魔術師オリバーの回顧録
人間でありながら、魔物と同じように魔力を持つオリバーは、小さい頃から人々から恐れられ、差別を受けていた。そのため、人が苦手で、普段は人里離れた山奥の小屋で生活を送っており、時々、街へ降りて人や家畜のための魔法薬などを売って、市場などで食料を調達するという生活を送っていた。そんなある日、橋の上で横たわる少女メイメルと出会う。彼女もまた、ドラゴンの末裔とされる民族で、差別や迫害に苦しんでいた。オリバーはメイメルを助手として雇い、魔法薬の調合や、人里に降りて商売をしたり、妖精や魔族との交流を通して、メイメルも魔法を学んでいく。そして、オリバーの夢を託されるようになる…