表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不完全な私達  作者: 紅井さかな
20/20

終章

閲覧ありがとうございます。

これで完結になります。

至らない点があるかと思いますが楽しんでいただけますと幸いです。


人形で居る事が幸せだという事は間違っていた。でも私は人形を演じていなければ自分を保てなかった。しかしずっとあのまま学校に通い続けていたら私は死ぬ事を選んでいたかもしれない。



どうしたらいいのかわからなくて、日々を乗り越えるのに必死で笑顔を作って、何も考えられなくてただ息をしているだけの毎日だった。



画鋲事件が起きた直後は、悲しくてしょうがなかったけれど、今となってはあの時に「学校にもう行かない」という選択をしてよかったと思う。


そしてあの時カラオケに行っていなければ、楓に出会っていなければ私はどうなっていたのだろう。



人生は苦しい事ばかりだ。「楽しい事もあるよ」って言う人もいるのかもしれない。でも私の人生は断然苦しい事の方が多い。「もっと大変な人なんかこの世の中いっぱいいるよ」、「まだマシな方じゃん」そんな言葉はいらない。理解してもらおうとは思ってない。ただ少しだけでいいから「辛かったね」って寄り添ってもらいたいだけだった。




辛くて、でもどうしたらいいかわからない時は、一つだけでもいい。いつもと違う行動をしてみて。些細な事でいい。そしたら世界が少しだけ変わるから。もし周りが何も変わらなくても、自分の気持ちが変わるから。少なくとも昨日とは違う今日になるから。そうやって毎日、一つずつ何かを変えていけばきっと現状からは抜け出せるから。



人生なんて特に意味はない。生まれた意味も特にない。




皆に無理に合わせる必要なんてない。無理をしているのはきっと相手にも伝わっているだろうし、自分も苦しくなるだけ。自分の事を大切にしてくれない人を、大切にする必要はない。


だから自分の気持ちを大切にして、自分の事を想ってくれる人達へ感謝の気持ちを忘れないで、二度と自分を見失なう事の無いように私なりのペースで歩んでいきたい。うまくいかない事もあるだろうけど。心は軽くなった。





周りの為の「人形」じゃなくて、「私」自身の為に歩んでいきたい。今はそう思えるようになった。




最後の最後まで読んでいただきありがとうございました!!


皆様の心に残る何かがありましたら、幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ