大幅の変更し新しい物語を書いていこうと思います。
竜の里。
名の通りそこには多種多様な竜と人が共存している。
その里にはしきたりがあった。
五つを迎えた者、体に竜の証浮き出り。
十を迎えた者、竜の卵を授かる。
これは、努力と友情の話しである。
「最近お金ねぇんだよなー」
「あー俺も俺も」
「だからこいつから取るんだろ?」と下衆な笑みを浮かべる。
「あの……謝りますから許してください!」
「許すとかじゃないから早く出せよ!」
「わ、分かりました……」
「さっきからうるさいんだけど」
木の上から子供が眠たそうな声で伸びをしながら話す。
「ガキは黙ってろよ今、大事な話ししてるから」
「アンタもガキだろ人から金取ろうしてるんだからそれに人の昼寝邪魔しといて第一声がそれ?潰すぞ」
「あんまり大人をからかうなよ降りてこい」
「はいはい行きますよっと」
木から降りたと同時に子供は駆け出し太刀で三人まとめて鞘からは抜かず切った。
「ぐは」
「うげ」
「うっ」と倒れこみ気絶する三人。
「す、凄い……大人三人相手にたった一人でそれも刀を抜かずに……」
「いや、まだまだだよそれに抜かないんじゃなくてこの刀抜けないんだ修行不足だよ」
「あ、お礼言い忘れてました。ありがとうございます」
「別に大した事してないからそれじゃ」
刀を背負い直し歩き出す子供を見ながら頭を下げる。
今日も抜けなかった。
もうすぐ五歳になるなんとかそれまでには……。
朝早く家の仕事をしいつもの何もない平けた所にくるそうここが僕の修行場所だ。
素振り一万回、腕立て、腹筋、背筋、スクワットそれぞれ千回これを毎日し後は……ひたすら鞘から太刀を抜くために引っ張る!
「今日こそ抜いてやるぜ」
「おらあああああ」
数時間後。
「ちくしょうやっぱ抜けねぇ」
三歳の時親を亡くしそれからこの修行をしても抜けない悔しさとやるせなさで涙が出る。
「父ちゃん、母ちゃん会いてぇよ」うずくまる。
ここまではいつもと変わらなかっただがその時子供の両手の甲が光輝き出し徐々に消えていく。
「そっか父ちゃん、母ちゃん僕五歳になったよ」
子供の両の甲には竜の形をした竜の証が浮かび上がっていた。
「父ちゃんの形見の太刀絶対に抜いてみせるから空から見ててよなニシシ」
ナヅキ竜の証両の甲にそれぞれ宿し五歳を迎える。
かなり読みにくかったので空白を開けてみました。
改善されていたら感想などください。