第1話
中学生になった私、竜ヶ峰 美咲。美術部に所属している。
部活をやるつもりなんか、更々無かった。
そんな私がなぜ美術部に入部したのかというと・・・・。
「あっ、居た居た
さぁ今日も楽しい部活の時間だ!」
やたらうざったらしい満面の笑みで近寄ってきている男、神藤悠太。
「うるさい。言われなくったて分かっておる。
ていうか、私に近寄るな」
私はこの男が大嫌いだ。
どんなに冷たい態度をとってもしつこく付き纏って来た。
つねに、笑顔で近寄ってくる。いつもヘラヘラしていて気持ち悪い。
何故私に付き纏っていたのかというと『美術部に入って欲しい』との事だった。
部活なんてめんどくさいから無視し続けていたのだけど負けてしまった。
あのしぶとさに勝てる奴がいたら見てみたいものだ。
「神藤。貴様には言わねばならん事がある。」
「んー?何々??」
「はっきり言うぞ。・…貴様のしている事は最早ストーカーだ。」
「やだな~、美咲ちゃん。今更?って感じだよ?それ。」
くそっ。また、軽く受け流された。
なんで私がこんなにもイライラせねばならんのだ。
「では、もう一つ。私は貴様がこの世の人間の中で一番嫌いだ。大嫌いだ。」
「あはははは。それも分かってるって~。
あ、でも俺マゾとかじゃないんで。」
腹を抱えて大爆笑している。
そんなに私は分かりやすい性格なのだろうか?
「クッ。もういいっ!先に部室に行くっ」
「あ、せっかく教室まで迎えに来た友達にそんな態度!?」
「誰が友達だっ!!誰がっ!?」
そんな事を言いながら私(と神藤)は部室に向かったのだ。
プロローブ読んでくれた人には色々と引っかかる事があるだろうけど
スルーでお願いします(笑)その内分かるので^^