12·ソサエティ
映画を観たよ。「四畳半でか?」。
ま~……それに近いかな、アタシらの居場所は。
'その映画'観たの60分くらい前ね。
「そのまんまだな」。
嫌な事?思い出したよ。「それは随分ネガティブだな……」。ああ……
その思い出した'嫌な事'?
「間違いだったのかな?あの選択は」
今となっては、だね。
きっと?現時点が忘年会……時期たからかな……?「うん」
羽生選手が……冠……に、成った頃かな。
「俺達?俺……お前か、自問自答を繰り返す事が多くなってた時期か」。
仕事と友達、選ばなければ、ならない……
あの時の事をよく覚えてるよ。
「あの時……」
「社会に出て……初めて上司を取るか、先輩同僚を取るか……だ」。うん……
「先輩を取ったんだ」。そう……
[『馬鹿だよ、お前は』]
「鵜沢先輩に、そう……そう言われたな……」
ある意味出世に繋がる分岐点かな。
「だけど鵜沢先輩、喜んでくれたな」。うん
出世には興味無いアタシ達だけど、もし……?
もし?があったら
「4年くらい早くチーフ、主任に成ってたかな」。
「この話読んでくれてる未だ……どこにも勤めてなくて、縦社会に翻弄されてないヒト」
「こんな俺達でも人生?の分岐点が いくつか有る……有るから」。
本当に有るんです。リアルはラノベより奇なりって事です。
「来年から戦場に向かうヒト、君達に幸あれ」。
きっと、誰であれ有る、分岐点が。
そうアタシは思う。




