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『少女世界攻略記録』  作者: けゆの民
魔導の神髄と最期の誓い
124/1459

122◇試練は終わり、世界は廻る

私は目を覚ます。

ここはどこ?

私は誰?


ここはギルドの職業診断室。

私は…片瀬花奈。

そう、片瀬花奈だ。


長い試練が終わり解放感から思わず声を漏らしてしまう。


あの『アリス』は恐らく体や動きは偽者だったんだろう。

でもその言葉は、発言は本人の物。


邪推になってしまうかもしれないけど…

最後の返答はアリス側の試練そのままなんだろう。


同時に目を覚ましたらしいアリスと目が合う。


「どうだった?」


「…無事【理断友】になった」


どうやら【理断友】というのが【大賢者】の進化系らしい。


それはそうと私の方は…っと


────────

叡知の図書(グリモワール)

mpを消費し最大6冊の魔導書を顕現させる。

それぞれが異なる権能を持つ。

又、顕現させた魔導書を破壊されるとその魔導書に対応した効果は消失する。

魔導書のhp、vit、耐性は使用者のステータスの10%

1:『愚者』

使用条件:残存mpが最大mpの1割を切る

効果:支配可能呪祟濃度+1、hpの全回復

  神域、呪域の調整範囲拡大

消費mp:残存mp全て


2:『天地』

使用条件:『愚者』が顕現している

効果:『追憶の世界(ロスト・ワールド)』の効果範囲を2倍にする。

物質を創造する際の消費mpが2倍になる


3:『代償』

使用条件:『愚者』が顕現している

効果:str、vit、dex、aglをn倍にする

1÷n時間後に強化したステータス全てがn時間1÷n倍になる


4:『邪悪』

使用条件:魔導書が2冊以上顕現している

効果:支配可能呪祟濃度+1、支配可能呪祟範囲拡大(極大)

消費:顕現中の神域の発動不可


5:『世界』

使用条件:魔導書が3冊以上顕現している

追憶の世界(ロスト・ワールド)』を発動中

効果:『追憶の世界(ロスト・ワールド)』にて物質を創造する際の消費mpが10%になる


6:『創造』

使用条件:『愚者』『天地』『代償』『邪悪』『世界』全てが顕現中。

追憶の世界(ロスト・ワールド)』を半径100m以上で発動中。

死帯享楽(ファイナル・リゾート)』を60分以内に発動済。

残存hpが最大hpの1割以下。

残存mpが最大mpの1割以下。

『秘神』への宣言。

効果:『秘神後継者・1-』発動、全hp、mpを回復、支配可能呪祟濃度+5、支配可能呪祟範囲拡大、『邪悪』の神域使用制限解除。



『秘神後継者・1-』:半径100m以内にある全物質に恐怖、毒、凍結、炎熱の状態異常を付与


────────



まほ…う?魔導…書?

どっちかって言うと呪術とかそんな感じが…

まあいいや。

基本的に何かを犠牲にして他を強化する感じの魔法……うん、魔法だね。

『愚者』は魔法を捨てて神域や呪域をとる。

『天地』はmp効率を捨てて範囲をとる。

『代償』は長期戦を捨てて短期戦をとる。

『邪悪』は神域を捨てて呪域をとる

『世界』と『創造』は……まああれだよ、あれ。

これ絶対秘神の影響うけてるよ…特に最後。

…最後のやつ…第二形態かなって位の性能…

流石に性能がぶっ壊れてる。

原因はなんだろうか…アリスにぼかして聞いておくか。

あ、後『叡知の図書(グリモワール)』にともなって『追憶の世界(ロスト・ワールド)』も微妙に変わってる。

前は

解除後3時間【御伽之城主(ミッシングエリア)】に関する魔術、魔法の使用禁止

っていうデメリットだったのが

御伽之城主(ミッシングエリア)】に関する魔術、魔法(『叡知の図書(グリモワール)』)を除く…って感じになった。


「アリスの試練はどんなのだった?」


「…過去の再現……少しだけ違ったけれど…」


割と似たような感じの試練だったのかな?


「…最後に自分と向き合った」


それも同じ…ならアリスもかなり強い技能を手に入れたのかな?

あ、あれ聞いておこ。


「ステータス見た?」


「…支配可能呪祟濃度って何?」


「アリスはその値何?」


「…2」


「ふーん、私は4だけど…」


「…何を隠してる?」


ふみゅう、一瞬でバレた。


「実は神に会って」


私は核心を話す。


「…それは私も………」


「あ、アリス様にハナさん。おはようございます?」


セリアが起きてきたので話題を変える。

後でちゃんと話さなきゃな。もちろんセリアにも。


「無事に【救聖女】になれたの?」


「はい、バッチリです!」


「アリスは…」


「…【理断友】になれた」


「え?どういうことですか?」


アリスより先に試練に入り状況がわかっていないセリアに説明をする。

そのついでに私も試練を達成した事を話す。


その後は自然に解散となりアリスは何か用事があるらしく街に残るらしい。

セリアはもちろん家に帰るので必然的にぼっちになる。


私は部屋に帰りローズさんがいないことを確認してからベッドに寝っ転がる。


「あぁぁぁ!疲れたあぁぁ!」


活動時間的にはそうでないのかもしれないけど精神的には死ぬほど疲れた1日だった。


あれだけ試練を受けたのに現実時間では5分も経ってないので時間をもて余す。


「このまま寝てもいいけど…」


何かしようかな…?

いや、今日は寝よう。

適当に考え事してれば自然と眠くなるでしょ。


自分の手札でも再確認するか。

まず戦闘に関して…


基本的には『舞踏城(タンゼンシュラウス)』でaglを上げて『純白の十字教会イノセンス・クレルモン』で殴りかかる。

必要に応じてD.E.I.の技を使ったりするけど強敵相手じゃなきゃこれで終わり。


次に相手が強敵だった場合。

追憶の世界(ロスト・ワールド)』を使う。

基本はビルや拳銃、手榴弾でなんとかなるけど模造アリスみたいに何とかならない相手も普通にいる。

だからそういう相手には想像補完魔法…『炎焔の束縛(フレイム・ピラー)』とか『恐慌の神縛(カースド・テラー)虚弱(フェイク)』、『疫毒の蝕縛(ベノム・トラップ)』に『氷凍の停縛ケルビン・ディクリース』を使って対処する。

それでもダメなら…『エクスカリバー』や『空間切断』みたいな即興補完魔法を使わざるをえない。


それで今までならその上でダメなら呪域や神域を使わざるをえなかったけど…これからは変わる。


まずは『叡知の図書(グリモワール)─『愚者』─』を含めた魔導書系統。


それで『世界』まで使い尽くしてなお勝てないなら…『死帯享楽(ファイナル・リゾート)』を始めとする呪域神域を使うことになる。


万が一、ここまで全力を尽くしても勝てない場合は…私には二つだけ鬼札がある。


1つ目が『創造』で全回復。前より強化された状態で全回復できればほぼ勝てる。

2つ目が『創世の廻臨(アトラス・オルビス)』による時間跳躍。

本当に最終手段だし私自身も大幅弱体化するけど最後の希望にふさわしい奥義。


ここまでやってもダメなら…その時はそれが今の私の限界。

諦めて殺されるか…アリス達の救援を願うしかないよね。

それか『秘神朝見』で頼みに行くっていうのも可能性はほぼ0だけど選択肢にいれていいかな?


まとめると…

基本的には超速で動き回ってビルとかの近代兵器で牽制しながら状態異常魔法を撃ち込んでステータスや魔法をドーピングしながら殺しても最低2回は復活できる…

我ながら化け物では?


じゃあ逆に私の天敵はどんな相手だろう。

動きを阻害出来て物理攻撃や状態異常に強くて私よりステータスが圧倒的に上…つまり単純にステータスの暴力で来るような相手はつらいのか。

私がいくら『舞踏城(タンゼンシュラウス)』を使ってもこれ以上の速度かそれに対応できる何かがあればつらいし……まあこんなピンポイントな人いないよね?フラグじゃないよ?


それかhpの回復速度がやばい人?

…まあそれは誰であっても天敵か。


自分の分析はそれくらいにしておいて…

近い内に1人であそこに行ってみよう。

例えセリアが許してくれたとしても、この世界の流儀がそうだとしても、私は私自身のケジメのためにそこにいく。


あ、喉乾いた。

えーと、ポーションでも飲も……ハッ!

これ…やっぱり中毒では?

まあ飲んじゃうんだけどね。

ポーションは煙草やお酒と違って人体に有害じゃないし?

それにmpの回復もしてくれるし?

これ元の世界に帰ったらどうしよう。

禁断症状とかおきないよね?


これがねぇとやってられねぇんだよ!(ポーショングビー)

みたいにはなりたくない。


まあ…便利だからね?ほら、少しだけ…少しだけ…


5本飲んで満足した。

疲れてきたから少しだけ寝よう。

夜ご飯は…さっきのポーションでいっか。

まあ今日中にもう一回起きるでしょ。

だってまだ6時だよ?


というわけで、お休みなさーい。


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― 新着の感想 ―
これは立派なポーション中毒者
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