風俗店裏事情 ※18歳未満閲覧禁止
今回の話は、風俗店スタッフとして勤務していた頃の話。意外な事に自身の職歴の中で、業種としてはバンドマンの次に長く、業界歴は3年半ほど。それはもうね、キャラの濃さでは本当に群を抜いている。
まず勤めたのは大阪のとある、風俗店が集中する繁華街にある有名店から。女性キャストは18歳以上から一番上でも30歳いったばかりの人。スタッフに至っては20代~50代に集中していて、これまた一癖二癖どころじゃない人間だらけ。
まず初っ端の店で経験したのは、はいよく聞きます暴力店。
女性キャストに対する配慮のひとつで、ストーカーには容赦なく、という方針は賛同できました。ただ面白いのは、そのストーカーに対して、もし次名前を騙って女の子に接触して来たら罰金300万円を払う、という念書を書かせた事。効力はどれぐらいあるのか、法律的にはわからないが、やはり相手も悪い事してるって自覚はあったのか泣く泣くサイン。もう次にもその女の子には二度と会えないし、もし接触でもしたら借金地獄自ら飛び込みます!と宣言しているようなものだし。
その店はメンズエステをジャンルにしていた店で、分かりやすく言うとスケベマッサージの店。一応、いかにも風俗なサービスをしてもらいたい場合はオプション料を追加で払う必要があるという、普通の風俗店と比べてちょっとお高いのである。それでいてやはり多いのは“本番強要”。風俗店では絶対に避けて通れない問題。
ソープランドや赤線と呼ばれる新地は、建前上してないと言うところは多いが、風俗のカテゴリの中では本番セットは鉄板のジャンル。それ以外の風俗業種は本番を基本一切認めていない。なのでソープランドと新地以外の風俗で無理やり本番をすれば、下手したら犯罪一歩手前。よく聞く話の、黒服のこわーいお兄さんたち出てきますよ的なシチュエーションを拝めます。メンズエステはもちろん本番禁止の店なので、そういう報告が凄まじく多く対応に辟易。客と喧嘩というのは日常茶飯事。もちろん、女性キャストありきで成り立っている商売だから、キャストが嫌と言えばスタッフは全面的にキャストを擁護する。だがそれとは別問題もあり、店舗内でのスタッフ同士となるとここはよその一般職と似た空気もある。ただ酷いのはブラック企業も真っ青な恫喝。暴力なんて当たり前です。給料もブラック企業真っ青の超低賃金です。
凄まじくストレスを与えられるポジションにいる上に、12時間以上拘束されて給料1日5000円あるかどうか。一端の生活をしたいなら、店長職まで上り詰めるしかなく、しかも店長職になると残業などの縛られ具合が凄まじい。丸5日店舗に泊まり込みと言うのは日常茶飯事。しかも雇用契約ではなく個人事業主契約。時間縛りのない契約なので労基署に行ってもまともに対応してもらえない可能性あり。なので敢えて暴力受けて警察動かした時に労基署に同時に駆け込むと良い。
当面の話題はこの風俗業界での色々を書き連ねます。