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炎の剣

 どこへ向っている・・・? 前方から流れて来る道路標識を眺めていた。

 ダム湖、そんな所へ向かって何をする気だ? これを回避するにはどうすればいい?


   *


「ここは何処?」

 無言。

「止まって!」

 無言。

「止まれっ!!」

 何かに衝突して車は急停止。妹が車外へ投げ出される。

「お母さんっ! 美咲が外にっ!!」

 ここまで。


   *


 そして、ここから。

「色々と回避して来たのに何でこうなるかな? 消えたけりゃ一人で消えれば良かったのに・・・」

 右拳が顔面に向かって来たので左へ移動、左掌を右腕に当てる。

 刀傷のようなものが右腕に現れる。

「掌が当たると斬れるよ。こうした方が分かり易いかな?」

 握った左手に燃え盛る刀身を具現させる。

「こんなの持ってたら卑怯かな? 車の発煙筒でも使うかい? 待っててやろうか?」

 間合いを詰めて来る。しかし、それは剣持った相手に対する間合いではない。

 袈裟斬りし、振り返り、もう攻撃して来ないのを確認する。

 そこまで。


   *


 今までのは2人だけの空間。現実の父はシートベルトを体に喰い込ませて気絶している。

 美咲の怪我は防げなかった。


   *


 さて、パーキングに公衆電話があったか、非常駐車帯に通報電話があったか。

 まだ涼しい春の夜を駆けた。

 過去に文章を投稿したことがあります。その時の感想文内で「これの他に、元になっている作品が有ると存じます」というものがございました。はい、当作が該当作品でございます。まだ書いてもいない文章の存在を見破った読解力には恐れ入りました。当作がそのお方に届くことを切に願います。

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