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それはまるで、物語のように  作者: 大和麻也
現実をバカにしよう
11/20

ろけんろー!

 朝目を覚ましたら、世界は劇的に変わっていた。それはまるで、物語のように。


 二度寝してしまいたい気持ちを我慢して、布団から出る。重たい瞼をこすり、むくんだ足を引きずって、わずかな頭痛を引っ提げながら、やっとのことでリビング辿りつく。コーヒーを淹れたいな、と思いつつも億劫で、ついついXXXを起動してしまう。これをしてしまうと、少なくとも三〇分はその場を離れられなくなるのが毎朝のオチだった。


『きょう、都内で全国小学生作文コンクールの表彰式が開催されました。今年度最も注目されたのは、特別協賛賞です。この賞は、特別協賛としてコンクールの運営に加わっていた、現在若者に人気の音楽家――さんが私費で設けたもので、受賞作品の描写をそのまま自身が楽曲化するという特典が付いています。

 特別賞を受賞したのは、都内在住の小学二年生――さん。作品についてお話を伺うと、あどけない表情で次のように答えてくれました。

「せんげつの、えんそくのことをかきました。いちにちのことを、よくおもいだしてかいたので、たいへんでした」

 作品を楽曲化する――さんは次のように話します。

「自分ではこれを野心的な試みとは思っていません。音楽とはやはりメッセージですから、難解であることに価値はまったくありません。詩的であるよりもむしろ散文的な歌詞でこそと思います。わかりやすいのが一番で、突き詰めれば小学生の感性の中に輝くものがあると思ってこの賞を設けました。作品を僕の世界観の中で輝かせられるよう、全力で取り組みます」

 楽曲化された作品は、今年度中に配信される見込みです』

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